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寝るときの格好どうしてる? 敏感肌やアトピーの方へ医師が解説

敏感肌やアトピーの方にとって、寝るときの格好、素材選びは慎重になるところだと思います。注意すべきポイントや汗をかきやすい夏場の格好はどうしたらよいのか、かゆみなど眠れなくなってしまう原因の対処方法について、上六ツ川内科クリニックの、アレルギー専門医・三島渉先生にお話をうかがいました。

寝るときのおすすめの格好と素材

──肌が弱い、アトピーの方は健康な皮膚と比べてどのような肌の状態なのでしょうか?

細菌などの微生物や、ダニなどのアレルゲンが皮膚に付いたときに、皮膚が健康な状態だと、バリアが働いて皮膚内への侵入を防いでくれるのですが、アトピー性皮膚炎の場合は、細胞と細胞の間に隙間ができているために、アレルゲンが皮膚の奥まで入り込んでしまいます。

──何が刺激となって、不快な症状が悪化するのでしょうか?

アレルゲンが皮膚の奥まで入り込んでしまうと、ヒスタミンという物質が細胞から大量放出することによって皮膚のバリア機能が低下し、かゆみや炎症を引き起こします。おもな症状は、顔・首・腕・膝裏などに起こる湿疹や強いかゆみで、よくなったり、悪くなったりを繰り返し、治りにくいのが特徴です。

──肌が敏感、またはアトピーを持つ方は、直接肌に触れる衣服の影響で、かゆみや不快感が出ることもあると思います。寝るときはどのような格好がよいのでしょうか?

眠っている間は、新陳代謝が活発になるため、想像以上に汗をかいています。そのため、汗をよく吸い取って、肌触りと通気性のよい寝巻きを着るのがよいでしょう。
また、ゴムの締め付けによってかゆみが出ることがありますので、着心地のラクなシルエットのものがおすすめです。

──肌が敏感な方の寝るときの格好と寝具、おすすめの素材があれば教えてください。

コットンやガーゼ、シルク素材など、自然素材で、肌触りがよいものがおすすめです。レーヨン素材も肌触りがよく思えますが、化学繊維ですので、化繊アレルギーのある方は避けたほうがよいでしょう。
寝具は肌触りが固いものだと、刺激によって肌荒れを起こす場合がありますので、なるべく柔らかい素材のものを選んでください。

夏場の理想的な格好と洗濯の仕方

──肌の弱い方にとって、汗をかきやすい夏場の寝巻きは、どのようなところに気をつけて選ぶとよいのでしょうか?

薄手で吸水性、通気性がよいものを選びましょう。暑いからといって素肌を出しすぎると、汗がそのまま肌に長時間付着してしまい、かゆみの原因となることがあるのでおすすめできません。

──寝巻きやシーツ、枕カバーなどの寝具など、おすすめの洗濯方法や、目安となる頻度はありますか?

寝巻きや寝具はできるだけ清潔なものが望ましいです。寝巻きについては、夏場はできれば毎日取り替えたいものです。冬場でも汗はかいていますから、3日に1回は洗濯しましょう。

寝具は、汗による湿気がダニやカビの温床となりやすいので、天日干しや乾燥機を使うのもおすすめです。
洗濯の際は、柔軟剤仕上げをすると肌触りがよくなりますが、一般的な柔軟剤には、さまざまな化学物質が合成されている場合が多いので、アトピーの方は注意が必要です。なるべく、植物由来成分で添加物の少ないものを選びましょう。

眠れなくなる原因と応急処置

──肌の不快感で眠れなくなってしまう方もいらっしゃると思います。夜になると、とくにひどくなる方は、どのような原因が考えられるのでしょうか?

夜にかゆみが出る原因としては、自律神経が交感神経から副交感神経に切り替わることに関係があります。副交感神経が優位になると、身体がリラックス状態になるのと同時に血流が良くなり、かゆみを発生させる物質も多く放出されるためです。

そのほかには、次のような原因が考えられます。

①入浴時の、石けんやシャンプーが付着したままになっている
②入浴後、皮膚が乾燥しはじめる前に保湿を行っていない
③1日の疲れや、ストレスがたまって自律神経が乱れている
④室温が適切でない

──そんなときにできる応急処置はありますか?

上記、それぞれの原因を防ぐ対策はこちらです。

①界面活性剤が入ったボディソープやシャンプーの使用をなるべく避け、充分に洗い流す
②入浴後、すぐにクリームやローションなどでしっかりと保湿する
③寝る前に好きな音楽を聴いたり、お気に入りのアロマオイルを焚いたりして、自分が一番リラックスして眠れる環境を作る
④身体に熱がこもらないよう、エアコンで室温を快適に保つ

部分的にどうしてもかゆみが出る場合には、冷たいタオルや保冷剤で患部を冷やしてみるか、かかりつけ医より処方されている飲み薬や塗り薬を適宜、使用してください。

また、即効性はありませんが長期的には体質改善を行うことで、アレルギーを起こしにくい体質に変えていくことをおすすめします。最近注目されている、腸内環境改善によるアプローチは、アレルギーによって引き起こされる各種症状の改善に役立つのでよいでしょう。

長期的な体質改善については、クリニックのサイト内でさらに詳しく解説しています。
https://www.kamimutsukawa.com/blog/2016_06/20/1298/

敏感肌、アトピーの方の理想の寝るときの格好についてお話をうかがいました。衣服の素材やシルエットだけでなく、洗濯のときの注意や、寝る前にも色々と対策ができるのですね。肌に優しくぐっすりと眠るための工夫、ぜひ取り入れてみてください。

上六ツ川内科クリニック

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2007年横浜市南区に開院。院長は呼吸器・アレルギーの専門医である三島渉先生。アトピーなどのアレルギー症状と腸内フローラの関係に着目し、アレルギー専門医・三島渉が腸内環境を改善に導くサプリメント「アレ楽」を三島院長が開発監修。
・サプリメント「アレ楽」について
https://areraku.com/shopping/lp.php?p=areraku

・上六ツ川内科クリニック Webサイト
https://www.kamimutsukawa.com

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