睡眠時間が足りない!多忙ビジネスマンの時間管理術

忙しいビジネスマンは、睡眠を削って仕事や遊びに没頭しがちです。睡眠時間が足りないと、ビジネスのさまざまな場面で悪影響が出ることも。そこで、2つの法人を経営する女性起業家であり、ビジネスマン研修で多くのマナー指導を行うビジネスマナー研究所代表の藤村純子さんに、睡眠不足のデメリットや、多忙な中でも睡眠時間を捻出する時間管理術などを伺いました。
昼は仕事、夜はデートで睡眠時間が足りない!
最近のビジネスマンは、働き方改革により時間内で仕事を終了するために、昼は頭と身体をフル稼働し、夜はデートや習い事へと、忙しい毎日です。うまく自己管理ができずに睡眠時間が足りない状態が続き、疲れたまま出社する方も多く見受けられます。
睡眠時間が足りないと、そのままビジネスに影響します。仕事の能率が悪くなり、思考が停止したりミスが多くなったりすることも。顔がむくみがちになり、相手からの印象もよくありません。
睡眠時間を生み出す時間管理術
多忙で「睡眠時間が足りない」というときは、時間管理を工夫する必要があります。具体的には、次のことを実践してみてください。
時間管理術1 移動時間を睡眠時間に
外出時や出張時の移動時間は、スマートフォンをいじったり、パソコンで仕事をしたりしがちです。でも、移動は案外疲れるものです。電車や飛行機などの交通機関を利用しているときは、睡眠補給をしてみては。
時間管理術2 タイマーで労働時間を計る
ひとつの仕事を仕上げるのに「30分以内」「1時間以内」などとリミットを決め、タイマーを使って集中して取り組みます。周りのスタッフに「30分集中します!」と言っておくこともポイントです。ダラダラ仕事をすることがなくなり、メリハリがつきます。
時間管理術3 会食時は「○時には失礼します」と宣言
会食の仕事があるときは、「翌日早いので、22時には失礼します」などとあらかじめ言っておきましょう。相手に失礼がなく会食を抜けて帰宅でき、寝る時間が遅くならずにすみます。
よく寝ると、アイデアがひらめくことも!
私はときどき、即決できない案件があるときやアイデアがわいてこないときは、睡眠を頼りにしています。寝る前に「どうしたらいいか、答えが出るといいな」とつぶやいて寝ると、翌朝ないし数日後に、ふとよい考えがピカッ!とひらめいたりするのです。睡眠は、頭の中の整理にも役立っているのかもしれません。
ビジネス上で、睡眠は私の“パートナー”でもあるので、大切に思っています。上質な睡眠を得るために、夏のお風呂はシャワーでサッとすませるのではなく、湯船につかって身体をゆっくりと温めています。ベッドの中では笑顔を作ってから目を閉じると、よい気分で眠れる気がします。これが一番の快眠法です。
「睡眠時間が足りない」と思っている方は、上記の時間管理術を試すことから始めてみませんか。睡眠を味方につけながら、ぜひビジネスチャンスを広げてください!
取材・文/内藤綾子
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一般社団法人日本接客リーダー育成協会・ビジネスマナー研究所株式会社 代表 女性起業家
藤村純子(ふじむらじゅんこ)
中央大学卒業後、チャイナエアラインとANA国際線のCA その後、医療接遇の講師、ANAグループのマナー講師を経て、接客戦略コンサルタントに。現在は、講師を育成する日本接客リーダー育成協会・ビジネスマナー研究所株式会社 代表。著書3冊。
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