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睡眠を制する者は、受験を制する!? 学習効果をアップする快眠術とは?

受験シーズンまっただ中。睡魔と戦いながら、ラストスパートをかけている受験生も多いのでは? 合格を勝ち取るためには、知力はもちろん、体力や気力も大切です。いよいよ受験という方も、今年受験生になる方も、学習効果をアップする快眠術をぜひチェックしてみてくだくさい。

『四当五落』のジンクスは、信じるべき?

『四当五落(よんとうごらく)』という言葉、聞いたことがありますか? 4時間睡眠で勉強に励んだ人は合格し、5時間睡眠の人は不合格という意味で使われています。ただ、4時間にしても5時間にしても、睡眠学の世界では、一般的に快眠とは言いづらい長さのようです。

では、受験生となる年齢では、どれくらい睡眠時間を確保するのが理想的なのでしょうか? 欧米の人を対象に実験室で脳波を測って得た実験データでは、年齢別の平均睡眠時間は以下のような結果になったそうです。

●10歳 8.71時間
●15歳 7.74時間
●20歳 7.44時間

必要な睡眠時間は個人差があるので一概には言えませんが、大学受験や高校受験生であれば約7時間半、中学受験生であれば約8時間が目安となりそうです。もちろん、これはあくまで理想。なかなかそうはいかないのが、現実ですよね。

快眠で、記憶力がアップする!?

合格をめざして勉強に集中すれば、4時間睡眠とは言わないまでも、睡眠時間が短くなるのは仕方のないこと。ただし、睡眠不足になると、短期記憶や情報処理の能力が落ち、結果、学習効果を下げてしまうこともあるそうなので、注意が必要です。

また、学習と睡眠の関係を調べたさまざまな実験から、睡眠は記憶の固定に大きく関わっていることもわかってきているそうです。

記憶には、すぐに忘れてしまう『短期記憶』と比較的長時間覚えている『長期記憶』の2つがあります。『短期記憶』は繰り返すことで『長期記憶』になっていきますが、この『長期記憶』に定着させる作業は、眠っている間に行われるそうです。例えば、朝の勉強で記憶して、8時間後にその内容を思い出す場合と、夜に記憶して8時間の睡眠後に思い出す場合では、後者の方が覚えやすくなると言われています。

睡眠中には、起きている間に受け取った膨大な情報に対して、必要なものはキープし、不要なものを削除する『記憶の整理整とん』が行われているとのこと。睡眠時間が不足すると、必要な記憶の定着が行われない可能性があるそうです。

勉強&快眠で、合格を勝ち取る!

この睡眠による記憶力向上の効果を高めるためには、眠りはじめの最も深い睡眠と、明け方の浅い眠りの割合が多い方がいいと言われています。睡眠時間(できれば6時間以上)と睡眠の質を確保して、ぐっすりと快眠することがポイントです。

また、記憶力の向上だけでなく、ひらめきやアイデアが必要な問題を前に、パフォーマンスを発揮するためにも、睡眠は大切だと言われています。どうしても解けない数学の問題で睡眠時間を削るなら、一度眠ってから向き合ってみるのも一つの手です。

身体や脳をしっかりと休息させて疲労を回復したり、免疫力を向上させたり、受験を乗り切るために快眠は欠かせないもの。必要な睡眠時間には個人差があるので、自分が最大のパフォーマンスを発揮できるよう、睡眠時間と勉強時間のバランスを見極めて、ぜひ、合格を勝ち取ってください! 

【参考文献】
『ぐっすり眠りたければ、朝の食事を変えなさい』(PHP研究所)
『驚くほど眠りの質がよくなる睡眠メソッド100』(かんき出版)
『仕事力があがる睡眠の超技法』(祥伝社)
『8時間睡眠のウソ。』(日経BP社)

文/武田明子

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