いびきや美容に効果!? “舌回し体操”で、睡眠の質アップ!
COLUMN

「最近、いびきを指摘されるようになった」という方。もしかしたら、女性ホルモンが変化して、筋肉のハリが減っているせいかもしれません。そこで、試していただきたいのが“舌回し体操”。顔のたるみやほうれい線への美容効果も期待できるので、チェックしてみてください!
女性ホルモンが減ると、筋肉のハリも減っていく!?
いびきは、呼吸するときの空気の通りである気道が、脂肪や筋肉によって狭くなることで起こると言われています。太っていて首回りに脂肪が多い人、鼻がつまって口呼吸を行っている人、扁桃腺が大きい人などは、かきやすいそうです。
いびきと聞くと、なんとなく男性をイメージしませんか? 実際に、女性は男性よりもいびきで悩んでいる人は少ないそうですが、女性の場合は40〜50代になって、かくようになる人が多いそうです。
その原因の一つが、女性ホルモンの減少。閉経前や閉経後に女性ホルモンのプロゲステロン(黄体ホルモン)が減ると、筋肉のハリがなくなって気道が狭くなるために、いびきをかきやすくなると言われています。
“舌回し体操”で、気道まわりの筋肉にハリを!
心当たりがある方に試していただきたいのが、美容効果で注目を集めている“舌回し体操”。テレビなどでも紹介されることも多く、ご存じの方も多いのでは? いびきをかくと、同室で寝ている人に迷惑をかけるだけでなく、本人の眠りも浅くなりがちなので、ぜひトライしてみてください。
<舌回し体操 基本のセット>
(1)口を軽く閉じ、舌先でほほの内側をプッシュ
(2)そのままプッシュしながら、上→反対のほほ→下と円を描くように移動
(3)最初の位置まで戻ってきたら、もう一周
(4)反対回りで(1)〜(3)を繰り返す
これを朝・昼・晩に3セット以上ずつ行うと効果的。最初は舌のつけ根が痛くてキツイと感じるかもしれませんが、慣れるとラクになってきます。
“舌回し体操”は、いびき対策としてはもちろん、あごのたるみやほうれい線の改善などアンチエイジング効果も期待できるので、一石二鳥。つい忘れてしまうという方は、朝(昼)晩の歯磨きの前後にやるなど、タイミングを決めておくのがおすすめです。
合わない枕が、いびきやシワの原因かも?
女性ホルモンの減少だけでなく、高すぎる枕を使っていることで気道が狭くなり、いびきをかきやすくなっている場合もあります。また、高すぎる枕が、首のシワの原因になっていることも。
「仰向けになったときに、首にシワができずラクに呼吸ができているかどうか」「横向きになったときに、気道が圧迫されず、肩にも負荷がかかっていないか」をお使いの枕で確認してみてください。
理想的な枕は、立っているときの姿勢と同じ身体のS字のラインをサポートしてくれるもの。体型や使っているマットレスによってフィットする枕は違うので、店頭などで専門家に相談して、試しながら選ぶのがベストです。
また、いびきがひどく、途中で呼吸が止まっているような場合は、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性もあります。専門の医療機関に相談してみてください。
【参考文献】
『9割の不眠は「夕方」の習慣で治る』(SB新書)
『驚くほど眠りの質がよくなる 睡眠メソッド100』(かんき出版)
『日本人のための睡眠雑学100』(講談社)
文/武田明子
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武田明子(たけだあきこ)
フリーランスのコピーライター。
広告制作会社でコピーライターとして企業の商品・サービスのプロモーションに携わった後、出産を機にフリーランスへ。医療・美容系をはじめ、ママ向けからビジネス系まで多様なジャンルのコンテンツを制作。
読む人に伝わる、わかりやすい執筆を心がけています。最近の楽しみは、iPhoneのアプリを使って睡眠の質を“見える化”すること。翌朝いいデータが取れていると、ぐっすり眠れた感がアップします。
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