いい睡眠こそ究極のヘアケアだ! 美髪と睡眠の密な関係

健康でハリのある髪の毛は、夜寝ている間につくられることをご存知ですか? 今回は、いい睡眠と美髪の関係をひも解き、美髪をつくる夜の過ごし方やヘアケアなどを紹介します。 解説していただいたのは、身体の内側・外側からうるおい美髪をつくるための情報発信をしている毛髪診断士の大塚まひささんです。
昼間傷ついた髪は、寝ている間に修復される
「髪がパサついてまとまらない」「ツヤがない」「細くなってコシが失われている」など、私の元には髪についての悩みがたくさん寄せられます。でも、正しいセルフケアの方法を知れば、それほど心配することはありません。
美髪をつくり、キープするためのキーワードは、「いい睡眠をとること」。これは断言できます! 髪の質を左右するのは頭皮や毛根です。日中に紫外線などによるストレスで傷ついた頭皮の細胞は、夜寝ている間に分泌される成長ホルモンによって修復され、健康な状態を取り戻します。髪と睡眠には、とても深い関わりがあるのです。
いい睡眠がとれないと、白髪やうねりを引き起こすことが
いい睡眠がとれないと、細胞の修復がうまくいかず、髪に次のような影響が現れることがあります。
・細くなる
・薄くなる
・白髪が増える
・うねる
など
いい睡眠を得るためのポイントは、次の2点です。
Point1 食事は寝る4時間前にはすませる
Point2 遅くても夜11時にはベッドへ入る
このほか、眠れないときは、枕にエッセンシャルオイルを数滴垂らしてみてください。たちまちリラックス効果が高まり、スムーズな眠りに導かれます。
寝る前のブラッシングを習慣に
いい睡眠に配慮するのと同時に、夜のヘアケアにも気を配ることが必要です。私自身も、次のことは必ず実践しています。
1.寝る前に頭皮と髪のブラッシングを正しく行う
2.頭皮のマッサージをして、頭皮を柔らかくしリラックスさせる
3.髪はドライヤーで乾かし、濡れた状態で寝ない
1で紹介している「正しいブラッシングの方法」について説明しますね。ブラシの先が頭皮に優しく当たるようにしながら、髪に摩擦が起こりにくいようにゆっくりとブラシングします。
・額の生え際→頭頂部
・右耳の上→頭頂部
・首の付け根→頭頂部
・左耳の上→頭頂部
という手順で行います。あらゆる角度から頭頂部に血流を流すようなイメージで、一度のブラッシングは50回が目安です。
スカルプブラシで頭皮の皮脂もしっかりケア
頭皮と髪のブラッシングには、スカルプブラシがおすすめです。スカルプブラシとは、髪が乾いても濡れていても使える万能ブラシのこと。シャンプーするときに使うと、髪の汚れを落とすと同時に、頭皮の毛穴の皮脂も取り除いてくれます。マッサージ効果で、頭皮の血流を促進するメリットもあり、使うほどに、髪のツヤやハリが戻ってくることを実感できるでしょう。
髪のトラブルに悩んでいる人は多いのに、自分で解決できる(セルフケアできる)ことを知らない人がほとんどだと感じています。美しい髪は、自然に生えてくるのではなく自分でつくるものです。日々のヘアケアの積み重ねと、質のいい睡眠で、何歳からでも髪は美しくよみがえりますよ!
取材・文/内藤綾子
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薬剤師、毛髪診断士、漢方臨床指導士
大塚まひさ(おおつかまひさ)
漢方に出会い、月に80錠飲んでいた頭痛薬をやめ、万年のストレスニキビから解放された経験を持つ。漢方で紐解くと、頭痛も肌荒れも身体の中の乾燥が原因だったことがわかり、身体の内側から潤い肌を創る専門家を育成する「うるおい漢方®」講座を開講。身体の内側から潤うための「うるおい美漢茶®」ブランドオーナー。うるおい漢方を伝える中で、髪に悩む女性が多いことに気づき、毛髪診断士を取得。身体の内側、外側からうるおい美髪を創るための情報発信をしている。
公式ホームページ https://bikancha.com/
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