ぐっすり眠れないのは、パートナーのせい!? 笑顔を増やす理想の寝室のつくり方。

「ぐっすり眠れない」「寝たのに疲れている」それはもしかして、パートナーと一緒に寝ているからかもしれません。一緒に寝る人のいびきや寝相の悪さのせいで、多くの睡眠時間が奪われているという実験結果もあります。さて、自分もパートナーも笑顔になれる、理想の寝室とは?
仲がいいほど、ぐっすり眠れない!?
パートナーと一緒に暮らしている人は、同じ寝室で寝ていますか? その場合は、どんなベッドで寝ていますか? 仲がいいからといって、小さいサイズのベッドでくっついて寝ていると、ぐっすり眠れないために、睡眠の質を大きく下げてしまうかもしれません。
英国のLovetubが、結婚している男女3000人を対象に調査を行ったところ、パートナーのいびきや寝相の悪さが原因で、毎晩平均2時間もの睡眠時間が奪われているという結果になったそうです。
6〜8時間の睡眠のうちの2時間は、かなり大きな割合。6時間寝たつもりが、実質は4時間程度だとすると、ぐっすり眠れないと感じるのも当然です。
睡眠不足になると、小さなことでイライラしたり、口調や態度が攻撃的になったりすることも。一緒に眠りたいという気持ちが、お互いの笑顔を減らしてしまっているかもしれません。では、ぐっすり眠れない悩みを解決するためには、どうすればよいのでしょう。
ダブルよりキング。キングよりシングル×2。
一つのベッドに二人で寝ている場合は、寝返りの振動や寝相の悪さの影響をダイレクトに受けてしまいます。体格や寝相の悪さにも個人差があるので一概には言えませんが、一緒のベッドで眠るなら、最低でもダブルサイズ(幅140cm程度)を。クイーンやキングサイズ(幅170〜200cm程度)であればより安心です。
また、同じ掛け布団を共有していると、隙間から冷気が入ったり、布団の取り合いになったりすることも。ベッドは同じでも、掛け布団は分けて用意する方がぐっすり眠れます。
それでも、相手がベッドに出入りする際や寝返り時の振動を直接受けたり、寝返りしにくくなったりと、一つのベッドを共有する場合には眠りを妨げる要因がたくさんあります。
同じ部屋で眠るなら、ホテルのツインの部屋のように、シングルサイズのベッドを2台用意するのがおすすめ。それぞれの体格やお好みにあったマットレスが選べるというメリットもあります。
ベッドを離して置くのに抵抗があれば、間をあけずに2台をくっつけて置いてみてはいかがでしょう。
同じ寝室にこだわらず、別々で寝る方法も。
若い世代の方は抵抗があるかもしれませんが、一緒の寝室で眠ることにこだわりがなく、住宅事情がゆるすのであれば、別々の寝室で眠るという方法も。就寝時間や起床時間が大きく異なる場合なども、別々の寝室がおすすめです。実際にアンケートなどをとると、別室で寝ているという夫婦も意外と多くいるそうです。
または、同じ寝室で寝る場合も、ベッド間の距離を大きく取ったり、間仕切りになるような家具を置いたりして、お互いがぐっすりと快眠できるような工夫をすることもできます。
ベッドを別々にしたり、寝室を分けたりする提案は、誤解を招きそうで言い出しにくいかもしれません。でも、睡眠は、毎日の活動を支える大切な休息です。パートナーも自分も毎日笑顔で過ごせるよう、寝室環境を見直すことはむしろ“愛の証”と言えるかもしれませんね。
【参考文献】
『ぐっすり眠ってスッキリ目覚める 快眠のための朝の習慣・夜の習慣』(だいわ文庫)
『脳が若返る快眠の技術』(KADOKAWA)
文/武田明子
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武田明子(たけだあきこ)
フリーランスのコピーライター。
広告制作会社でコピーライターとして企業の商品・サービスのプロモーションに携わった後、出産を機にフリーランスへ。医療・美容系をはじめ、ママ向けからビジネス系まで多様なジャンルのコンテンツを制作。
読む人に伝わる、わかりやすい執筆を心がけています。最近の楽しみは、iPhoneのアプリを使って睡眠の質を“見える化”すること。翌朝いいデータが取れていると、ぐっすり眠れた感がアップします。
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