今すぐ快眠できる環境にする! 寝室掃除のポイント

夜の暑さが続き、快眠とはほど遠い環境。せめて寝室をキレイな状態にキープし、少しでも気持ちよく眠りにつきたいものです。そこで、一般社団法人日本清掃収納協会で清掃マイスター2級認定講師を務める松本富美さんに、寝室掃除のポイントを解説していただきました。
布製品や家具の隙間が汚れポイント
寝室は、疲れた身体を休め、明日への活力を養う場所です。寝室が汚れていると、汚れた空気を吸い込みながら寝ることになり、快眠できず身体がゆっくり休めません。ハウスダストによるアレルギーなど、健康への影響も心配です。寝室は家の中のどこよりも、清潔な環境を保ちたいエリアと言えるでしょう。
寝室の具体的な汚れの正体は主に、フケ、皮脂、ホコリ、花粉です。布団、衣類、カーテンなどの布製品が、特に汚れています。また、細かいホコリはベッドヘッドやベッドの下、家具の隙間などにたまりやすいので要注意。天井のくすみも見落としがちなので必ずチェックしてください。
掃除のプロが教える基本的な手順
快眠できる環境にするために、寝室掃除の基本的な手順を説明します。毎日できると理想的ですが、忙しい場合は、週1回は行うようにしましょう。
1.ハンディワイパーなどで床やベッド下のホコリを取り除く
2. ハンディワイパーや乾いた布で、カーテンレール、壁、ベッドヘッドのホコリを取り除く
3.枕カバーやシーツをはずして洗濯する
4.ハンディワイパーで再び床のホコリを取り除き、掃除機をかける
5.床の雑巾がけをする
上記の手順を「一度にやるのは大変そう」という人には、以下の方法がおすすめ。
・ベッドの横にハンディワイパーを置き、朝起きたときにベッドヘッドなど目立つところのホコリをササッと拭き取る
・ベッドの横にコロコロクリーナーを置き、寝具カバーについている髪の毛やフケを取る
・シーツの洗濯が面倒であれば、枕カバーだけでも毎日洗濯する
といったことをひとつでも、毎日の習慣にできたらいいですね。
家具の裏やカーテンのカビにも注意
寝室は北側に設計されていることが多く、汚れだけでなく湿気も気になります。窓のサン(骨組み部分)、家具の裏の壁、カーテンの裏などは湿気が多くカビが発生しやすい場所です。次のような工夫をして湿気対策をしましょう。
・結露取りシートを貼る
・サーキュレーターなどをまわし、こまめに換気をする
・抗菌機能付きのカーテンやブラインドを使用する
・除湿器や空気清浄器を使用する
掃除のあとは、快眠できる環境づくりを
掃除が終わったら、仕上げに快眠のための環境づくりも心がけてみませんか。
・寝る前に好きな香りのアロマオイルを炊く
・間接照明を利用して、ほの暗い明かりで眠りモードへ導く
・夏の睡眠に快適なのは、温度24~28℃、湿度50%前後と言われているので、エアコンや寝具で調整する
といった工夫で、快眠環境がグンとアップします。
寝室がキレイになると、掃除の楽しさにも気づきます。ぜひ習慣化して気持ちよい寝室をキープし、快適な睡眠につなげてください。
取材・文/内藤綾子
関連するキーワード

一般社団法人日本清掃収納協会 清掃マイスター2級認定講師
松本 富美(まつもと とみ)
住宅関係の職場で長く働き、そのころから清掃の大切を実感。多くの人に「楽しい清掃」を知ってもらうために講師となる。
※記事内の写真・文章・価格・人物などは記事の更新日時点での情報となります。
現在の情報と異なる場合もございますので、ご了承ください。
大塚家具のLINE公式アカウント!
続けて読みたい!あなたにオススメの記事