香りでスイッチを切り替え! 安眠のためのアロマ・目覚めのアロマとは?
COLUMN

好きな香りでイライラが収まったり、さわやかな香りでやる気がわいてきたり。香りは、脳にダイレクトに働きかけて、心と身体をシフトチェンジする力を持っています。1日の終わりにおすすめの安眠アロマ、1日のスタートにぴったりの目覚めのアロマを活用してみませんか?
1〜2滴、ティッシュに垂らして枕元に。
アロマテラピーと聞くと、“香りを楽しむ趣味”と思われている方も多いかもしれません。でも、実は奥が深く、植物の香りを使って身体と心の不調を癒すための療法という側面もあります。
香りの刺激が伝わる脳の部位は、快・不快を感じる部位に近い部分にあるので、気分に大きく影響を与えるそうです。
いわば、香りはパッと気分を切り替えたいときに頼りになる、スイッチのような存在。頭が冴えて安眠できないときや、逆に眠気で頭がボーッとするとき、まずは、アロマオイル(精油)を1〜2滴、コットンやティッシュにたらして、枕元に置いてみてください。
ただし、アロマオイルは植物から抽出したものだから副作用がなく安心というわけではありません。妊娠中や健康状態が気になる方は、必ず医師や専門家に相談してから使うようにしましょう。
安眠アロマで、1日の終わりをリラックス。
夜は、身体も心もリラックスできるような鎮静効果のあるアロマオイルがおすすめです。いくつかご紹介しますので、お店で香りを試してみて、自分がリラックスできるものを選んでみてください。眠る1時間前くらいから使うと効果的です。
ラベンダー
アロマオイルの中でも、特に名の知れたラベンダー。爽やかな甘みのある香りです。鎮静、鎮痛、催眠、自律神経調整などの作用があると言われています。興奮やイライラのあるときにおすすめです。
プチグレン
ビターオレンジの葉から抽出される、個性的な香りのアロマオイル。鎮静、抗不安、自律神経調整などの作用があると言われています。興奮や不安などで気持ちが休まらないとき、休息モードのスイッチオンにおすすめです。
クラリセージ
クラリセージの花と葉から抽出される、スパイシーで甘みのある香りのアロマオイル。鎮静、抗不安、多幸などの作用があると言われ、幸福感を感じたいときにおすすめの香りです。
オレンジスイート
オレンジの果皮から抽出される、オレンジの果実感たっぷりのアロマオイル。精神高揚、抗不安、鎮静などの作用があると言われ、前向きで元気な気持ちになる効果が期待できます。
目覚めのアロマで、1日のスタートをスッキリ!
眠気を覚ましてスッキリしたいときにぴったりのアロマオイルをご紹介します。仕事や会議中などに眠くなってしまう方にもおすすめ。ただし、夜の眠りを妨げてしまわないよう、使う時間には気をつけてください。
レモン
レモンの果皮から抽出した、爽やかな香りのアロマオイル。神経鼓舞、血流促進などの作用があると言われています。脳を刺激してリフレッシュできるので、1日のスタート時や、頭が冴えないときにおすすめです。
ペパーミント
ペパーミントの花と葉から抽出した、清涼感のある香りのアロマオイル。滋養強壮、頭脳明晰、血圧上昇などの作用があると言われています。頭をクリアにしたい朝はもちろん、人前に出るときにあがってしまいそうなときにもおすすめです。
グレープフルーツ
グレープフルーツの果皮から抽出した、フレッシュな果実感のある香りのアロマオイル。抗うつ、神経強壮、精神高揚などの作用があると言われています。気分転換したいときや、気分が重いときにおすすめです。
ご紹介したのは、一般的におすすめのアロマオイルです。いろいろな香りを試してみて、自分がリラックスできたり、やる気がわいてきたりするアロマオイルを探してみてください。
【参考文献】
『アロマテラピーの教科書』(新星出版社)
『医師がすすめる「アロマセラピー」決定版』(マキノ出版)
『脳が若返る快眠の技術』(KADOKAWA)
文/武田明子
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武田明子(たけだあきこ)
フリーランスのコピーライター。
広告制作会社でコピーライターとして企業の商品・サービスのプロモーションに携わった後、出産を機にフリーランスへ。医療・美容系をはじめ、ママ向けからビジネス系まで多様なジャンルのコンテンツを制作。
読む人に伝わる、わかりやすい執筆を心がけています。最近の楽しみは、iPhoneのアプリを使って睡眠の質を“見える化”すること。翌朝いいデータが取れていると、ぐっすり眠れた感がアップします。
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