睡眠中の美容大作戦! サラサラ美髪は、夜つくられる!?
COLUMN

強い紫外線は、お肌だけでなく髪にとっても大敵。春夏の日差しを浴びて、気がついたらパサパサヘアになっていた……という方も多いのでは? そこで、眠っている間に髪のダメージを修復して、美髪を取り戻すためのコツをご紹介します。
睡眠中の『美容のゴールデンタイム』で生まれ変わる!
『お肌のゴールデンタイム』については、すでにご存じの方も多いはず。この時間帯に睡眠をとることで、お肌の細胞の修復・再生をサポートする『成長ホルモン』がたくさん分泌されると言われています。
同様に、ダメージを受けた髪の細胞の修復・再生を促してくれるのもこのホルモン。通称『若がえりホルモン』と呼ばれる『成長ホルモン』は、日中も分泌されていますが、入眠した後の最初に訪れる深い睡眠をきっかけに、眠りはじめて3時間ほどの間にたっぷりと分泌されるそうです。
ハリ・ツヤのある健康的な髪を取り戻すためには、しっかりと熟睡することがポイント。徹夜や浅い眠りがつづくような睡眠では、『成長ホルモン』が多量に分泌されるチャンスを逃してしまうことになります。
『成長ホルモン』は、ほかにも疲労回復、脂肪分解、免疫力アップ、女性ホルモンのエストロゲンの生産を促すなどの働きも。アンチエイジングには欠かせないホルモンなので、しっかりと眠って味方につけたいですね。
意外と知られていない、美髪の敵とは?
美髪をはかるモノサシの一つ、『天使の輪』。健康な髪がきれいに並んでいるとき、表面のキューティクルに光が反射して、天使の輪のように円形に輝いて見えることから呼ばれています。
一方、ヘアカラーやブリーチ、パーマなどでダメージを受け、キューティクルがはがれたり削れたりしていると、ぼやけて見えるそうです。また、太陽光や摩擦もキューティクルを傷める原因になると言われています。紫外線の強い季節には、お肌だけでなく髪も日傘や帽子、髪用のUVケア用品を使ってガードしておくようにしましょう。
そして、意外と見落としがちな髪の摩擦にも気を配っておきたいもの。シャンプー前には髪をブラッシングしてもつれをほぐし、たっぷりの泡で摩擦を防ぎましょう。タオルドライするときも、ゴシゴシとこすらないように。
就寝中の摩擦を防いで『天使の輪』を育てる!
さらに気をつけておきたいのが、睡眠中の摩擦。髪と枕との間に起こる摩擦を防いで、キューティクルを守るための方法をご紹介します。
季節に関わらず、髪を乾かして寝る
髪がぬれていると、キューティクルははがれやすくなっているそうです。そのまま横になってしまうと、寝具との摩擦によって傷んでしまうことに。しっかりと乾かしてから寝るのが基本です。
ロングヘアの場合は髪をまとめる
かるく一つにまとめたり、二つに分けて三つ編みにしたりすることで、摩擦を減らすことができます。ゴムのあとがつかないように、かるく結わえるように。寝返りをうったときにも負担にならない結び方にしましょう。
ナイトキャップをつける
眠るとき用の帽子をかぶって、摩擦を防ぐ方法です。デザインや素材もいろいろなものが販売されていますが、なめらかなシルク素材のものが最近人気を集めています。
また、枕カバーやシーツなどの素材に、摩擦がおきにくいなめらかな素材を選ぶのもポイント。『天使の輪』が輝く美髪を手に入れるため、睡眠中の美容対策について、できることから試してみませんか?
【参考文献】
『快眠のための朝の習慣・夜の習慣』(だいわ文庫)
『ぐっすり眠りたければ、朝の食事を変えなさい』(PHP研究所)
『驚くほど眠りの質がよくなる 睡眠100メソッド』(かんき出版)
花王株式会社:ヘアケアサイト 髪と地肌のしくみ
http://www.kao.com/jp/haircare/mechanism_01.html
イケジョ通信:寝る時に髪を痛めない方法。摩擦をなくして長い髪でもボサボサ回避
http://ikejo.net/neru-kami-care-4845
文/武田明子
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武田明子(たけだあきこ)
フリーランスのコピーライター。
広告制作会社でコピーライターとして企業の商品・サービスのプロモーションに携わった後、出産を機にフリーランスへ。医療・美容系をはじめ、ママ向けからビジネス系まで多様なジャンルのコンテンツを制作。
読む人に伝わる、わかりやすい執筆を心がけています。最近の楽しみは、iPhoneのアプリを使って睡眠の質を“見える化”すること。翌朝いいデータが取れていると、ぐっすり眠れた感がアップします。
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