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寝室はスッキリが基本!収納のプロが教える整理術 第1回

寝室は、他人に見られることがないうえ、人の出入りが少なく整理整頓が行き届きにくい場所です。そこで、整理収納に関する出張サポートやセミナー、自宅での整理収納レッスンなどを行う整理収納アドバイザーの鈴木久美子さんに、寝室の整理や収納術を2回連載でアドバイスしていただきました。第1回は、寝室収納の盲点や解決法、睡眠に対する整理収納の影響などを探ります。

第2回の記事「寝室はスッキリが基本!収納のプロが教える整理術 第2回」はこちら

「他人に見られないから」寝室が物置化している

──鈴木さんは、たくさんのお客さまの家に足を運んでいますが、特に寝室に関してどのような印象をお持ちですか?

リビングはとてもキレイに整理整頓されているのに、寝室は“物置化”しているご家庭が目立ちます。「他人には見られない」という油断があるので、季節用家電や宅配荷物、普段は使わないスーツケースなどが隅の方に置かれています。

──他に収納できる部屋の余裕がないので、必然的に寝室にモノが集まってしまうのかもしれません。

住宅事情を考えると、仕方のない一面もありますね。ただし、それだけではないんですよ。仕事で忙しい方は特に、とりこんだ洗濯物をベッドの上に放置したままということも珍しくありません。畳む時間がない場合は、「洗濯物をハンガーにかけて干し、乾いたらそのままクローゼットへ収納してみては」とお話しています。

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衣類収納ケースがフローリングを浸食!?

──誰もがやりがちな寝室収納の失敗はありますか?

衣類収納ケースがクローゼットに納まりきらずにあふれ、寝室の片隅に積み重ねられていることです。何度も買い足しているので、サイズもバラバラ。寝室全体のゴチャゴチャ感が否めないし、衣類収納ケースは見た目に生活感が出てしまいます。どうしてもクローゼットからはみ出るなら、チェスト(たんす)を購入することが賢明です。

──衣類収納ケースは手ごろな価格でサイズもいろいろあるので、便利だと思っていました。そんな盲点があったなんて。

「収納するアイテムがあれば整理できる」と考えがちですが、それが寝室のフローリングにあふれていては、本末転倒です。

整理収納は、「整理8割、収納2割」というくらい「整理」が基本です。本当に必要なものを見直して、「残す・捨てる」を判断することから始めてみましょう。

モノに占領された寝室で気持ちよく眠れますか?

──ドキッ! 収納ケースを増やして整理した気持ちになっていました。まずは断捨離ですね!

「片付ける場所がないのに、モノにあふれている」というのは、どのご家庭にもある課題です。「気に入ったから」「便利そうだから」と、どんどん買っていては、収納に限界がくるのは当然ですね。

「捨てるのはもったいない」とおっしゃる方は多いですが、そういう方に限って、何年も着ていない洋服、通販アイテム、掃除機数台などといったモノにあふれ、「しまう場所がない」と悩みを抱えているんです。

モノは本来、楽しみや便利さを与えてくれます。それなのに、モノに占領されてスッキリしない気持ちで暮らしたり眠ったりすることに、疑問を感じませんか。収納を考えるときは、そこに気づくことが必要です。

──「捨てる・捨てない」の判断は難しそうです。コツはありますか?

次の2つを心がけてください。

1.「○年使っていないなら手放す」など、自分ルールを決める……衣類なら2年くらいが目安です。

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2.モノの収納場所と適正量を決める……たとえば、引き出し1段をタオルの収納場所に決め、新しいタオルを買ってはみ出たら、古いタオルを1枚捨てる、といった具合です。

以上のことを半年くらい意識してやっていると、整理の習慣が身につきます。

寝室の収納でよくある悩みとは

──寝室では、パジャマや部屋着なども脱ぎ散らかしてしまいがちです。

さすがに毎日畳むのは大変なので、ベッドサイドに大きめのバスケットなどを置くのがおすすめです。プラスチック製より籐などのおしゃれなアイテムを選んで。

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──寝室の整理収納に関して、よくある悩みは?

「来客用の布団をしまう場所がない」というお悩みをよく耳にします。全洋室という住宅も珍しくないので、布団用の押し入れはなくクローゼット収納だけという傾向があります。

まずは、布団収納ケースを活用する、布団が収納できるラックを設置するといったことで、クローゼットに収納する提案をします。クローゼットの奥行きが狭い場合は、思い切って布団を手放して、来客のときだけ布団をレンタルするのもひとつの方法です。

ホコリっぽい寝室では、睡眠の質が下がるだけ

──寝室をスッキリと片付けることで、睡眠に影響はありますか?

とても影響します。大きい荷物や季節家電などが置かれていると、その上にホコリがたまりがちになります。フローリングは掃除しても、隅にある荷物のホコリまで目が届かない方は少なくありません。

人生の1/3は眠っていると言われていますが、その莫大な時間をホコリっぽい部屋の中で呼吸していると考えたら、睡眠の質も下がるでしょう。寝室を片付けることは環境をキレイにすることに直結しており、質の高い睡眠を得るカギになるんです。

第2回は、寝室収納の具体的なポイントと、活用すると便利な寝室家具などについて伺います。

取材・文/内藤綾子

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