食欲の秋! 太りやすいのは間違った睡眠習慣のせい? 睡眠ダイエットの効果を実感しよう!

食欲の秋!旬の野菜やお魚がおいしい季節がやってきましたね!でも気になるのが体重……。年を重ねるごとに痩せにくくなっていませんか?
そんな方向けに、今回は眠りを見直すことでダイエット効果を高める、睡眠ダイエットについてご紹介します。
睡眠不足になると食欲が増す……睡眠ダイエットのためには睡眠時間を確保することが大切だった!
定期的に運動をしているのになかなか痩せない……とお悩みではありませんか?
人の体は摂食中枢から食欲を促すホルモングレリンが分泌され、食べるのをやめる満腹中枢から食欲抑制ホルモンであるレプチンが分泌されることが分かっています。
しかし睡眠時間が減ると、血中のグレリン(食欲増進ホルモン)が増し、逆にレプチン(食欲抑制ホルモン)が減少すると言われています。
そのため、睡眠不足になると食事をしっかりとっていても食欲が増してしまいます。
寝る前にお腹がすいてしまう、ついつい量を多く食べてしまうという方は睡眠時間を見直してみてはいかがでしょうか?
最適な睡眠時間は人それぞれ違いますが、6時間以下の睡眠時間になると集中力や記憶力が低下し日中に眠気を感じやすいと言われています。睡眠時間は6時間以下にならないように気を付けてみましょう。
成長ホルモンをしっかり分泌してカロリーを消費!
寝ている間に「成長ホルモン」と呼ばれる代謝を促すホルモンが分泌されることが分かっています。成長ホルモンは、寝はじめの3時間に多く分泌されるため、寝つきをよくして成長ホルモンをしっかり分泌することで、代謝がよくなり睡眠ダイエットの効果が得られると言われています。
また、食事は就寝の3時間前までに済ませるように心がけましょう。お肉や魚は消化するまでに3時間ほどかかると言われています。寝ている間は消化もお休みするため、消化しにくく太りやすくなることがあるそうです。
また、満腹中枢を刺激するまで、ゆっくり食べることが重要です。また、ゆっくり噛んで食べることにより、消化改善、歯やアゴの強化、ストレス解消にもつながります。
就寝中の豆電球の光も注意!
睡眠中の豆電球の光も、食欲抑制ホルモンであるレプチンの分泌を妨げ、太りやすくなることが分かっています。
また、豆電球の光でさえも、眼球はきょろきょろ動き脳に伝わることで深いノンレム睡眠が減少すると言われています。その影響で成長ホルモンの分泌を妨げ、痩せにくくなるそうです。
科学的にも、豆電球をつけて寝ている人は、真っ暗にして寝ている人と比べて肥満の割合が約2倍という調査結果が発表されています。豆電球の光以外にもテレビ、パソコンやタブレットのつけっぱなしにも気をつけてくださいね。
しっかり睡眠時間を確保することが痩せ体質をつくり睡眠ダイエットの効果を実感できます。
食事・運動に加え、睡眠についても目を向けてみてはいかがでしょうか?
【参考文献】
『きょうの睡眠ダイエット: 4週間でヤセ体質に変わる』(主婦と生活社)
文/塚島早紀子
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快眠プランナー、上級睡眠健康指導士
塚島早紀子(つかしまさきこ)
約10年間の睡眠サポートサービスの運営を経て、楽しい睡眠をテーマにした「pleasantsleep.jp」を開設。
執筆、講演、メディア出演などを通じて帰宅後から寝るまでの習慣改善プログラムや寝室環境の改善などエビデンスに基づいたホームケアの方法をお伝えしています。
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