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ベッドと布団 どっちが快眠できる? 第2回

ベッドで寝るのと、布団を敷いて床に寝るのとは、どのような違いがあるのでしょう。メリットとデメリット、寝具の違いなどについて、1万人の睡眠に関する悩みを解決した快眠セラピストの三橋美穂さんに詳しく解説していただきました。2回連載でお届けする第2回では、睡眠の重要性や、三橋さんご自身の睡眠を中心にお話をうかがいます。

第1回の記事「ベッドと布団 どっちが快眠できる? 第1回」はこちら

4~5人に1人は睡眠の悩みがある

──睡眠の悩みを抱える人は多いのでしょうか。

不眠に悩まされている人は4~5人に1人と言われています。睡眠障害を放っておくと、うつ病を引き起こしやすいこともわかっていて、睡眠は単に身体を休めるだけでなく、心身の健康に大きくかかわっています。

──睡眠トラブルの原因には、どのようなことがあるのでしょう。

大きな原因のひとつはストレスです。仕事内容、人間関係、金銭問題など、誰でも生活の中で緊張感や不安感といったストレスを抱えると眠れなくなります。

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また、不規則な生活習慣も影響しています。夜更かし、起床・就床時刻が一定でない、偏った食事などの生活が続くと、体内時計が乱れてしまい、眠りたい時間に眠くならず、眠るべきでない時間に眠くなってしまうのです。

「睡眠を大切に」という意識は向上している

──多忙な人たちほど、睡眠を大切にした方がよいのですね。最近、一般的な人たちの睡眠に対する意識はいかがですか?

昨年の流行語大賞のベストテンに、「睡眠負債」がランクインしました。睡眠の悩みを抱える人が多いことも踏まえて、睡眠に対する近年の注目度は高く、「昼間のパフォーマンスを上げるのに睡眠が影響している」「睡眠をもっと大切にしよう」という意識は広がっていると感じます。そのため、ベッドや枕、マットレスなどにはきちんとお金をかけて、自分に合った質のよい寝具を使って快眠を目指す人が増えています。

──ぜひ参考にしたいので、睡眠を何より大切にしている三橋さんご自身の睡眠について教えてください。寝るときのこだわりアイテムはありますか?

冷え性なので、一年中腹巻きとレッグウォーマーを着け、その上に長袖・長ズボンのパジャマを着ています。暑い時期は、寝ているときに布団をはいでしまうことがありますが、それでも寝冷えを防ぐことができます。

── 一年中、腹巻きを着けているなんて、冷え対策は万全ですね!

おなかや手足が冷えていると、深部体温の調整がうまくいかず、眠りが浅くなってしまうことがあります。肌に直接触れるのでシルク素材のものを愛用しています。冷え性の人にはおすすめですよ。

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電動リクライニングベッドが快眠を誘う!

──寝具はずばり、ベッド派? 布団派?

ベッド派です。仕事がら、多くのベッドを試しているのですが、今一番気に入っているのが電動リクライニングベッドなんです。

──電動リクライニングベッドは、高齢者や介護用のイメージがありますが。

ですよね。私も腰が痛いことがきっかけで使い始めました。背もたれと足部分の2カ所がリクライニングできるのですが、それぞれの角度を少し上げると、腰が沈み込む姿勢になります。これが、宇宙飛行士がとる自然に脱力できる究極に楽な姿勢と言われている「無重力ポジション」。腰の負担が軽減されるうえ、全身の力が抜けてリラックスできるんです。

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寝るときは足をフラットに戻して、背もたれは6度の傾斜をつけています。腰に負担がかからず、横向き寝のとき下側になった肩の負担も軽減されて快眠できます。今は腰の痛みは改善したのですが、電動リクライニングベッドなしでは眠れなくなりました! 身体にトラブルがなくても、眠っても疲れが取れない、ストレスが多いといった人たちに、特に試して欲しいです。

横向き寝の手軽なアイテムは?

──ベッドでより快眠するために、おすすめのアイテムはありますか?

手軽なのは抱き枕です。横向きで寝る人は多いですが、横向き寝は、肩や腰、関節にも負担をかけやすい不安定な寝姿勢です。身体に負担をかけず、安定した寝姿勢を保つのに、抱き枕は役立ちます。

抱き枕がない人は、両手の間にクッションを、両足の間にバスタオルを四つ折りにしてはさんで横向きに寝てみて。腕や脚の重みを分散できるので楽になり、快眠へとつながります。

──最後に読者へメッセージをお願いします。

寝具が自分の身体に合っていて、使い心地が気持ちよいと、リラックスできて幸せな気持ちになりませんか。寝具に気を配ることは、自分を大切にしている証のように思えます。ベッドでも布団でも、どちらが快眠できるかは人それぞれ違います。しかし、どのような寝具を使うかで、睡眠の状態は大きく左右されるに違いありません。

寝具を選ぶときは、インターネットでポチッとすることは簡単ですが、できるだけショールームへ足を運びましょう。商品知識が豊富な専門スタッフに、メーカーごとのメリットとデメリットを聞いて、触って、寝て確かめながら、“毎日を幸せにしてくれる寝具“と出会ってくださいね。

取材・文 内藤綾子

監修:快眠セラピスト/睡眠環境プランナー
三橋 美穂(みはし みほ)さん

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