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【専門家に聞く!】疲労回復には温泉が有効?(第2回)

「グッスリ眠れる 野添さんおすすめ温泉ベスト3とは?」

日ごろの疲れを癒やし、深い睡眠に導かれる温泉。1年の1/3は温泉旅行に出かける、温泉と宿のライター野添ちかこさんに、旅先でよりよい睡眠をとるためのアドバイスをしていただきました。疲労回復させ明日からのパワーにつなげる温泉での休み方を、2回連載で徹底的に掘り下げます。

極端にぬるい冷湯は、熱い湯と交互に入る

──温泉を満喫できる、基本的な入浴法を教えてください。

① かけ湯→②内湯に3~5分入る→③上がって5分ほど休む→②③を2回ほど繰り返す→身体が湯に慣れたら露天風呂へ

というのが一般的です。内湯がいくつかあるなら、水圧・温度・温泉成分からの刺激からくる身体の負担を軽くするために、刺激の弱い温泉(温度ならぬる湯)➡刺激の強い温泉(温度ならあつ湯)という順番で入るようにしましょう。朝と夜の2回入る場合は、朝は活動モードにするため熱い湯に、夜は睡眠に備えてぬる湯にじっくり入るのがおすすめです。

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──極端にぬるかったり、水だったりする冷泉があっても、まったく入らないことがあります。どのように活用すればよいでしょうか。

温度が34℃以下など、冷たいと感じる温泉は日本各地にあります。熱い湯と冷泉に交互に入ると、温冷交互浴といって抹消血管が拡張して血行がよくなり、新陳代謝も活性化されて免疫力アップに。疲労回復にも役立ちますよ。

蒸し風呂の発汗効果でデトックス完了!

──温泉では、サウナもひとつの楽しみです。

サウナは電気式のイメージが強いですが、温泉地には源泉の蒸気を使った「天然蒸し風呂」があります。室内が蒸気で満たされ、全身から汗がしたたり落ちてきてデトックス効果満点。肌はツルツルになって美肌効果が高く、呼吸器系のトラブルにもよいとされています。

──蒸し風呂といえば、砂風呂も魅力がありますね。

温かい砂を首から下の全身にかけ、温熱効果によって身体を温めます。鹿児島県の指宿(いぶすき)温泉や大分県の別府温泉が有名です。背中、腰、脚から温熱を吸収して、10~15分くらいで顔からブワ~ッと滝のように汗が出ます。身体中の老廃物がひとつ残らず出た感覚がして、ひと皮むけた気分に。身体もポカポカなので、冷え性の女性には特におすすめです。

疲労回復に役立つ温泉で、グッスリ睡眠を目指そう

──野添さんがおすすめする「疲労回復に優れ、深い睡眠に導かれる温泉ベスト3」を、ぜひ教えてください。

1位 村杉温泉(新潟県)
開湯から700年を数える、古くから病気療養のための湯治場として愛されてきた温泉。全国有数の、ラジウムやラドンを含む放射能泉です。ラドンの成分が身体を活性化させ免疫力を上げると言われ、昔から婦人病に効く「子宝・安産の湯」としても有名。湯は無色透明で、「そんな特別な湯なの?」と思うのですが、コトッと眠れて、翌日に身体の疲れが取れてスッキリした目覚めを実感できます。飲泉も人気があり、身体の内側から温泉成分を取り込んで、ますますパワーアップできます!

2位 草津温泉(群馬県)

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日本三名泉に数えられ、自然湧出量日本一を誇ります。殺菌力の強い酸性泉が特徴。湯の刺激が強いので皮膚の内側から引き締まる感じがあり、疲労回復はもちろん、傷を癒やし、痛みの緩和に役立つと、あらゆる体調不良の改善が期待できます。草津温泉の魅力は、温泉だけではありません。毎分4000リットル以上の熱湯が湧き上がる湯畑を中心に温泉街を散策するのは風情があり、共同湯も点在しています。宿は大型ホテルから小型宿まで数多く存在し、宿を選ぶ楽しさも。

3位 松之山温泉(新潟県)
有馬・草津と並び、日本三大薬湯のひとつ。塩分、ホウ酸の含有量が日本有数ということから、温泉成分が療養泉基準値の15倍に! この濃度が、薬湯と呼ばれる所以です。太古の海水が地層に閉じ込められ、地下マグマに熱せられてできた化石海水温泉で、濃い塩分作用のおかげで身体はポカポカに。冷え性改善や疲労回復に優秀です。美肌成分のメタケイ酸も多く含まれ、肌はしっとり。料理にこだわる宿が多いので、夫婦や少人数の女子旅にぜひ。

宿によって熟睡感が違う。そのヒミツは寝具にあった!

──ここに行けば、疲労回復できてグッスリ眠れそうです。ところで、野添さんの日ごろの睡眠のとり方について教えてください。

夜は11~12時に寝て、朝6~7時ごろに起きます。夜更かしをすると翌日の仕事のパフォーマンスが落ちるので、朝型にしています。温泉につかって日ごろのストレスや疲労を洗い流していますが、毎日の健康のために睡眠も大切にしています。

──温泉宿によって、熟睡感が違うことはありますか?

もちろんあります。最近は、宿泊客の睡眠を重視する宿が多くなってきました。そのような宿に泊まると、シモンズやシーリーなどの高級ブランドベッドや、空気のように軽い羽毛布団などがそろっていて、最上級の寝心地を体験できます。寝具がどれほど睡眠の質を左右するかわかり、自宅の寝具を見直す気持ちにもなりますね。

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──最後に、メッセージをお願いします。

コッテリして刺激が強い硫黄泉、サラサラしてマイルドな単純泉など、温泉の特徴はさまざま。そんな中で、湯の感触、色、におい、効能などをトータルに見て、誰にでも“相性の合う温泉”があります。実際に温泉地へ足を運び、肌で湯を体験してください。グッスリ眠れて翌朝「身体が軽い!」と思った湯が、相性ピッタリの“マイ温泉”に違いありません。

文/内藤綾子
監修:温泉と宿のライター 野添ちかこさん

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温泉と宿のライター 野添(のぞえ)ちかこさん
旅行・観光の業界紙記者を経て、フリーで活動をスタート。旅行誌、ガイドブック、新聞、テレビ、ウェブなどで日本各地の温泉と宿の隠れた魅力、おもしろ情報を紹介。一般社団法人日本温泉協会理事(2014年~現在)。「ViaSpa」http://www.via-spa.com/index.html。

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