眠れないときの対策は目もとをHotに
COLUMN

なかなか眠れないとき、目もとを温めると「いつの間にかウトウトしていた」なんて経験はありませんか? 目と睡眠にはどのような関係があるのでしょう。寝る前に簡単にできる目もとHot法とは?
眠りには、副交感神経が大きく関わっている
身体には、循環器、消化器など身体全般の活動を調整するために働き続ける自律神経があります。自律神経には、興奮や緊張した状態で活発になる交感神経と、安静やリラックスした状態で活発になる副交感神経があります。
スムーズで深い眠りを誘うには、副交感神経を活発にし、心身をリラックスさせることが大切。そのため、「眠れない」と思ったときは、目もとを温めることが対策として効果的なのです。
眠れないとき、なぜ温熱対策がいいの?
目の周りには眼球を動かすために神経が走っているのですが、これが副交感性の神経と言われています。目を温めると副交感神経のスイッチが入り、体中の血管が広がって血流が促進。筋肉がゆるんでリラックスした状態になります。やがて手足がポカポカになり、「いつの間にかウトウトしていた」なんてことが起こるのです。
手間がかからず、すぐできる4つのHotメソッド
目もとを効率よく温めるには、次のような方法を参考にしてみてください。
・温熱シート
温熱効果と蒸気が目もとを包み、疲れ目を癒すと同時に、全身の疲労回復にも役立ちます。パソコン作業や、スマートフォンを見る時間が長い人におすすめ。ドラッグストアなどで購入できる手軽さがあり人気です。
・ホットタオル
水で濡らしたタオルを絞り、600wの電子レンジで1分ほど温めます。温め過ぎてやけどをしないように注意しましょう。出来上がったホットタオルにアロマオイルを数滴垂らすと、よりリラックス感が得られます。
・入浴しながらホットタオルを
湯船につかりながら、風呂の湯で温めたタオルを目もとに10分ほど当てましょう。全身と目もとのダブル効果でまたたく間にリラックスできます。入浴時間を有効活用できるので、忙しい人向き。
・手のひらを目に当てる
手をこすり合わせて温かくなった手のひらを、お椀のように少し丸くして、1分くらいまぶたに当てます。まぶたに手が触れたり、眼球を押したりしないように気をつけて。このとき、鼻から息を吸い、口から吐くことを繰り返します。
目もとを温めるのは、だれでもできる簡単な睡眠テクです。試してみると、いつもより深い眠りへ導かれ、朝スッキリ目覚めること間違いなし! 眠れないときの対策として、今夜より試してみてはいかがでしょうか。
【参考文献】
・健康生活
「目を温めるのがポイント! 睡眠を深くする就寝前の簡単な対策は」
http://health-to-you.jp/sleep/suimintaisaku1223/
・ウェルラボ
「目もと・首もとを温めると快眠できるワケ」
http://www.well-lab.jp/201507/basics/5547
・『驚くほど睡眠の質がよくなる睡眠メソッド100』(かんき出版)
文/内藤綾子
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内藤綾子(ないとうあやこ)
東京出身。保険会社でOLを経験したのち、編集プロダクションに転職してライター業をスタートさせる。
出産を機にフリーとなる。ビジネス、家庭、健康、育児、教育に関連する記事を雑誌やWebで執筆するほか、書籍の企画・構成なども行う。
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