騒音のせいで不眠に! そんなときの対策は?
COLUMN

隣家の生活音、車のエンジン音など、外からの騒音は、一度気になると眠りに集中することができず、不眠になることがあります。そこで、「これならできる!」という防音対策を探ってみました。
車、隣家、家族などによる騒音で不眠に!?
夜、なんらかの騒音が気になって眠れなくなった経験はありませんか? 日常生活で、騒音はとても身近な問題です。騒音が気になって眠れない状態が続くと、身体の疲れが取れなかったり、翌日のパフォーマンスが低下したりすることが。不眠症の原因になることも珍しくありません。
通常、「うるさくて眠れない」と思うほどの騒音には、次のようなものがあります。
バイクや車、電車などの交通音
自宅が道路に面していれば、バイクや車の走行音、アイドリング音などが聞こえてきます。電車の線路が近ければ、夜遅い終電の時間まで電車の行き交う音が響いてくるでしょう。
隣接している家の生活音
隣家や集合住宅の階上に住んでいる人の足音や音楽、話し声などが聞こえてくることがあります。また、クーラーの室外機や洗濯機を回しているときのような連続音も気になります。
家族による生活音
廊下の足音、ドアの開閉音、話し声、テレビの音などさまざまありますが、話し合って解決できることが多くあります。ただし、隣で寝ている家族のいびきがひどい場合は、話して解決できないだけに、悩まされることもあるでしょう。
耳栓、カーテン、防音グッズを活用しよう
上記だけでも、さまざまな種類の騒音があることがわかります。不眠にならないための防音対策をまとめたので、気になる騒音があったら試してみましょう。
・睡眠用の耳栓をする
・寝室のカーテンに遮音カーテンを活用する
・音が聞こえる窓や壁から頭の位置を離して寝る
・窓に隙間テープを貼って、音の侵入を防ぐ
・防音ガラス、防音サッシ、二重サッシに替える
・発砲ウレタンなどの吸音材を、音の聞こえる方の壁に貼る
・音の聞こえる方の壁側に、本棚やタンスなどの大型家具を設置する
・寝室の場所を、音が聞こえづらい位置の部屋に変更する
・好きな音楽や癒し系の自然音などを小さい音量で聴き、騒音が聞こえないようにする
・集合住宅の場合は、管理会社へ相談する
昼間は気にならない小さな音も、周囲が静かな夜になると“騒音”になってしまうことがあります。また、一般的に、大きな音や不快な雑音などを騒音と感じますが、「うるさくて不眠になりそう」と思うほどかどうかは、本人の主観に大きく左右されます。普通は気にならないささいな音でも、他人には「うるさい」と感じることも。
身の周りの騒音対策を行ったあとは、自分自身が騒音を出して家族や他人の不眠の原因を作っていないかも気にかけ、周囲に配慮しながらお互いに気持ちよく眠れる環境づくりを心がけましょう。
参考文献:
・KURASHIBA「【原因別】もう悩まない!マンションでの騒音・防音対策を徹底解説」
https://www.cigr.co.jp/media/contents/43
・健康情報ナビ「照明と騒音による睡眠環境を調整すると不眠は解消する」
https://kenko-jouhou.com/sleep/souon.html
・ホクレンホームセンター「自分でできる防音対策!ご近所トラブル解消の簡単スゴ技まとめ」
https://www.kagu-hokuren.com/blog/sound_isolation/
文/内藤綾子
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内藤綾子(ないとうあやこ)
東京出身。保険会社でOLを経験したのち、編集プロダクションに転職してライター業をスタートさせる。
出産を機にフリーとなる。ビジネス、家庭、健康、育児、教育に関連する記事を雑誌やWebで執筆するほか、書籍の企画・構成なども行う。
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