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妊娠中に眠れない原因って?

妊娠中は、さまざまな原因から眠れない状態になりやすいのをご存知でしょうか。いま妊娠されている方、これから妊娠される予定のある方、そして身近に妊娠されている方がいる方は、妊娠中に眠れない主な原因を知っておきましょう。

妊娠中に眠れない主な原因

妊娠中といっても初期から後期まで妊婦さんの身体は大きく変化しており、時期によっても眠れなくなる原因は異なってきます。そこで時期や症状などから妊娠中に眠れない主な原因をいくつか挙げてみます。

●卵胞ホルモンの影響

妊娠15週くらいまでの妊娠初期と呼ばれる時期には、通常、黄体ホルモンの影響でいつも眠い感じがあるといわれています。

一方で、妊娠28週くらい以降からの妊娠後期になると、今度は卵胞ホルモンの分泌が高まることで、不眠になりやすくなるといわれています。

このように、ホルモンバランスによって眠い・不眠の時期が分かれるのです。

妊娠後期に不眠になりやすくなるのは、出産後に赤ちゃんへ夜中授乳するための身体の準備でもあるといわれています。

●赤ちゃんの動きによるもの

妊娠後期になると、お腹が大きくなり、赤ちゃんの動きも活発になります。夜中、赤ちゃんが動いて、その影響で目が覚めることがあります。

●膀胱が圧迫される

妊娠中は大きくなる子宮によって膀胱が圧迫されるため、トイレが近くなりやすいといわれています。夜中にも尿意を感じて目が覚めることがあるでしょう。

●むずむず脚症候群

妊娠中は、ふくらはぎの深いところに虫がはうようなむずむず感が生じる『むずむず脚症候群』になりやすいといわれています。夜中にも足がピクンピクンと動くことがあり、その不快な感覚で目が覚めてしまったり、眠れなくなったりすることがあるといわれています。むずむず脚症候群は妊娠に伴う貧血によっても生じることがあるといわれています。

●睡眠時無呼吸症候群

『睡眠時無呼吸症候群』とはさまざまな原因で呼吸がしにくくなり、睡眠時に10秒以上呼吸が止まることのある状態をいいます。無呼吸や低呼吸が続くと熟眠を妨げてしまいます。妊娠中は肥満になりやすいため、喉が閉じてしまい睡眠時無呼吸症候群につながりやすくなるといわれています。

妊娠中に眠れない場合どうすればいい?

もし妊娠中に眠れなくなった場合、どんな対処方法があるのでしょうか。いくつかみていきましょう。

●寝る前に水分を摂取し過ぎない

寝る前に水分を摂取すると、妊娠中は特に、夜中にトイレに起きてしまいます。寝る直前に多く水分を摂取するのは控えましょう。

●無理に眠ろうとせず、昼寝などで補う

元気な赤ちゃんを産むためにも、妊娠中の睡眠はしっかりとりたいものです。しかしホルモンによる影響もあるため、無理に寝ようとせず、うまく昼寝をするなどして工夫するといいといわれています。

●かかりつけの産婦人科医に相談する

妊娠中に眠れない原因がむずむず脚症候群や睡眠時無呼吸症候群の場合、放っておくと悪化する可能性もあります。少しでも疑われる場合には、自己判断せずにできるだけ早くかかりつけの産婦人科医に相談しましょう。

自分でできる対処法には限界があります。もし生活に支障が出るのであれば、すぐに遠慮なく産婦人科医に相談することが大切です。

参考文献
・『おなかの赤ちゃんが元気に育つ妊娠中の食事と栄養』(学研パブリッシング)
・『女性のための睡眠バイブル』(主婦と生活社)
・『図解入門よ?くわかる最新からだのしくみとふしぎ』(秀和システム)
・『読むだけで睡眠の質がよくなる100のコツ 決定版』(主婦の友社)
・千葉大学大学院医学研究院 呼吸器内科学「睡眠時無呼吸症候群」
http://www.m.chiba-u.ac.jp/class/respir/sinryo/sas/syosai/index.html

文/石原亜香利

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