価格別! こだわり寝具で快眠投資
INTERVIEW

人生の1/3〜1/4の時間を占める睡眠。よりぐっすりと眠れる寝室を整えるための買い物は、よりよい人生への投資とも言えます。そこで、睡眠に詳しい大塚家具のスリープアドバイザーに、快眠を得るためのおすすめの寝具について、10万円、30万円、50万円の予算別に聞きました。
寝具への知識をアップグレードしながら、上手に快眠投資!
-寝具に上手に投資するコツは?
お客さまのお話を伺うと、ほとんどの方が眠りに対して何らかのお悩みを持っていらっしゃいます。そして、それを解消するために、よりよい寝具を探していらっしゃるんですよね。寝具を変えることでぐっすりと眠って、日中を快適に過ごしたいという思いは、皆さん同じなのではないでしょうか。
ただ、ぐっすり眠るための寝具選びは、なかなか難しいという声も聞きます。印象的だったのが、「今まで寝具をいろいろと買い替えたけど、まだ本当によいと思えるものに出会ったことがない」というお客さま。お話を伺っていると、「昔から、硬めのしっかりとした寝心地のマットレスがよいと言われて、それを選んでいる」とのことでした。
しかし、実際に私たちがおすすめしているマットレスは、構造自体はしっかりとした強さがあるものの、表面はやわらかくソフトな寝心地のものです。
クッション材の詰め物が身体への当たりを和らげ、より理想的な寝姿勢をサポートしてくれるからです。それをお話しして、いろいろなマットレスを寝比べていただいた結果、お客様が選んだのはやわらかめの寝心地のマットレスでした。すごく気に入ってくださって、その時はご主人様がお求めになったのですが、後から奥様にも追加でご購入いただきました。
マットレスなどの寝具はどんどん進化していますし、寝室の環境も昔と今では違いますよね。安いお買い物ではないので、店頭の専門家などにも相談しながら、ご自分に合ったものをしっかりと見極めることが、快眠への投資につながると思います。
【10万円の快眠投資】高品質の羽毛肌掛け布団で、夏もぐっすり。
-予算10万円前後で、快眠のために投資をするなら?
これからの夏の季節なら、羽毛の肌掛け布団ですね。なかでもおすすめは、ホワイトマザーグースのダウンを使った高品質の羽毛布団、『ダウナ』の肌掛け<シングルサイズ:118,000円(税込)>。羽毛の充填量が400gで、持っていただくと空気のように軽やかです。
羽毛布団と聞くと、暑くて夏には向かないというイメージがあるかもしれませんが、私たちは1年中おすすめしています。夏に綿のタオルケットをお使いになる方も多いと思いますが、吸水性は高いものの、実は発散力があまり高くありません。結果、水分を含んだ布を身体にまとっているようで、不快に感じられる場合もあります。また、最近は夏にエアコンを使われる方も多いので、身体を冷やしてしまうことも。
一方、吸湿・発散性に優れている羽毛布団は、汗を吸収して発散する力が強いので、べたつき感も少なく、冷えすぎることもありません。マンションなど気密性の高い寝室環境ですと、肌掛け布団で秋まで快適にお使いいただけると思いますよ。
【30万円の快眠投資】セミダブルの体圧分散マットレスでゆったり。
-予算30万円前後で、快眠のために投資するなら?
ご予算が30万円前後でしたら、マットレスと枕をセットでお求めいただくのはいかがでしょう。マットレスも、シングルサイズではなく、少し余裕のあるセミダブルであれば、ゆったりとした眠りにアップグレードできますよ。
レガリアというブランドの『サークレット』セミダブルサイズ<159,000円(税込)>に、同じくセミダブルのボトムクッション<99,900円(税込)>を合わせて。あとは、実際にマットレスに寝たときの身体のラインに合わせて、枕を一緒に選ぶのがベストです。
ボトムクッションとは、ベッドフレームのようにマットレスを載せる台のことで、内部にはマットレスと同様にスプリングが入っています。よくホテルなどで使われていますよね。マットレスとボトムクッションの2つのバネで身体を支えるダブルクッション仕様にすることで、より体圧分散性に優れた寝心地をつくりだします。
また、耐久性も上がってマットレスの持ちがよくなる、空気が対流されて抜けがよくなるので衛生的といった利点もあります。
今回おすすめしたマットレスの『サークレット』は、ポケットコイルを使っていて、身体のラインにフィットする体圧分散性に優れたモデル。中央部分はコイルの密度を高め、腰部の沈み込みを支えるセンターハード仕様になっているのも魅力です。詰め物のクッション層も充実していて、やさしい身体当たりになっています。
マットレスによっても身体へのフィット感は大きく違います。レガリアの『サークレット』のように、身体当たりのやさしいマットレスは身体のラインに合わせて沈み込むので、枕は低めのタイプを選ぶのがポイント。
おすすめは、『アダプティブピロー』というウレタン素材の枕です。体格に合わせてハイタイプ<17,800円(税込)>、ロータイプ<15,600円(税込)>が選べますが、ハイタイプでも高さは100mm。ぜひ、実際に使うマットレスに横になって、合わせて選んでほしいと思います。
【50万円の快眠投資】寝具のトータルコーディネートで眠りを一新。
-予算50万円前後で、快眠のために投資するなら?
もしも、ご予算を50万円で設定するなら、ハイグレードな快眠環境をトータルコーディネートするのをおすすめします。理想的な寝姿勢をつくるマットレス、軽くてサラッとした掛け布団、肌触りが心地よく、リラックスできるシーツやカバーリング。今まで寝具にあまりこだわりをお持ちでなかった場合は、寝具すべてを変えたら眠りも一新するのではないでしょうか。
例えば、マットレスでは、30万円の快眠投資でご紹介したマットレスから、さらにグレードを上げたレガリア『インシグニア』のセミダブルサイズ<214,000円(税込)。ボトムクッションと合わせて<99,900円(税込)>。
掛け布団は、ご予算10万円前後でご紹介した、羽毛布団、『ダウナ』の肌掛けシングルサイズ:118,000円(税込)>。
ベッドパッドには、吸湿発散性にすぐれたテンセル素材の『Nアーブル』<セミダブル:21,500円(税込)>。
シーツやカバーには、夏におすすめの二重ガーゼ『マレ』シリーズはいかがでしょう。肌触りが心地よく、カラーバリエーションも人気の新商品です。
ベッドパッドの『Nアーブル』で使われているテンセルは、涼感素材。ユーカリから生まれた天然素材なのですが、綿や麻よりも吸湿・発散性がよいということで、最近人気が高まっています。
シーツやカバーリングの色は、夏らしいブルーのボックスシーツと枕カバーに、落ち着きのあるトープ色の掛け布団カバーを合わせると、爽やかさの中に落ち着き感のあるコーディネートになりますよ。
趣味にお金をかける方、グルメにお金をかける方など、お金のかけどころは人それぞれ。どこにお金をかけるかを選ぶのは、けっこう難しいですよね。私は職業柄、最近は寝具に投資するようにしていますが、以前はそれができず、失敗して後悔したこともあります。でも、何度も買い替えるより、よい寝具を長く使えればベストですよね。
納得して長く使えるマットレスや掛け布団に投資して、ぐっすり眠って、そのぶんお仕事もがんばる(笑)。私は最近、そんな風に考えています。
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レガリアの紹介ページはコチラ
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ダウナの紹介ページはコチラ
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*記事中で表示した商品については、商品モデルの入れ替えなどに伴い、内容が変更になる場合もあります。
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大塚家具 スリープアドバイザー
鑓田 浩司(やりた こうじ)
大塚家具 南船橋店
プランニングチーム アシスタントマネージャー。インテリアコーディネーター、照明コンサルタント、窓装飾プランナー、整理収納アドバイザー2級。あらゆる資格を持ち、お客さまのさまざまなニーズに対応したいと思っています。リピーターのお客さまが多く、ご指名も多いのを励みに仕事に取り組んでいます。
【スリープアドバイザーとは】
睡眠研究機関である「スリープ研究センター」が認定している資格。睡眠の専門知識に関する講座を受け、試験に合格した人だけが名乗ることができます。大塚家具では、各ショールームでスリープアドバイザーがお客さまのよりよい睡眠のための相談役として活躍しています。
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