風水を寝室に取り入れ、運気を上げる睡眠を! 第1回

寝室のコーディネートに風水を取り入れれば、眠っているだけで運気アップができるかも! そこで、風水ライフスタイルプランナーの安藤さんと尾崎さんに、風水の基本的な知識から、寝室におすすめのカラーや小物、自身の寝室づくりといったお話を2回連載でお聞きました。第1回は、「寝室をパワースポットにするには?」というテーマでお届けします。
第2回の記事「風水を寝室に取り入れ、運気を上げる睡眠を! 第2回」はこちら
風水は、自然の運気を取り入れる環境学
──「風水を取り入れると開運できる」という程度の認識は誰にもありますが、風水のことを正確に知っている人は少ないと思います。
そうですね。風水は、大地のエネルギーを読むこと。この見えない「自然の運気」の流れを知り、開運に導く「環境学」です。そして天人地の3つの運気のバランスを取ることで運を引き寄せていきます。 ときどき、占いやスピリチュアルと混同している人がいますが、まったく違います。
風水では、「気」が重要です。気は目に見えませんが、必ず存在する波動エネルギー。よい気を整えて願いが達成しやすい行動、思考になる環境を作り出すのが風水インテリアです。まさに、家の中がパワースポットになりますよ。
──風水において、寝室はどのようにとらえられているのでしょうか。
風水では睡眠を非常に重要視しています。ですから寝室は重要な場所です。私たちは日々生活していると、気がつかないうちに人やモノなどからさまざまな気を受けて「雑気(まじりけ)」まみれになっています。良質な睡眠を取ることで毎日の疲れをとり、不要な気を除いて良い気を充電しています。深い睡眠をとるほど、身体がよい気で満たされます。朝起きた時に前日の疲れがとれて「これが本当の私」と元気になる場所。それが寝室です。快適に眠る環境を整えれば、寝室はこれ以上ないパワースポットとなるのです。
「陰陽」という風水の考え方を寝室に取り入れて
──風水インテリアで、多いのはどのような相談ですか?
「とにかく運がよくなりたい」「会社を大きくしたい」「「体調を良くしたい」「良縁に恵まれたい」とご要望はさまざまで、目的に応じた風水インテリアを提案しています。特に寝室は、その人の「元気」の源。健康運が大きく左右されます。
──寝室のコーディネートで運気アップさせる風水ポイントを教えてください。
風水の基本的な考え方に「陰陽五行説」があります。世の中のものはすべて「陰」と「陽」にわけられ、また「木」「火」「土」「金」「水」の5つの気を調和させることで運気をみていきます。風水インテリアでは、この陰陽五行説のバランスを考慮する必要があります。それに基づいて、寝室づくりをするときは次に挙げたことを参考にしてください。
枕の位置は出入り口からなるべく遠くへ
気は頭から入り、足から出るという流れになります。扉がある場所は、あらゆる気が出入りする場所ですので安定しにくい場所。深い睡眠を取るためにも悪い気を頭から取り込まないように、枕は出入り口から一番遠い場所にしましょう。また、ベッドや布団、枕の位置を窓の真下にしないことも大切です。
布団は、大地から受ける陰の気が強いので必ず朝晩たたんで
布団よりベッドがベター
布団を敷いて寝ると、ベッドより大地に近いので、より地のエネルギーの影響を受けやすくなります。地のエネルギーは陰に傾きやすくなりますので、布団で寝ている人は、必ず朝起きたら布団をたたんで押し入れにしまって下さい。
布団の敷きっぱなしは運気ダウンに繋がります。もちろん、ベッドの人も朝のベッドメイキングを忘れずに。そして寝具は掛け布団を干すことで太陽エネルギーいっぱいのふかふかな状態で寝ることを心がけてくださいね。
また、シーツや枕カバーは雑気がつきやすいのでこまめに洗濯をして清潔なものを使用することをおすすめします。
カーテンはレースとドレープの2枚重ねに
外から来る雑気をしっかりと遮るために、カーテンは2枚重ねで取り付けることがベストです。レースのカーテンは外からの細かいホコリなどをシャットアウトするのにも役立ちます。
寝るときはカーテンをきちんと閉め、朝起きたらまず一番にカーテンと窓を開けて、朝のよい気を寝室に取り入れます。その際、太陽エネルギーを身体いっぱいに浴びることも大切です。
生花を飾る
咲いている花のパワーは非常に強く、陽の気をたくさん出してくれる開運アイテム。飾っておくだけで気の流れを整えてくれる役割もあります。風水で淀んだ水はタブーとされているので、花瓶の水は毎日替えることを忘れずに。
2018年は陰に傾きやすい年。陽とのバランスをとるには?
今年は寝室照明を明るく
眠るときは、すべての電気を消して暗くすること。暗くする事で気のバランスが安定して良い睡眠がとれます。
今年、2018年は20年周期の大運が八白土星(はっぱくどせい)の戊戌(つちのえ)の九紫火星(きゅうしかせい)の年。土性のエネルギーを持つ、“十干(じっかん)の戊(つちのえ)”と“干支の戌(いぬ)”という、「土」の象意が3つ重なり、土の気が強く陰に傾きやすい年になっています。ですから、今年に限っては寝室もちょっとおしゃれな間接照明をプラスしていつもより明るくするのも運気アップにつながります。
──寝室に適したカラーは何ですか?
落ち着いたモノトーンが好まれることも多いのですが、風水ではあまりおすすめできません。明るいホワイト、また、女性には淡いピンクやクリームイエロー、ご夫婦には明るめのベージュ等明るい中間色がよいでしょう。カーテン、ベッドリネンなどにもぜひ取り入れてみてくださいね。
次回は、風水インテリアのNGや、おふたりの寝室で取り入れている風水などについて解説します。
文/内藤綾子
風水ライフスタイルプランナー
尾崎有紀子さん
(株)パルナス取締役。インテリアスタイリングプロ会員。風水学を16年学び、風水を取り入れたインテリアリフォーム、リノベーション、 風水を取り入れたインテリアコーディネートなど笑顔と元気の住空間環境を提供している。
風水インテリアアドバイザー
安藤浩美さん
(株)パルナス代表取締役。20代のころよりインテリア空間向上のためにアートギャラリーを姉妹で立ち上げ、今年創業30年。風水学を16年学び、住む人が 笑顔と元気になる住空間環境を提供、開運セミナーなど主催。
(株)パルナス HP:https://parnasse802.jimdo.com/
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内藤綾子(ないとうあやこ)
東京出身。保険会社でOLを経験したのち、編集プロダクションに転職してライター業をスタートさせる。
出産を機にフリーとなる。ビジネス、家庭、健康、育児、教育に関連する記事を雑誌やWebで執筆するほか、書籍の企画・構成なども行う。
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