旅の専門家が実践する「私の安眠法!」

旅の専門家は、「どこでも眠れる安眠法」を持っているものです。そこで、旅と仕事を両立するスタイルで長期滞在型の旅の経験が豊富なフリーランスライター/広報PRの小林香織さんに、旅先でもぐっすり眠れる鉄板の安眠法を教えていただきました。熟睡に導くひとつのアイデアとして、参考になる情報が満載です!
ホテルの立地条件は「眠りの質」を大きく左右する
私は年に4〜5回は旅行へ出かけています。最近は、住所を持たず、海外に短期移住して現地に住みながら(こうした、定住せず移動するライフスタイルは「アドレスホッパー」とも呼ばれます)、ときどき観光も楽しむスタイルを楽しんでいるんですよ。
ちなみに今年は、
2月:フィリピン・セブ島
3〜4月:タイ・バンコク
6〜7月初旬:マレーシア
7月中旬〜末:ヨーロッパ(オランダ・ベルギー・アイルランド)
に行きました。ヨーロッパ以外は短期移住です。
そんな旅慣れた私が宿泊先を選ぶときは、中心地へのアクセスがよいこと、1人1台の専用ベッドがあること、そして騒音が少なく、静かな環境であることの3つを重視しています。
以前、タイのバンコクで宿泊したホテルがクラブの真裏にあり、深夜2時を過ぎても大音量の音楽が鳴り止まず、うるさくて一睡もできなかった経験があります。繁華街にあるホテルは便利ですが、深夜まで騒音まみれの可能性があるので注意が必要です。それ以来、予約する前にインターネットの口コミを熟読し、周囲が静かな場所なのか、周囲の部屋から音漏れなどがないかチェックすることを欠かしません。
ただ、海外のホテルを選ぶ場合、静かであることと同じぐらい「治安がよいこと」も重要なので、とくに1人旅や女性同士の旅の場合は、その国の治安状況によって選択の基準を調整してみてくださいね。
旅先で良質な睡眠をとる安眠法には「安眠グッズ」が欠かせない
旅行を思いきり楽しむためには、良質な睡眠をとって十分に身体を休め、昼間の活動につなげることが必要です。
快眠を助けてくれるアイテムとして、私が手放せないのは耳栓。私はシリコン製の、耳にフィットするタイプを愛用しています。音をシャットアウトすることで、環境が変わっても深い眠りの世界に入りやすくなります。耳栓はとても小さくてなくしやすいので、予備を持っておくことをお忘れなく!
ラベンダーなど、リラックス効果の高い香りをかぐのも安眠に導いてくれます。アロマオイルやアロマスプレー、香りのついたボディクリームも手軽でよいですね。
また、旅行先や飛行機内ではアイマスクも重宝します。私はごく一般的なものを使っていますが、温まるタイプのアイマスクだと、より深い睡眠を促してくれると思います。
「環境が変わると、なかなか眠れない」という人は、昼間の観光でたくさん歩いて身体を積極的に動かしてみては。宿泊先に戻ったら、お風呂やシャワーでリフレッシュして、寝る前はスマホやパソコンから離れて強い光を浴びないようにすると、心地よい疲れとともに、スムーズな眠りにつける安眠法になるのではないでしょうか。
お酒の飲み過ぎ、夕方以降のカフェイン摂取に気をつけて
旅行先の過ごし方で私が注意しているのは、お酒の飲みすぎです。お酒をたくさん飲むと寝つきはよくなりますが眠りが浅く、夜中に目が覚めてしまううえ、翌日のコンディションにも影響します。
また、18時以降にコーヒー(カフェイン)を摂取しない、深夜に飲食しない、刺激の強いドラマや映画を見ないといったことも心がけています。ただでさえ旅行中は興奮することが多いのに、刺激を与えすぎると脳が覚醒してしまうので(笑)。
とはいえ、やっぱり「旅先での夜を楽しみたい!」という思いは捨てきれないですよね。私もつい飲みすぎたり、夜ふかししたりしてしまったりすることも。そんなときは、翌日の午前中は予定を入れず、「ゆっくり休んでOK」くらいのゆるいスケジュールにしておくと、焦らずに旅を楽しむことができます。
快眠できるかどうかは、旅の印象を大きく左右します。皆さんも、旅行がワンランク充実したものになるように安眠法を見つけてくださいね!
取材・文/内藤綾子
関連するキーワード

フリーランスライター/フリーランス広報・PR
小林香織(こばやしかおり)
ノマドライフに憧れてOLからフリーライターに転身。4年半で旅・働き方などをテーマに、700以上の記事を執筆。インタビュー記事・PR記事・コーポレートサイトまで幅広く担当。これまでに13カ国を旅しており、旅と仕事を両立させて、1つの国に長く留まるスタイルがメイン。2019年からフリーランス広報PRもスタート。
https://love-trip-kaori.com/
※記事内の写真・文章・価格・人物などは記事の更新日時点での情報となります。
現在の情報と異なる場合もございますので、ご了承ください。
大塚家具のLINE公式アカウント!
続けて読みたい!あなたにオススメの記事