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【医師に聞く】子どものいびきや睡眠障害の対策は? 前編

「子どもがよくいびきかいている」とお悩みの親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか? そのいびきは、子どもの心身の発達にとって大切な睡眠の質が落ちているサインかもしれません。子どものいびきや睡眠障害について詳しい「柏の葉耳鼻咽喉科クリニック」の永藤裕(ながふじひろし)先生に、いびきの原因や睡眠への影響、対策についてお話を伺いました。

後編の記事「【医師に聞く】子どものいびきや睡眠障害の対策は? 後編」はこちら

子どものいびきの原因に気づかず、対策できていない場合も。

—子どものいびきの原因とは?

子どもの慢性的ないびきの原因には、まずは、喉の扁桃腺が大きかったり、またはアデノイドという鼻の奥にあるリンパ組織が大きくなって鼻づまりが起きていたりといった、構造的な問題を抱えている場合があります。また、顎が小さかったり、肥満で咽頭部が狭くなっている場合もいびきをかきやすくなります。

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そして、アレルギー性鼻炎などで鼻がつまっている場合も、いびきの原因としては意外と多いですね。鼻がつまって口呼吸になると、いびきをかきやすくなります。風邪をひいたときに鼻づまりが起きて、いびきをかくという経験がある方も多いのではないでしょうか。

風邪などで突然鼻がつまったときは分かりやすいのですが、慢性的な鼻炎で徐々に鼻がつまっていった場合は、本人や親御さんが気づいていない場合もあります。特に小さなお子さんは「鼻がつまっている」とはなかなか言えません。私のクリニックでも、親御さんが「子どもがいびきをかいている」と心配して来院されたら、慢性鼻炎で鼻がつまっていたのが原因だったということがよくあります。

鼻づまりが、睡眠の質の低下を引き起こす。

—鼻づまりが子どもの睡眠に与える影響は?

鼻づまりは、睡眠の質を低下させるとされています。睡眠中の鼻呼吸が苦しいという刺激が脳に伝わり、覚醒反応を生じさせるためと言われています。その結果、睡眠の分断化が起こり、睡眠の質が悪くなります。また、慢性的な鼻づまりは、無呼吸の症状があるなしに関わらず、学習障害を引き起こすという報告もあるんです。

さらに、鼻づまりは、口呼吸につながります。口を開けて寝ることで、舌根沈下(ぜっこんちんか)が生じ、喉が狭くなって睡眠呼吸障害を起こします。睡眠呼吸障害の代表的な疾患に、睡眠時無呼吸症候群があります。大きないびきをかくのが1つの症状で、途中で呼吸が一定時間止まるといった様子が見られます。

子どもの睡眠時無呼吸症候群は、アデノイド増殖がある、扁桃腺が大きいなどが主な原因ですが、鼻づまりが加わってひどくなっている場合もあるんです。決して大人だけの病気ではないので、慢性的ないびきがある子どもは、睡眠時無呼吸症候群の可能性を考えて、医療機関を受診することをおすすめします。

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鼻づまりによる口呼吸が、発達に影響をおよぼすことも。

—睡眠時無呼吸症候群や鼻づまりが子どもの発達に与える影響は?

鼻づまりや睡眠時無呼吸症候群による睡眠障害で、子どもでは認知・行動面に問題が起きることもあります。大人の場合は、昼間の眠気などが症状として出ますが、子どもの場合は日中の眠気より、発達の遅れや学力低下、集中力の低下、多動など、注意欠陥・多動性障害に似たような状態がでることがあります。ここが子どもと成人が大きく違うところですね。

子どもの発達面に影響をおよぼすメカニズムは、まだはっきりと解明されていないのですが、睡眠中の低酸素によるストレスが、脳の海馬や前頭葉に直接的な影響をおよぼすとの報告があります。海馬は、記憶や学習とも深く関係すると言われている部分ですね。

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ただ、子どもの場合は、鼻づまりによる口呼吸や睡眠時無呼吸症候群などによる睡眠呼吸障害が起きていても、日中の眠気を訴える場合は多くありません。そこで、一番の目安となるのが、いびきです。慢性的にいびきをかいていれば、睡眠呼吸障害の可能性があるので、治療するなどの対策を取ることができます。

では、子どものどのようないびきや状態に注意した方が良いのでしょうか? 後編では、受診の目安についてご紹介します。

取材・文/武田明子

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