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【専門家に聞く】睡眠時無呼吸症候群の症状や治療法

睡眠時無呼吸症候群は、肥満や喉の形が原因であるとよく耳にします。また、どの科を受診したらよいのか分からないといったお悩みを持つ方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、肥満などの原因以外にも、顔やあごの形、歯並びが原因となる場合もあるそうです。睡眠時無呼吸症候群の歯科治療が保険適応になる以前から治療を行ってきた、中川駅前歯科クリニックの二宮威重(にのみやたけし)院長にお話を伺いました。

睡眠時無呼吸症候群の症状とは?

──睡眠時無呼吸症候群とはどのような病気ですか?

睡眠時無呼吸症候群とは、眠っている間に呼吸の低下や停止(もしくは「呼吸の低下、呼吸の停止」)繰り返される病気です。充分な睡眠がとれないために日中に眠気を感じ、仕事の効率が低下や、居眠り運転などを引き起こすことがあります。

そして、睡眠時無呼吸症候群には、おもに以下のような症状が挙げられます。

  • 大きないびきをかく
  • 熟睡感が得られない
  • 夜間の頻尿
  • 起床後に頭痛がする
  • 夜間に寝汗をかく
  • 夜間に咳が出る
  • 性機能が低下する
  • イライラしやすい、鬱っぽくなる
  • 口内が乾燥する
  • 倦怠感がある

──睡眠時無呼吸症候群は、自覚症状があって発覚することが多いのでしょうか?

自覚症状のある方はそれほど多くなく、心臓発作が起きてしまったときに気がつく、高血圧のために検査してみたら睡眠時無呼吸症候群が原因だった、ということもありますので注意が必要です。
最近は、いびきアプリを使って「私は一晩に〇〇回無呼吸があった」との報告をする患者様もいらっしゃいます。医療機関で行う検査に比べると精度は落ちますが、参考程度にはなるでしょう。

発症しやすい顔やあごの形態と歯並び

──睡眠時無呼吸症候群は、肥満や喉の形などが原因になり得ると聞きますが、あごや歯並びも原因となる場合があるのですね。睡眠時無呼吸症候群になりやすい、顔・あごの形、歯並びの特徴はあるのでしょうか?

肥満の方が睡眠時無呼吸症候群を発症すると考えられがちですが、日本人はあごが小さいために睡眠時無呼吸症候群を発症することが多く、当院で無呼吸の治療を受診している患者さんでは、肥満の人は3割しかいません。発症しやすい顔やあご、歯並びの特徴を挙げてみましょう。

顔、あごの形

  • 下あごが小さい
  • 面長である

以上の特徴を持つ方は、元々気道が狭いため、少しの体重の増加でも睡眠時無呼吸症候群を発症する可能性があります。

歯並び

  • 歯並びがよくない
  • 噛み合わせが深い

これらの特徴がある方は、口内の容積が狭くなるため、舌がのど側に押されやすく気道を狭める原因となり得ます。

  • 出っ歯
  • 前歯に隙間がある

これらの場合は、口が閉じにくくなります。口を開けて寝てしまうことで重力がかかり、舌がのどの方に向かうため、気道が狭くなり睡眠時無呼吸症候群の原因となってしまう場合があります。

子どもから大人まで。歯科で行う睡眠時無呼吸症候群の治療法とは

──歯やあごに原因がある場合、どのような治療になりますか?またどのように作用するのでしょうか?

成人の場合は外科手術により、あごを大きくすることで気道を確保して、睡眠時無呼吸症候群を改善していくことがありますが、ほとんどはマウスピースの使用治療となります。歯科以外では、CPAP(シーパップ)という治療法もあります。

小児は、床矯正(しょうきょうせい)という治療を行います。これは、取り外し可能で、入れ歯のような器具を1日に12~20時間使用します。定期的に器具のサイズを調整し、あごを大きくするほか、歯並びを治します。子どもの頃に、この矯正を行い、睡眠時無呼吸症候群を予防することで成長してから大がかりな治療をせずに済む場合もあるのです。

──マウスピースについて教えてください。どういった流れで作成し、どのように症状が軽減し治るのでしょうか?

マウスピースは、歯科医院で歯型をとるだけで作製できます。いびきや睡眠時無呼吸症候群の方は、これを装着することで、下あごが前に出るため、気道が広がって症状を改善してくれます。

──CPAP(シーパップ)とはどのような器具で、どう使用しますか?

鼻にマスクを着けて、加圧した空気を送り込む器具です。空気を送ることで、気道が閉じるのを防ぎます。一晩中装着するため、不快感が出て使用が難しい方もいらっしゃいますが、簡単でもっとも効果が高い方法になります。

──マウスピース、CPAPが適しているのはどんな方でしょうか?

軽度から中等度の睡眠時無呼吸症候群の方は、マウスピースが適応になります。また、中等度から重度の睡眠時無呼吸症候群の方は、CPAPが適応になりますが、合わない方にはやはりマウスピースがよいでしょう。自宅ではCPAPを使用し、旅行や出張の際にはマウスピースをと使い分ける方もいらっしゃいます。

いかがでしたか? 睡眠時無呼吸症候群は、顔やあご、歯並びが原因の場合もあるというお話、とても驚きました。睡眠時無呼吸症候群をとくに疑っていない方でも、日中なんとなく倦怠感がある、仕事に集中できないなどの症状を感じたら、顔やあご、歯並びについて、あらためてチェックしてみるのもおすすめです。

取材・文/数野由香子

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