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睡眠の悩みから脱却を! ビジネスマンの心得とは 第2回

忙しいビジネスマンは、つい睡眠をおろそかにしがちです。しかし、「睡眠を大切にする人こそ、デキるビジネスマンの証」と語るのは、接客コンサルタントとして企業向けビジネスマン研修の講師などを務める樋口智香子さんです。樋口さんに、睡眠とビジネスの関係について2回連載で話を伺いました。第2回は、樋口さんご自身の睡眠へのこだわりに迫ります。

第1回の記事「睡眠の悩みから脱却を! ビジネスマンの心得とは 第1回」はこちら

朝は、身支度する時間+1時間を目安に

──ビジネスマンの朝は、とても忙しくてバタバタしがちです。朝の過ごし方で心がけることはありますか?

朝は、着替えや朝食など支度に時間がかかります。そのため、“身支度する時間”+1時間を見ておくとよいでしょう。7時に家を出る場合、身支度を30分で終えられると思ったら、起きる時間は6時30分ではなく5時30分にします。1時間余裕があると、突発的なアイロンがけや寝グセ直しなどにも対応できるし、なにより遅刻する心配がありません。

──朝の過ごし方は、特に配慮が必要ですね。

ビジネスマンは、仕事と睡眠を両立させることが大切です。睡眠を充実させるために夜の過ごし方ばかり考えがちですが、朝から始まる昼間の活動が夜の睡眠へとつながっています。そう考えれば、朝だけでなく、日常生活すべてにおいて丁寧に過ごすことが理想です。

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睡眠の○○自慢をするビジネスマンはNG

──具体的には、日常生活のどのような点に注意すればよいでしょう。

添加物が少なくて身体が喜ぶものを食べているか、心地よい洋服を着ているか、肌が喜ぶ素材の寝具を使っているか、衣食住のひとつひとつを丁寧に見直し、整えてみませんか。自分が気持ちよいと思うものを身体に入れたり触れたりすると、気持ちよい毎日を送れるようになります。それが、昼間のポジティブな活動を後押しして夜の充実した睡眠へとつながるに違いありません。

──丁寧な日常を送ることは、充実した睡眠につながるのですね。

それこそ、ビジネスマンとして基本の心がけだと思います。逆に「NGだな」と思うのは、「“寝てない自慢”をする」方です。特に役職に就いて影響のある方は気をつけなければいけません。たとえば「3時間しか寝ないで仕事した」なんて言ってしまうと、「寝ることは悪」のような印象を職場に印象づけてしまい、部下も睡眠時間を削って仕事せざるを得なくなります。

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樋口さんの睡眠へのこだわりは寝室

──多くのビジネスマンを育成するプロとして、樋口さんご自身は睡眠をどのようにとらえていらっしゃいますか?

パワーの源と思っているくらい大切です。「この仕事を終わらせてから寝よう」と思うとダラダラとしてしまうので、寝る時間を深夜0時と決めています。目標とする時間があると、それに合わせて仕事や食事を段取りよく終わらせることができます。

朝は6時に目を覚ましますが、すぐに起き上がるのではなく、ベッドで1時間くらい今日一日の過ごし方をイメージしているんですよ。やるべきことや段取りを確認しながら、寝ぼけている頭の中をきちんと整理ができて、「よし、今日もがんばろう!」とエンジンがかかります。

──樋口さんの睡眠へのこだわりがあれば教えてください。

寝室づくりにこだわっています。雰囲気は、全体的なカラーをピンク系に統一した英国調のかわいらしいイメージ。シーツやかけ布団は大好きな花柄で統一しています。好きなものに囲まれているという安心感で昼間の緊張から解放され、心地よい眠りに入れて目覚めもよいです。

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寝る前のヨガで身体の緊張をほぐす

──眠気を呼び、スムーズな寝つきにつながる入眠儀式はありますか?

かれこれ1年くらい続けているのが、鼻うがいです。一日活動していると、鼻の中はホコリや空気中のゴミなどで汚れがちに。鼻うがいをすると、呼吸が楽になって頭がすっきりして、気持ちよくベッドに入れます。その他、「今日はとても疲れた」という日は、寝る前にアプリを活用してヨガをしています。身体の緊張がほぐれて気持ちも落ち着き、眠りが深くなりますよ。

──樋口さんのブログでは、瞑想のことに触れている記事がありました。睡眠前に心を落ち着かせるには、瞑想もよいですね。

「今、ここ」に集中するのが瞑想で、忙しいビジネスマンに向いています。目を閉じて、なるべく細く長く鼻から息を吸って、同じように細く長く口からフーッと吐きます。できるだけ頭を空っぽにしたいところですが、どうしてもいろいろな雑念が出てくるときは、それでも大丈夫。習慣化すれば、雑念は消えるようになるでしょう。昼間の疲れがなくなり頭がスッキリしてきます。

──睡眠の悩みを抱えるビジネスマンが、少しでも“ぐっすり”に近づけるように、メッセージをお願いします。

夜の眠りは自然に訪れるものですが、“質のよい睡眠”にするためには、それなりの準備やパワーが必要です。昼間の生活の見直しをはかってポジティブに過ごし、夜は静かに身体を横たえてください。メリハリのある生活がよりよい睡眠へと導き、明日の活力になります。睡眠の悩みを抱えるビジネスマンは多いですが、夜の睡眠だけにとらわれず、広い視野で日常生活と向き合うことが大切です。

取材・文/内藤綾子

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