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睡眠で美肌を手に入れよう!夏の肌老化を補修する方法

夏の紫外線は強く、ダメージを受けた肌は老化し、しわやシミ、たるみができやすい状態に陥ります。夏の紫外線対策はもちろんですが、早めのダメージ補修は肌老化の進行を抑えるためにとても重要です。そのためには、化粧水や肌治療といった外的なケアだけでなく、日頃の生活習慣が実は大きな役割をになっています。中でも睡眠は美肌と切っても切れない関係なのだそう。

今回は美肌と睡眠の関係について天現寺SOLARIAクリニック院長の松宮詩依先生にお話をうかがいました。

肌ってどんなもの?

私たちの身体の中でもっとも外に晒されている肌。当たり前のようにありますが、その役割は身体を守るために非常に多岐に渡っています。膜として筋肉や骨、内臓を守っているだけでなく、肌の中でも最も外側にある表皮では皮膚に異物の侵入があると、アレルギー反応を起こして侵入を防ぐといった免疫機能があります。

見た目として嫌われがちなシミも実は皮膚の細胞ががん化するのを防ぐために起きている反応。汗腺から汗を出すことで体温調節をしたり、熱さや痛みを感じたりすることで脳に危険を知らせることも私たちの身を守ることに繋がっています。

そのためダメージを受けやすい肌は他の臓器に比べ新陳代謝が早く、表皮の生まれ変わり(ターンオーバー)は約28日間程度と言われています。しかし肌老化が起こることで、代謝のペースが乱れてしまうのです。

肌老化とは・・・

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では、具体的に肌老化とはどのような症状があるのでしょうか?松宮先生曰く肌老化は『色・質・形』の3つでチェック出来るそうです。

紫外線を浴びると肌細胞のがん化を防ぐためにメラニンという色素が作られ、肌が黒くなります。通常はターンオーバーによって色素が排泄されるので、季節が過ぎれば肌の色は戻っていきますが、肌が老化すると代謝が落ち、色素の分解や排泄が遅れるため、メラニンが蓄積してシミが出来やすくなります。

また、糖化によって肌が老化すると表皮の奥にある真皮で作られている肌コラーゲンが変性し黄ばみやくすみとなってあらわれます。

通常肌は細胞が綺麗に整列していますが、肌老化により細胞同士の列が乱れてくるとキメが整わなくなったり、毛穴が目立つようになったりします。また、肌細胞同士の列が乱れることで水分が蒸発しやすくなり、乾燥やかぶれが起こりやすくなります。

肌が老化すると真皮層が薄くなり、コラーゲンが減少して肌の弾力が落ちることで、たるみになります。また、乾燥によりしわが出来やすくなります。

また、このような見た目だけでなく、肌が様々なダメージに晒されることで老化(炎症)を起こした状態が続くと免疫力が落ち、感染への抵抗性も衰えてしまいます。

そんな絶対避けたい肌老化ですが、この原因は特別なことではなく生活の中にあるようです。

肌老化の原因

肌老化は主に『糖化・酸化・炎症』の3つが原因であり、これをいかに抑えられるかが肌老化を防ぐキーポイントになります。この3つに大きく影響を与えているのが食事、睡眠、運動といった生活習慣、日々かかる精神的なストレス、そして排気ガスや紫外線といった環境です。特に夏の紫外線は強く、肌に直接的に大きなダメージを与えます。

米国皮膚科学会では肌老化の約80%は紫外線が原因と考えられています。紫外線から受ける肌老化は「光老化」と呼ばれ、肌表面だけでなく真皮層まで到達し、シミ・そばかすだけでなく、ハリや弾力も奪っていきます。

実際に車を長期間運転される方で、いつも同じ方向から紫外線を浴びていたところ、顔の片側だけが強くダメージを受け、シミやしわ、たるみが強く出たという症例もあります。

肌老化は睡眠で補修しよう!

夏に蓄積した紫外線のダメージは夏の終わりから秋にかけて症状としてあらわれます。早めにダメージ補修をして、肌老化の進行を抑えましょう。そのために重要な役割を果たしているのが睡眠です。ポイントとなるのは睡眠中に分泌されるメラトニンというホルモンです。メラトニンは強い抗酸化力を持つため、肌の酸化を抑える働きがあります。他にも睡眠中は成長ホルモンが作られ、肌代謝を上げていきます。

ただし、メラトニンの分泌には睡眠の質が大きく関係しています。

①部屋が真っ暗であること
②寝る直前までブルーライト(スマートフォンやパソコン、テレビから出る光)を見ない

この2つが整っていないと睡眠中のメラトニンの分泌が低下するという報告も出ています。また、睡眠中の低血糖も睡眠の質を落とす原因になるそう。寝酒をして意識が朦朧とするのは低血糖の起こっている証拠です。飲酒は意識がはっきりしているところまでで抑えておきましょう。

逆に睡眠の質が落ちるとAGEsという糖化の最終産物が増え、肌の黄ばみや弾力の低下といった老化の原因にもなってしまうので注意が必要です。

睡眠と肌は大きく関係していることがわかりますね。夏が終わり秋になると、日差しも弱まり気を抜きがちですが、この時期の紫外線はまだ意外と強いです。しっかりと紫外線対策をするだけでなく、質の良い睡眠や食事をしっかり摂って肌老化を防ぎましょう。

文/今井菜穂子

監修:天現寺SOLARIAクリニック院長
松宮詩依(まつみや しえ)先生

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