風水を寝室に取り入れ、運気を上げる睡眠を! 第2回

寝室のコーディネートに風水を取り入れれば、眠っているだけで運気がアップできるかも! そこで、風水ライフスタイルプランナーの安藤さんと尾崎さんに、風水の基本的な知識から、寝室におすすめのカラーや小物、自身の寝室づくりといったお話を2回連載で聞きました。第2回は、「やってはいけない! 風水インテリアのNG」というテーマを中心にお届けします。
第1回の記事「風水を寝室に取り入れ、運気を上げる睡眠を! 第1回」はこちら
成功者の寝室は、必ず整理整頓されている!
──「こうすると運気が下がる」という、寝室でやってしまいがちなNG風水を教えてください。
NGその1 モノが多く、片づけられていない
仕事上、たくさんのお宅を拝見していますが、モノであふれてしまっている寝室が少なくありません。例えばクローゼットの扉が開けっ放しだったり、寝室の壁に洋服が沢山かけてあったりと。
風水では、朝目覚めて最初に見る、聞く、嗅ぐなど、五感に直結した感覚がとても大切です。朝、目覚めて初めて目にするお部屋の風景が、モノがあふれていると、そこで気が滞ってしまいます。
一日を気持ちよく元気にスタートするためにも、すっきりして自分の好きなモノやお気に入りのモノを目にすることが、潜在意識にとっても重要になります。
お部屋の運気を上げるポイントとして整理整頓に気を配ってください。
今まで、1000件以上のお宅や事務所を拝見していますが、お部屋の好みは違っても共通していることがあります。成功者と言われている運気が上がってきている方々は、寝室だけでなくお部屋のすべてがホテルのように整理整頓されていること。人は整った環境にいつもいると運気が上がり、モノがあふれている場所にいると運気がだんだん下がってくるのです。
ベッドの下にモノを置いていませんか?
NGその2 床に直接モノを置く、ベッドにモノを置く
床にカバンなどを直接置いていませんか。また、洋服などをベッドの上に脱ぎっぱなしにするのもやめましょう。床は陰の気がたまりやすい場所。大切なカバン等は必ず棚の上に。洋服はハンガーにかけてクローゼットに。
NGその3 ベッドの正面や脇に鏡がむき出しに置いている
鏡は寝ている時にも人のパワーをダウンさせると言われています。寝姿がうつらないように場所を移動するか、布などで鏡をカバーしましょう。
NGその4 ベッドの下にモノを置く
ベッドの下にスペースがあるとモノを置いてしまいがちです。寝ている間中、さまざまなモノの気を受け続けてしまうのでおすすめできません。ベッドの下はできれば何も置かずに、風通しよくスッキリさせてください。ベッドの下のホコリも掃除してくださいね。
NGその5 天井のハリ
部屋の天井にハリがある場合も注意が必要です。ハリはとがった槍の如く「気」が直接さすということで気を付けなければいけません。心地よい睡眠をとるためにはベッドや布団の位置をずらすか、枕の位置を変えるなどして、就寝中にハリが真上にこないよう調整してみましょう。
眠っている間に電磁波が気を乱している
NGその6 人形やぬいぐるみを飾る
人形やぬいぐるみを飾ると、寝ている間によい気が吸い取られてしまうため、寝室にはNG。別の部屋に飾るスペースを作りましょう。
NGその7 枕元にスマートフォンを置く
アラーム機能などが便利なので、枕元にスマートフォンを置いて寝る人は珍しくありません。しかし、スマートフォンの発する電磁波は気を乱す性質があります。気は頭で整えられているので、スマートフォンは枕元ではなく、ちょっと離れたところに置いてください。
風水のプロが実践している寝室・睡眠とは?
──おふたりの寝室で取り入れている風水を教えてください。
寝室の環境を整えよりよい睡眠をとるために、アロマオイルを活用しています。アロマは植物のパワーを凝縮したもの。寝る前によい気を身体に取り込み、心身の疲れも取ってくれます。睡眠に作用するラベンダーに、ベルガモットをブレンドするのが気に入っています。
また、寝るときのベッドの方角は、北枕にしています。北枕は縁起が悪いとされていますが、風水では吉方角。地球には磁場があります。日本の磁場の流れは北から南へと流れるので、北枕で寝ると、頭から足に向かって磁力が流れ、地球のエネルギーを全身に蓄えられるのです。
あとは大好きな絵画を飾り、お気に入りの写真たてに家族写真や自分が行きたい場所の写真等を飾っています。
寝室をパワースポットにするためには、こまめな掃除も重要です。仕事や他の家事で忙しいと、寝室のすみずみまで毎日掃除することは到底できません。そこで、毎日3~5分くらいを目安に、「今日は棚のホコリを拭く」「明日は窓拭きをする」など寝室の1~2カ所を掃除していくと、いつでも寝室がキレイになります。掃除に負担をかけないことは、毎日続けるうえで大切だと思っています。
──睡眠で心がけていることはありますか?
一日過ごして人やモノから受けた雑気を浄化させるために、寝る前にお風呂にゆっくりつかります。リラックスもできるので、寝つきがよくなります。
ベッドには夜12時までに入るように。睡眠は、身体を休めて体力を回復させることが知られていますが、気を充電するという目的もあるんですよ。充電させるのに適したゴールデンタイムは、夜の10時~深夜2時と言われています。この時間帯の間に寝ることを習慣づけています。
──最後に、読者へメッセージをお願いします。
「風水を取り入れた寝室づくりをしたい」という人は、「仕事で成功したい」「健康を維持したい」と向上心をもって運気を上げたい方が多いと思います。今回は風水インテリアのポイントを紹介しましたが、寝室環境を整えることがゴールではありません。
気の流れのよい寝室をつくることで、本来持っていた自分のパワーが十分に発揮され、目的の達成へとつながっていくのです。風水はそのためのツールと考え、ワンランク上の自分になるために役立ててください。
文/内藤綾子
風水ライフスタイルプランナー
尾崎有紀子さん
(株)パルナス取締役。インテリアスタイリングプロ会員。風水学を16年学び、風水を取り入れたインテリアリフォーム、リノベーション、 風水を取り入れたインテリアコーディネートなど笑顔と元気の住空間環境を提供している。
風水インテリアアドバイザー
安藤浩美さん
(株)パルナス代表取締役。20代のころよりインテリア空間向上のためにアートギャラリーを姉妹で立ち上げ、今年創業30年。風水学を16年学び、住む人が 笑顔と元気になる住空間環境を提供、開運セミナーなど主催。
(株)パルナス HP:https://parnasse802.jimdo.com/
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内藤綾子(ないとうあやこ)
東京出身。保険会社でOLを経験したのち、編集プロダクションに転職してライター業をスタートさせる。
出産を機にフリーとなる。ビジネス、家庭、健康、育児、教育に関連する記事を雑誌やWebで執筆するほか、書籍の企画・構成なども行う。
※記事内の写真・文章・価格・人物などは記事の更新日時点での情報となります。
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