ベッドに入るとゴチャゴチャ考えて……眠れないときの対処法
COLUMN

夜、ベッドに入って目を閉じると、「今日の打ち合わせで、ああすればよかった」「明日の会議の段取りは、どうする」なんてゴチャゴチャ考えてしまい、「眠れない」ということはありませんか? 考えごとをし過ぎると、なぜ眠れなくなるのでしょう。眠れないときの対処法について解説します。
不安、反省、喜びなどで脳が興奮してしまう
ベッドで横になると、さまざまな考えごとが頭をよぎって、眠れなくなってしまうことがよくあります。
たとえば……
・今日一日の反省
・過去の回想
・将来への不安
・「今日も眠れないかも」という心配
・明日の予定
・ワクワクする出来事
・うれしい知らせ
といった雑念で頭の中がいっぱいに。ゴチャゴチャ考えると、なぜ睡眠の妨げになるのでしょう。
さまざまなことを考え始めると、本人の意図はどうであれ、脳は興奮し覚醒してしまいます。そのため、寝つきが悪い、眠りが浅い、夜中に目が覚める、といったことが起こるのです。とはいえ、「考えるのをやめなければ」と焦ることは得策ではありません。そう思うほど、意識が考えごとに向いてしまうからです。
眠れないときに試したい4つの対処法
ベッドに入ったら、自然に心が無になって眠りの世界へ入れれば理想ですが、「目を閉じると、どうしてもいろいろ考えてしまう」ということは多いですね。そこで、ベッドに入って眠れないときの対処法をご紹介します。
・紙に書いてみる
ゴチャゴチャと考えてしまうのは、自分の中で今の状況や気持ちがしっかりと整理できていないからです。整理するために有効なのは、紙に書いてみること。問題点や不安なポイントを紙に書き出すと、自分自身と向き合い、気持ちの整理につながります。
・頭を冷やす
保冷材などをタオルで包み、額や後頭部を冷やしながらベッドで横になりましょう。使い過ぎでヒートアップした脳をクールダウンさせ、休めることができます。
呼吸へ意識を向けて雑念を消し去る
・いったん起きてしまう
寝室から一度離れ、気分転換することも賢い方法です。リビングで雑誌を読む、温かいドリンクを飲む、軽いストレッチをするなど、心と身体をリラックスさせて、眠くなってから寝室に戻ってみましょう。
・ベッドの中で深呼吸する
呼吸に意識が向くため、雑念がなくなるメリットが。また、副交感神経が優位になり、脳がリラックスした状態になるので、眠りに導かれやすくなります。鼻から息を吸い、おなかに空気を貯めるイメージでいったん止めて、口からフーッと吐くという手順を繰り返して。
一日の忙しさからやっと解放されてベッドに入るのですから、雑念を消してぐっすり眠りたいものです。自分に合った雑念消去法を見つけると、それが入眠儀式となり、毎日のすんなり睡眠へつながるスイッチとなるでしょう。ゴチャゴチャ考えて眠れないときは、ご紹介した4つの対処法をぜひお試しください。
【参考文献】
・せせらぎメンタルクリニック|精神科・心療内科
「考えても仕方のない考え事を止めるための7つの方法」
http://seseragi-mentalclinic.com/stop-thinking/
・ネムジム
「深呼吸による安眠法。「幸せホルモン」を増やしてぐっすり眠る」
http://nemgym.com/201507297871/
・痛みの身体心理学
「不眠を改善!脳をリラックスさせて、ぐっすり眠る方法。」
http://www.shirogane-chiro.com/blog/fumin-kaizen/
文/内藤綾子
関連するキーワード

内藤綾子(ないとうあやこ)
東京出身。保険会社でOLを経験したのち、編集プロダクションに転職してライター業をスタートさせる。
出産を機にフリーとなる。ビジネス、家庭、健康、育児、教育に関連する記事を雑誌やWebで執筆するほか、書籍の企画・構成なども行う。
※記事内の写真・文章・価格・人物などは記事の更新日時点での情報となります。
現在の情報と異なる場合もございますので、ご了承ください。
大塚家具のLINE公式アカウント!
続けて読みたい!あなたにオススメの記事