あなたは朝型? 夜型? 夏こそおすすめ!目覚めすっきり朝型になる方法
COLUMN

もしもあなたが大切な試験を受けるとしたら、朝8時と夜6時のどちらの時間帯を選びますか? 迷いなく朝を選んだ人は朝型タイプ、夜を選んだ人は夜型タイプかも。そこで、朝型・夜型それぞれのメリット・デメリット、目覚めがいい朝型になるためのポイントをご紹介します。
目覚めすっきりの朝型か、夜でもバッチリの夜型か?
朝、自分は眠くて頭がボーッとしているのに、すっきり顔でアクティブに活動している人、見たことはありませんか? 逆に午前中は影が薄かったはずが、夕方から夜にかけてアクセル全開で取り組む人、周りにいませんか?
前者は朝が得意な朝型、後者は夜が得意な夜型。毎日の仕事や生活スタイル、育ってきた環境、そして遺伝的な要因なども関係して、目覚めすっきりの朝型か、夜でもバッチリの夜型に分かれると言われています。
では、自分はどちらのタイプでしょう? 以下を目安にチェックしてみてください。
朝型
寝つき・寝起きがいい、朝食をしっかりと摂っている、1日の中でも午前中の仕事の効率がいいと感じる。
夜型
寝つきが悪い、目覚めがすっきりせず寝不足を感じがち、午前中はエンジンがかかりにくいものの、午後になると仕事がはかどりはじめる。
朝型と夜型では、体温変化のリズムが違う!
朝型の人と夜型の人には、体温のリズムに違いがあることがわかってきたそうです。朝型の人は、早い時間から体温が上昇して午前中から活動的になるのに対し、夜型の人は午前中に体温がなかなか上昇せず、体温がピークを迎える時間も遅くなる傾向に。
私たちは体温が高いとアクティブモードに、低いと休息モードになると言われているので、体温のリズムの違いによって、集中力や作業効率がアップする時間帯も変わってくるそうです。
では、朝型と夜型、どちらがいいのでしょう?
朝型の人は、全体的に睡眠の満足度が高く、ストレスが少なく精神面での健康度が高い傾向があるそうです。一方で、夜ふかしができず、環境の変化への順応性が低いことがデメリットになる場合も。
夜型の人は、寝つき・寝起きが悪く、睡眠不足をうったえる人が多い傾向に。一方で、不規則な生活や新しい環境への順応性が高く、徹夜などに強いことがメリットになる場合もあるそうです。
仕事などで不規則な生活リズムになりがちな場合は、夜型が適することもありますが、眠りの満足度をアップしてすっきり目覚めるためには、朝型のリズムを整えることがおすすめだと言われています。
朝型に体質改善するための5つの習慣。
夜型のリズムから朝型のリズムをめざすなら、毎日の生活習慣を少しずつ見直しながら、体温のリズムも朝型になるように整えていくことが大切。突然、早寝・早起きを試みても、すぐに効果が出るというものではないので、じっくりと体質改善するつもりで取り組んでみてください。
(1)目が覚めたら朝日を浴びる
(2)30分早く就寝・早く起床を習慣化しながら、理想的な就寝・起床時間に徐々に近づける
(3)朝食は毎朝食べて、夕飯は寝る3時間前までに
(4)起床・就寝時間/3食の食事時間をなるべく揃える
(5)日中はアクティブに過ごし、夜は暗めの環境でリラックスする
日の出の時間が早い夏は、朝が寒くて薄暗い冬より、朝型のリズムにシフトしやすいシーズン。ぐっすりと眠ってすっきりと目覚めるためにも、ストレスの少ない健康的な毎日をおくるためにも、ぜひ、できる習慣から取り入れてみてください。
【参考文献】
『快眠のための朝の習慣・夜の習慣』(だいわ文庫)
『「睡眠力」を上げる方法』(永岡書店)
『8時間睡眠のウソ。』(日経BP社)
文/武田明子
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武田明子(たけだあきこ)
フリーランスのコピーライター。
広告制作会社でコピーライターとして企業の商品・サービスのプロモーションに携わった後、出産を機にフリーランスへ。医療・美容系をはじめ、ママ向けからビジネス系まで多様なジャンルのコンテンツを制作。
読む人に伝わる、わかりやすい執筆を心がけています。最近の楽しみは、iPhoneのアプリを使って睡眠の質を“見える化”すること。翌朝いいデータが取れていると、ぐっすり眠れた感がアップします。
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