眠れない夜に音楽はいかが?
COLUMN

なかなか眠りにつけないときは、神経が高ぶっているのかもしれません。ぐっすり眠るには、心と身体をリラックスさせることが大切。読書、ストレッチ、ホットドリンクを飲むなど、リラックス法はさまざまある中で、音楽も手軽に試しやすい方法です。スムーズな睡眠に導いてくれる音楽はどのようなものがよいのか、ご紹介します。
雑念が多いと眠れないことも。音楽で解消しよう!
忙しい毎日を送っていると、布団の中で目を閉じても、その日に起こったさまざまな出来事がよみがえって眠りに集中できなかったり、イヤなことがあれば気になって余計眠れなかったりすることがあるでしょう。
眠れない夜の雑念を消すためには、音楽はとても効果的。音楽は興奮や緊張を和らげ、寝つきが早まるだけでなく、より深くグッスリ眠れるように働きかけてくれます。
とはいえ、「大好きなロックをガンガンかけながら寝たい!」など、自分の好きな音楽なら何でもよいというわけにはいきません。睡眠に適した音楽には一定の法則があり、深い眠りへと導くために大切なのは次の2つです。
脳が覚醒してしまう曲はNG
・ゆったりした一定のテンポがあり、落ち着いている
テンポが早くてリズミカルなものは、脳が興奮し覚醒してしまうので避けましょう。また、曲調が頻繁に変わる曲も眠りを妨げてしまいます。リラックスできるテンポや落ち着いた雰囲気の音楽を選ぶことが基本です。
この条件を満たす音楽としておすすめは、ゆったりとして単調な曲調のクラシック。
特にモーツァルトやバッハなどがよいとされています。
・歌詞が入っていない
歌声が入っていると、無意識に歌詞の内容について考えてしまったり、つい口ずさんでしまったりすることがあります。ムダな思考が働かないように、歌詞が入っていない曲が○。
たとえば、ヒーリングミュージックなどの自然界の音は心身ともにリラックスさせる効果が高く、睡眠にはピッタリです。自分が自然に抱かれたイメージをつくりやすく、よりリフレッシュします。
・森の木々が揺れる音
・小鳥のさえずり
・川のせせらぎ
・寄せては返す波の音
・雨や風の音
など、好みの曲を選んで。
聴くときに注意したい3つのこと
「これならぐっすり眠れそう」という音楽を決めたら、聴くときにも気をつけたいことがあります。
・音量は小さめに
大きい音量だとかえって頭が冴えてしまうので、図書館並みの静けさで、かすかに聞こえるほどの音量に。
・就寝前30分~1時間前に
日中の活動で脳が興奮して疲れやストレスをためている状態から、睡眠のためのリラックス状態に切り替えるためには、これくらいの時間が必要です。
・音楽はタイマーをかけて
せっかく眠りについても、ずっと音楽が流れていると脳が反応して眠りが浅くなってしまうことがあります。眠ってしばらくしたら、音楽が止まるよう、タイマーのセットを忘れずに。
睡眠前に音楽を聴く習慣ができると、それが快眠のスイッチになってくれます。この秋は、深い眠りの世界へ導いてくれる、お気に入りの快眠音楽を見つけてみませんか。
【参考文献】
・healthcare
「眠れない時に聴く音楽の選び方とは?心地よく眠りに落ちる方法」
http://healthcare.hadalove.jp/insomnia-music-51497
・目覚ましラボ
「 睡眠前の音楽選び間違ってません?ストンと眠れる選曲のコツ3つ」
http://mezamashi.jp/suimin/music-01/
・せせらぎメンタルクリニック
「睡眠に効果的な音楽はあるのか。安眠CDの真実と誤解」
http://seseragi-mentalclinic.com/sleepmusic/
・肌らぶ
「聴くと眠くなる音楽9選! 音楽と睡眠の関係と効果的な快眠方法」
http://hadalove.jp/sleep-music-14282
文/内藤綾子
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内藤綾子(ないとうあやこ)
東京出身。保険会社でOLを経験したのち、編集プロダクションに転職してライター業をスタートさせる。
出産を機にフリーとなる。ビジネス、家庭、健康、育児、教育に関連する記事を雑誌やWebで執筆するほか、書籍の企画・構成なども行う。
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