夕方チョコレートで眠りモードへ! バレンタインからはじめる安眠習慣!
COLUMN

2月14日はバレンタインデー。日本では女性が男性に告白する日として親しまれてきましたが、最近は友チョコやご褒美チョコなど、男女問わずチョコレートを楽しむ日として盛りあがっていますね。そこで、今回はチョコレートと安眠のうれしい関係と上手な摂り方をご紹介します。
『眠りモード』のスイッチを入れて、安眠へ!
特にストレスがあったり、興奮したりしていないのに、夜に寝床に入ったものの、なかなか眠れないということはありませんか? それは、もしかしたら、体内時計が乱れているからかもしれません。
私たちは、朝に光をあびるとスイッチが入り『覚醒モード』になり、夜になると『眠りモード』がオンになるといった生体リズムを持っています。そして、この体内時計をコントロールしているのが、自律神経(交感神経と副交感神経)です。
通常、日中、活発に活動している時には、交感神経が優位になります。一方、リラックスしているときに優位になるのが、副交感神経。日が暮れる頃から活発になり、睡眠中に最も働くと言われています。
つまり、安眠するためには、交感神経の働きを抑えながら、リラックス系の副交感神経を働かせることが大切だと言われています。
ただ、仕事の残業などで遅くまで交感神経が優位な状態でいると、『覚醒モード』がオンになった状態が続き、なかなか『眠りモード』に切り替わらない場合も多いそうです。
チョコレートを食べるなら、夕方がおすすめ!
そんな『覚醒モード』をゆるやかに抑えながら、『眠りモード』のスイッチをオンにするきっかけとして、おすすめなのが夕方のチョコレート。
チョコレートの原料であるカカオは、抗不安や抗ストレス作用があると言われるGABA(ギャバ:γ-アミノ酪酸)という成分を多く含んでいることで注目されているんです。市販のチョコレート商品には、機能性表示食品として販売されているものもあります。
もちろん、チョコレートを食べたからといって、ものすごく高いリラックス効果が期待できるわけではありません。ただ、仕事などで、無意識のうちに集中したり、緊張したりが続いたりするときに、ほっと一息。おいしいチョコレートを食べることを習慣化して、交感神経に少しブレーキをかけることで、安眠へとつなげていこうというわけです。
まだある! 安眠のために試したい夕方習慣!
実は、私たちの身体の中心の体温(深部体温)も、眠りのリズムと関わっていると言われています。一般的に、夜眠くなるのは深部体温が急激に下がっていくときなので、その前の夕方にピークを迎える深部体温をしっかり上げておくことが、安眠につながると言われています。
あったかい食事・辛い食事で体温アップ!
手っ取り早く体温を上げるには、夕食にあたたかい料理をとるのがおすすめです。また、唐辛子の主成分であるカプサイシンを摂ると一時的に体温がアップすると言われています。唐辛子の入った辛い料理を適度に取り入れてみてはいかがでしょう。
簡単な運動習慣で体温アップ!
夕方に、ウォーキングやゆっくり目のジョギングを取り入れたり、意識して階段を使うようにしたり、続けられそうな運動を取り入れるのがおすすめです。時間がとれないときは、肩甲骨まわりを動かすのを意識しながら、5分程度のストレッチをするだけでも効果があると言われています。
夕方の習慣を少し見直すことで、夜のぐっすり安眠を手に入れるために。まずは、バレンタインデーをきっかけに、チョコをチョコッと食べる夕方習慣をはじめてみませんか?
【参考文献】
『9割の不眠は「夕方」の習慣で治る』(SB新書)
『お酒や薬に頼らない「必ず眠れる」技術』(角川新書)
『驚くほど眠りの質がよくなる 快眠メソッド100』(かんき出版)
グリコ「GABA[ギャバ]ストレス社会で闘うあなたに。」
http://cp.glico.jp/gaba/
文/武田明子
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武田明子(たけだあきこ)
フリーランスのコピーライター。
広告制作会社でコピーライターとして企業の商品・サービスのプロモーションに携わった後、出産を機にフリーランスへ。医療・美容系をはじめ、ママ向けからビジネス系まで多様なジャンルのコンテンツを制作。
読む人に伝わる、わかりやすい執筆を心がけています。最近の楽しみは、iPhoneのアプリを使って睡眠の質を“見える化”すること。翌朝いいデータが取れていると、ぐっすり眠れた感がアップします。
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