ぐっすり眠ると、恋も実る!? キレイになる睡眠法。
COLUMN

恋の季節!? 友チョコや本命チョコにあれこれ悩む前に、今こそぐっすり眠りましょう。質の高い睡眠によって得られるホルモンは、美容に健康に、うれしい効果を発揮してくれます。美しさを効率よく引き出すための眠り方、キレイになるためのおすすめ習慣をご紹介します。
ぐっすり睡眠でキレイを磨く! 2つのホルモンの秘密。
「恋しちゃって、眠れない!」なんて嘆いている場合ではありません。美肌や美髪を育てると言われている『成長ホルモン』は、きちんと眠ってこそ、たっぷり分泌されます。キレイになるために、正しい睡眠を学びましょう。
『肌のターンオーバー』というワード、一度は耳にしたことがあるかと思います。肌の奥で新しい細胞が作られ、徐々に表面へ移動し、古い角質となってはがれ落ちる……。成長ホルモンは、このターンオーバーを促すお手伝いをしてくれている、美作りに欠かせない存在です。成長ホルモンは、眠り始めの3時間にまとめて分泌され、それ以降の眠りではあまり分泌されないことがわかっています。ですから、最初の3時間をぐっすり眠ることが大切です。
また、成長ホルモンと同じく、眠っている間に分泌が高まるホルモンが『メラトニン』。眠りを誘う作用があり『睡眠ホルモン』とも呼ばれます。米国では、抗酸化作用や免疫力の向上が認められ、若返り効果を期待してサプリメントまで市販されているそうです。メラトニンは日中、光を浴びることにより体内で作られ、暗くなる夕方頃から分泌が始まって、夜中にピークを迎えるそう。就寝前は、メラトニンの分泌を促すためにも、ぜひ部屋を暗くしてリラックスして過ごしましょう。
成長ホルモンとメラトニンは、ダイエットにも関わっていると言われています。まさに、キレイの味方ですね。この2つのホルモンをたっぷり分泌させるためにも、ぐっすり感を味わえる質の高い睡眠を心がけたいものです。
うるつや美肌を手に入れる! 真冬のスキンケア。
この睡眠中の美肌チャンスを有効活用してもっとキレイになるために、スキンケアのポイントをご紹介します。
真冬のスキンケアのカギは、『モイスチャーバランスを保つ』こと。肌のうるおいは、角質層の『水分』、水分を貯えるための『NMF(天然保湿成分)』、水分を逃さないための『脂質』という、3つの要素で保たれています。このバランスが整ってこそ、うるおいのある美肌になります。一年で最も寒くて乾燥するこの時期の肌は、モイスチャーバランスがくずれがち。冬でも化粧水しか使ってないという方もいるようですが、今こそ『化粧水・乳液・クリーム』でしっかりケアしましょう。
まずは化粧水で乾いた角質層をたっぷりうるおし、与えたうるおいを乳液でしっかりキープ。さらにクリームでシールドすれば、バリア機能も高まって、モイスチャーバランスの保たれたすこやかな肌へと導いてくれます。わかってはいるけれど、忙しくてそこまで手がかけられないという方には、各メーカーから出されている『オールインワン』アイテムもおすすめ。ひと塗りで、この3つの役割を担ってくれる、心強い助っ人です。
しっかりケアしておけば、ぐっすり睡眠で得たホルモンとの相乗効果で、翌朝には内側からふっくらとハリのある、うるつや美肌に出会えるはずです。
キレイな人は始めている!? 『温活』のすすめ。
肌がうるおったら、次は、芯から元気になるための『温活』のご提案です。
まずは、ご自分の冷え具合を確かめるために、お腹を触ってみてください。お腹がひんやり冷たいと感じるときは、特に身体が冷えているので、すぐに改善が必要だそうです。身体が冷えると手足がなかなか温まらず、深部体温をうまく下げられなくなるため、寝つきも悪くなります。こんなときは、手足よりも、お腹、ひいては血液をめぐらせている大もとの内臓を温めることを意識してみましょう。
温活におすすめのアイテムは、腹まき、毛糸のパンツ、湯たんぽ、カイロなど。何もないときには蒸しタオルを用意してもよいでしょう。お腹を温めることで、手足もじんわり温まってきて、自然に心地よい眠りへと導いてくれます。また、食事にも気をつかい、身体を冷やす食べものや飲みものを控えて、内側から温めることも忘れずに。身体が温まって血行がよくなると、肌色も明るくなって、お化粧ノリもよくなります。健康と美容のために、内から、外から、どんどん温めていきましょう。
さあ、日ごろから身体を温め、肌はしっかり保湿! 日中は光を浴びて元気に活動し、夜は照明を抑えてゆったり過ごす。そして、寝入って最初の3時間をぐっすり眠れるよう心がければ、きっと肌に髪に、そして心にも、うれしい変化が……。質の高い睡眠がもたらしてくれる、キレイの力を実感してみてください。自分に自信がついたら、恋の力も湧いてくるかも!?
【参考文献】
『今日からはじめる超快眠術』(旬報社)
『女性ホルモンでキレイになる!ずぼらちゃんの美肌バイブル』 (ソフトバンク クリエイティブ)
文/井田京子
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井田 京子(いだ きょうこ)
コピーライターとして、主に化粧品をはじめとした美容関係の広告制作を経験。過去には、多忙による自律神経の乱れから、過眠症になって睡眠外来に通ったことも。なんとなく治癒しましたが、睡眠について考えていると、ついウトウトしてしまう毎日です。朝が苦手で、子どもに起こされることもしばしば……。『快眠は人生を潤す』と信じています。
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