眠りの質を変えるマットレスの選び方 専門家が伝授します!
INTERVIEW

「ぐっすり眠れるマットレスを使いたい」というのは、誰もが持つ願い。では、ぐっすり眠れて自分に合うよいマットレスとは、どんなマットレスなのでしょう? 眠りの専門家である大塚家具の『スリープアドバイザー』に、マットレスの良し悪しの見極め方や自分に合ったマットレスの選び方を聞きました。
五感で気持ちいいと感じる空間で、ぐっすりと。
—眠りの質を上げるために大切なことは?
最高の環境が整っていなくても私たちは眠ることができますが、やはり、よりよい環境を整えてぐっすり眠りたいですよね。質の高い睡眠がとれれば、翌日のパフォーマンスにも、健康の維持にもつながります。
眠りの質を高めるためにまず大切なことは、生活習慣を整えること。できれば、毎日同じような時間に起床・就寝して眠りのリズムを整えたり、お風呂に入ってリラックスして眠るようにしたり。また、眠るときには、心地よい音楽やお気に入りのアロマを取り入れるといった、寝室の環境を整える工夫もおすすめです。照明も暗めにして、リラックスできるような空間づくりを心がけてみてください。
あとは、マットレスなどの寝具選びも大切。自分に合ったマットレスや枕、快適に眠れる掛け布団、肌触りのよいシーツ類などを選ぶことで睡眠の質を高めることにつながります。シーツ類の色も、気持ちが落ち着くようなカラーを取り入れていただくのがおすすめです。
入眠前に五感で気持ちよいと感じて心からリラックスできるような、生活習慣、寝室の環境、寝具などをトータルコーディネートすることで、理想的な眠りに近づけると思います。
必ず横向きでチェックするのが、マットレスの上手な選び方。
—眠りの質を上げるマットレスの選び方は?
私たちは、立った姿勢が一番自然体に近いと言われていて、その立ち姿勢のままで横になれるものが自分に合った理想的なマットレスだとされています。私たちがお客さまにマットレスをご紹介するときは、両サイドの鏡を見ながら実感していただけるブースにご案内することが多いんです。
向かって左は、フィット感が高めのマットレス。レガリアというブランドの中でも、最もお求めやすいモデル『オネスティ』です。一方、右はかためのタイプのマットレスです。
仰向けで“立ち姿”になっているかどうかとともに、確認していただきたいのが横向きでの寝姿勢。横向きになったときに、どれだけ気持ちよくリラックスできるかをチェックするのが、マットレスの選び方のコツとも言えます。首、肩、腰などは凹凸が大きいので、マットレスの違いが大きく出ます。
左のレガリアの『オネスティ』では、枕を使わなくても頭から足先まで、身体の中心がほぼ一直線になっていて理想に近いと言えます。
一方、右のかためのタイプのマットレスでは、肩の沈みが小さく、肩や首への負担が大きくなっています。
かためのマットレスを探していらっしゃるお客さまはかなりいらっしゃるのですが、このブースで体感いただくと、ガラッと考え方が変わって、マットレスの選び方も変わる場合が多いですね。フィット感の高いやわらかめのマットレスのよさをわかっていただけ、当初購入を検討していたマットレスとは、全く違うものをお買い求めいただくケースがほとんどです。
ブランドを限定しないで、寝比べながら絞り込んでいく。
—自分に合ったマットレスを見つける方法は?
ブースで身体にフィットするマットレスのよさを体感いただいた上で、私たちがおすすめするのはショールームで一番ハイグレードなモデルを体感いただくこと。レガリアの『ザ・レガリア』いうモデルで、シングルサイズで960,000円(税込)。フィット感が高くてやわらかい最上級の寝心地を知っておくことで、その後のマットレス選びもスムーズになると思います。
そこからは、ご予算やお悩み、お好みを踏まえ、いろいろなブランドのモデルを寝比べながら、自分に合ったマットレスを選んでいきます。丁寧に選ぶ場合は、ご予算に合わせて全ブランド1つずつは寝比べていただき、そこからブランドを絞り込んで、いくつか寝比べていただくのがおすすめ。計7〜8モデルは横になって試してみてください。同じ価格帯でもブランドによって寝心地がかなり違うので、それを体感するのもおもしろいですよ。
しっかりと時間をかけて寝比べて選ばれた方は、その後お話を伺った時に満足されている場合が多いと感じます。マットレスの寝心地がよくて「朝起き上がって仕事に行きたいたくない(笑)」「早く仕事から帰って早く寝るようになった(笑)」というお客さまもいらっしゃいます。一方、お値段やブランドだけで選んだ場合は、「身体にちょっと合わない」などとおっしゃる方が多いように感じます。
一人ひとりに合ったマットレスは、それぞれ違います。背格好や体重が同じような方であれば、身体のラインに合うマットレスは共通かもしれませんが、加えてその方のお好みやお悩みなどを解消できるものを選ぶことが大切です。
例えば、肩こりや腰痛などは、寝ているときの体勢からきていることも多いので、フィット感の高いマットレスに変えることで改善できるかもしれません。また、寝ているときの振動が気になる方は、表面のフィット感だけでなく、振動が伝わりにくいポケットコイルのモデルを選ぶことが大切かもしれません。
マットレスの寝心地は、各ブランドが独自のコンセプトで開発していたり、独自のコイルやウレタンを使っていたりと、奥深い世界。少し時間をかけて、丁寧に自分に合ったマットレスを見極めていくことで、よりよい選び方ができます。わからないことがあれば、大塚家具のショールームで『スリープアドバイザー』に、ぜひご相談ください。
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レガリアの紹介ページはコチラ
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*記事中で表示した商品については、商品モデルの入れ替えなどに伴い、内容が変更になる場合もあります。
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大塚家具 スリープアドバイザー
稲垣萌(いながきもえ)
大塚家具 銀座本店
銀座本店は、ビジネスマンや外国人ツーリストなど、お客さまの層が幅広いです。どのような方にも対応できるように配慮し、日々勉強を積み重ねています。
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【スリープアドバイザーとは】睡眠研究機関である「スリープ研究センター」が認定している資格。睡眠の専門知識に関する講座を受け、試験に合格した人だけが名乗ることができます。大塚家具では、各ショールームでスリープアドバイザーがお客さまのよりよい睡眠のための相談役として活躍しています。
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