寝心地最高! 憧れのホテルライクなベッドルームをつくる
INTERVIEW

誰でも一度は憧れる「ホテルライク」なベッドルーム。
「一流ホテルのベッドルームを自宅でも再現したい」
「極上のリラックスを手に入れたい」というお客様の声も多いようです。
そこで今回は、大塚家具のスリープアドバイザーである中村拓也が
ホテルライクな寝室作りのコツをご紹介します。
ホテルライクな寝室が求められる理由とは?
――寝室づくりを考える際に、ホテルのような寝室をご希望されるお客様が多いと伺いましたが、実際いかがでしょうか?
(以下中村)
例えば、リビングやダイニングは、家族で食事をしたり、団らんをしたり、お客様を迎えたり……といった生活上の役割を担っています。そのため、家具やインテリアもあまり冒険ができないところでもあります。
その点寝室はプライベートな空間であるため、非現実的な環境を求めている方が多いですね。日常から離脱して、自分の好みを反映したい、そういった点から、「ホテルライク」というキーワードが出てくるのだと思われます。
――ホテルといえば、独特の雰囲気がありますが、雰囲気づくりのコツはありますか?
まず、ホテルの照明は主照明がありつつも、間接照明で暗いトーンの空間にできることが多いです。
間接照明といえば、ベッドサイドにナイトテーブル設置して、スタンドを置くのがスタンダードなパターン。でも、低い位置にライトを置くとリラックス効果が出てくるので、床置きのできるフロアスタンドなどもオシャレでおすすめです。
雰囲気に合わせたスタンドはホテルライクな寝室の必須アイテム。スタンドは顔の近くにくるものなので、シェード付きのやわらかな光に照らされるものが◎ スタンドは、上からも下からも光が出るので、壁に寄せて使うと、光が壁に反射してより素敵に見えます。
ファブリックをぜいたくに使うのがコツ
――ホテルといえば、白いシーツにまくらカバーなど、白いファブリックのイメージが強いですね。でもそれだけだと少しさびしい気も……。
ホテルのカバーリングは白がほとんど。それだけ揃えると「シンプルすぎるかな?」という印象を持たれがちです。
でも、布団の上にかけるベッドスプレッド、ベッドスロー、ベッドのボトムクッションにかぶせるベッドスカートなど、さまざまなファブリックを重ねることでゴージャスに見えるように。
また、枕に大小のクッションをプラスするワザも、ホテルらしさを演出してくれます。
シンプルな白のファブリックにベッドスプレッドをかけて、全体にボリュームを出します。ベッドスプレッドはホコリよけの役割も果たしてくれます。
ベッドスローで差し色をすれば、ぐっとオシャレな雰囲気に。ベッドスローはカーテンとおそろいの柄にするとまとまりがよくなります。さらに、パープルとホワイトのクッションを重ねて、トータルで空間づくりをすれば、よりムーディに。
ベッドフレームにかぶせるベッドスカート。雰囲気を演出してくれるほか、ベッドフレームを傷や汚れから守ってくれます。
シティホテル~リゾートまで非日常を味わってもいい
――さまざまなファブリックやクッションを組み合わせて、いろいろなホテルのテイストを楽しんでもいいですね。
海外のホテルの写真を見ていると、白ベースのファブリックのみならず、意外と大胆な柄を組み合わせているものもあります。寝室は自由な空間なので、ファブリックを選びながらカラフルにリゾートホテル風にしたり、モダンなシティホテル風にしたりして、楽しんでもいいですね。
ビビッドなオレンジのファブリックとクッションを組み合わせ。リゾートの思い出がよみがえりそう。
モノトーンのファブリックが都会的な洗練された雰囲気。ゼブラのクッションが程良いアクセントに。
ベッドメイキングを、誰でも上手にできる裏ワザあり!
――ホテルのベッドといえば、シワ一つないシーツ、ビシッと伸びたカバーなど、プロのベッドメイキングも魅力のひとつですね。自宅で簡単に再現する方法はありますか?
パリッと伸びたシワのないシーツは気持ちがいいものです。そのために、丹念にシワやたるみを伸ばしたり、シーツにアイロンをかけるなんて方もいるようですが、毎日のことですし、面倒かもしれません。
そこでおすすめなのが、ニット素材のシーツ。Tシャツ生地などに使われるものです。
洗濯して干して、マットにかけるだけ。それだけでほとんどシワがつくこともありません。
お手入れのしやすさのみならず、軽くてサラッとした肌触りも最高の寝心地を約束してくれます。
「ホテルライク」な寝室は、ファブリックや小物づかいにひと工夫するだけで、意外と簡単に手に入れられるものです。ぜひ、挑戦してみてください。
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大塚家具 スリープアドバイザー
中村拓也(なかむらたくや)
大塚家具 有明ショールーム アシスタントマネージャー。 2007年に大塚家具に入社。 スリープアドバイザーの資格をいかし、「寝具ではなく、寝心地を提供させていただく」をモットーに、快適な眠りの環境作りをトータルにお手伝いしています。
【スリープアドバイザーとは】
睡眠研究機関である「スリープ研究センター」が認定している資格。睡眠の専門知識に関する講座を受け、試験に合格した人だけが名乗ることができます。大塚家具では、各ショールームでスリープアドバイザーがお客さまのより良い睡眠のための相談役として活躍しています。
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