朝日で目覚めて困っていませんか? 夏のおすすめカーテンづかい
COLUMN

最近、予定より早く目が覚め、睡眠時間が短くなって困っていませんか? 日の出の時間が早い夏は、寝室に射し込む朝日の光で、まだ眠っていたい時間に目が覚めてしまうことも。そこで、夏の睡眠時間をしっかりと確保するためのカーテンづかいのポイントをご紹介します。
朝日が、眠りのリズムをコントロールしている!
朝すっきりと目覚めにくいときや、夜なかなか寝つけないときは、朝に光をしっかりと浴びるといいと言われています。朝日が射し込まない寝室の場合は、タイマーで照明をつけたり、起床したら窓辺に行って太陽の光を浴びたりするのがおすすめです。
これは、私たちの睡眠のリズムが、光によってコントロールされているため。睡眠ホルモンと呼ばれる『メラトニン』は、朝、光を浴びることによって分泌が抑制され、光を浴びて約15時間後に再び分泌がはじまると言われています。
つまり、朝の光が目覚めのスイッチを入れ、さらに眠りのタイマーをセットする役割を担っているということ。朝日がよく入る寝室で寝ている場合、日の出が早い夏と遅い冬とでは、目覚めのスイッチを入れる時間が変化してしまいます。
例えば、東京の日の出時刻は、夏至で4時30分くらい、冬至で6時45分くらい。朝7時に起床する場合は、冬至はちょうどよさそうですが、夏至だと早く目覚めすぎてしまうことも。
遮光カーテンやタイマーで、夏も心地よく目覚める。
夏の朝日のせいで早く目覚めてしまう場合は、遮光カーテンを上手に活用するのがおすすめです。仕事のシフトなどの都合で、昼間に眠りたい方も同様です。
遮光カーテンを使って真っ暗になると、朝が来たことがわからず逆に目覚めにくくなってしまうこともあるので、少しだけカーテンを開けて、隙間をつくってあげるといいそうです。顔に近い方ではなく、足もとに近い側の端をあけておくと、朝日の刺激も小さくてすみます。遮光生地と通常の生地を組み合わせて、ボーダー状のカーテンをオーダーメイドでつくることができるサービスなどもあります。
また、タイマー付きのカーテンレールなどを使って、起床時間の少し前になると遮光カーテンを開けるようにするという上級テクニックも。夜、外のあかりが眩しく、遮光カーテンで完全にカットしたいという方にも、タイマー付きのカーテンレールはおすすめです。
夏のカーテンには、目にも涼しいブルー系を。
新しくカーテンを選ぶなら、ぜひ、リラックスできる快眠カラーを。ベージュやパステルカラーなど、淡くてやさしい色がいいと言われています。夏は遮光カーテン、冬は通常のカーテンを使って朝の太陽の光をコントロールするなら、快眠カラーの中でも、夏は涼しげな寒色系の色を選んでみてはいかがでしょう。
水色やミントグリーンなど、爽やかなパステルカラーは夏の夜にぴったりです。また、パステル系ではなくても、深いブルーやグリーンのような色も、気持ちを落ち着かせる沈静効果があると言われ、寝室のカーテンにおすすめの色。見た目にも涼しく、落ち着いた寝室の雰囲気を演出できます。
カーテンを変えると、寝室の雰囲気もイメージチェンジできて、新鮮な気分も味わえます。心地よい目覚めを手に入れるために、機能生でも、カラーでも、夏の眠りにぴったりのカーテンを選んでみてください。
【参考文献】
『驚くほど眠りの質がよくなる 睡眠メソッド100』(かんき出版)
『今日の睡眠ダイエット』(主婦と生活社)
『最強の睡眠法』(小学館)
文/武田明子
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武田明子(たけだあきこ)
フリーランスのコピーライター。
広告制作会社でコピーライターとして企業の商品・サービスのプロモーションに携わった後、出産を機にフリーランスへ。医療・美容系をはじめ、ママ向けからビジネス系まで多様なジャンルのコンテンツを制作。
読む人に伝わる、わかりやすい執筆を心がけています。最近の楽しみは、iPhoneのアプリを使って睡眠の質を“見える化”すること。翌朝いいデータが取れていると、ぐっすり眠れた感がアップします。
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