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部屋干しでもすぐ乾く! リネンのシーツはジャブジャブ洗えて衛生的

リネンのシーツは日本の梅雨にベストマッチ!

洗濯物が乾きにくい梅雨。なかでも、シーツやカバーなどベッド周りはサイズが大きくスペースを必要とするため、「なかなか気軽に洗えない」という方も多いかもしれません。同時に、寝汗も増えてくる季節なので、カビやダニ、雑菌の繁殖も気になります。雨が多く、変わりやすい天気が続く梅雨には、天日干しだけで予防するのはなかなか難しいものです。

そんな梅雨のお悩みを解決してくれるのがリネンのシーツです。リネンは吸水性が高いうえ、吸収した水分を素早く発散するという特長があります。そのため、部屋干しですらあっという間に乾いてしまう、梅雨にぴったりの素材です。このヒミツは繊維構造にあります。ダンボールの断面を見ると、波状に折られた紙が貼ってあるのを見たことはありませんか? この波状の部分があることで、生地に空洞が生まれるのがダンボール。リネンも同じような「中空構造」となっているため、吸い込んだ水分を吸い取りやすく発散しやすいのです。そのため、湿気が増える梅雨でも、洗濯物が乾きにくいというお悩み知らずの素材なのです。

100年経っても大丈夫! 洗えば洗うほどやわらく育つリネン

そんな特長を持つリネンですが、実はとても丈夫な素材としても知られています。リネンは、「人類最古の繊維」と言われています。遡ること石器時代には、スイスの湖畔で暮らしていた人たちがロープや漁網にリネンを取り入れていた記録が残っています。また、ヨーロッパでは花嫁道具として受け継がれていた習慣も残っており、アンティークリネンのなかには100年以上に渡って使用されているものも珍しくありません。リネンがとても丈夫な繊維であることを物語るエピソードですね。現在でも、イギリス王室の晩餐会のテーブルリネンや、一流ホテルのベッドリネンに使用されるなど、ヨーロッパのライフスタイルには欠かせない存在です。

リネンのシーツは通常の洗濯物と同じように洗濯機で洗うことができます。リネンは乾いた状態に比べ、水に濡れるとさらに丈夫になる性質を持っています。そのため、ジャブジャブと洗っても繊維が傷みにくく、毎日のように洗濯を繰り替えしても丈夫で長持ち。しかも、洗濯を繰り返すほどしなやかに、やわらかく育っていきます。

とにかく清潔! 赤ちゃんのいる家庭、肌トラブルを抱える人にも◎

またリネンは衛生面でも梅雨にぴったりの素材と言えるでしょう。リネンはペクチンという物質でコーティングされており、水や汚れをはじきます。そのため汚れが奥まで入り込まないのでとても衛生的というのが特徴です。化学繊維と違って、毛羽立ちやホコリが付きにくいという特徴があるのも、このペクチンによるものです。リネンのシーツは赤ちゃんが寝転んでも安心できる素材と言えるでしょう。ほかの繊維素材と比べ、自身に重みのあるリネンのシーツは洗濯が済んだら、そのまま伸ばして干すだけでよいと言われていますが、アイロンのひと手間を加えることによって、よりよい効果もあります。まずは、質感がよくなること。そして、ホコリを抑制することができるので、家の中にホコリを舞い上げず、ハウスダストの予防にもなると言います。もしも、洗濯をした後に糸くずやゴミが付いていたら、手で同じ方向に向かって何度かこすると、すぐに汚れを取ることができます。リネンのシーツは、乾きやすいだけでなく丈夫で扱いやすい素材。目に見えない雑菌の抑制、肌トラブルの予防にも役立つので、梅雨どきのお悩みを解決してくれる優秀なアイテムです。

【参考文献】
『楽眠のすすめ』(竹書房新書)
『ぐっすり眠れる本』(青空出版)
『リネンが好き』(文化出版局)
帝国繊維株式会社
http://www.teisen.co.jp/teisen_story/story_of_linen.html
ダンボール徹底解明
http://www.barbarabiggs.com/900aboutme/

文/数野由香子

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