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【医師に聞く】更年期の不眠は女性ホルモンが原因!? 前編

更年期とは、閉経の前後5年間にあたる約10年間のことで、心身にさまざまな変化があらわれやすい“ゆらぎ期”とも言われます。その変化のひとつが、睡眠。そこで、女性ホルモンに詳しい産婦人科医の風本真希先生に、更年期と眠りの関係について聞きました。前編は、女性ならではの不眠や眠気について掘り下げます。

後編の記事「【医師に聞く】更年期の不眠は女性ホルモンが原因!? 後編」はこちら

月経の前の眠気は、寝つきが悪くなっているせい!?

—そもそも、女性は不眠や眠気の悩みが多い“睡眠弱者”だと聞いたことがあるのですが?

そうですね。月経(生理)のある女性は、月経サイクルによって基礎体温が変化しますよね。月経から排卵までは低温期が続き、排卵後は妊娠を維持させるためのプロゲステロンという女性ホルモンが高温になるように導くようできています。低温期と高温期とでは、だいたい0.5℃くらい体温が違うのです。人によっては、高温期には1℃くらい体温が上がる方もいます。

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一方、人は眠る時には体温が下がって眠りに入るのですが、高温期には女性ホルモンが高温になるように導いているため、体温が下がりにくくなってしまいます。そのため月経の前は、寝つきも悪くなる傾向があります。眠りの質も低下するのか「日中に眠い、だるい」と言われる方が多いです。

さらに、妊娠を維持させるための女性ホルモンであるプロゲステロンは、身体を休ませようと働くので、いっそう眠気を感じやすくなってしまうのです。排卵後から次の月経までの期間には、「1日中眠い」と訴えられる方もいます。

私も排卵後には、かなり眠気があります。いつもよりしっかりと寝た翌日でも、眠いと感じることも。でも、これは女性なら誰でも起こること。原因が分かっていれば、「いまは月経の前だから、生理がはじまったら改善されるはず」と自分の気持ちもコントロールできますよね。

更年期の不眠に悩まされている女性は、けっこう多い。

—更年期の女性ホルモンの変化が睡眠におよぼす影響は?

更年期の女性では、「寝つきが悪い」という入眠障害のお悩みが非常に多いですね。あとは「十分な睡眠時間をとったはずなのに寝た気がしない」といった熟眠障害、「途中で起きてしまう」という中途覚醒でお悩みの方もいます。

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更年期にあらわれる症状として、突然汗をかく『ホットフラッシュ』や『のぼせ』などがよく挙げられますよね。『ホットフレッシュ』とは、みんなが涼しい顔をしているのに、自分だけカーッと熱くなって汗がダラダラ出ているような状態です。

実は、就寝前や就寝中にも、この『ホットフラッシュ』や『のぼせ』の症状が出てしまうと、入眠しにくくなったり、睡眠が浅くなってしまったり、途中で起きてしまったりということになります。

女性ホルモンは、自律神経と切っても切れない関係にあるので、更年期になって女性ホルモンの分泌量が乱れると、自律神経も乱れてしまうんです。血管の収縮や汗腺の開閉などは自律神経の働きによるものなので、自律神経が乱れると突然汗をかいたりしてしまいます。

女性ホルモンの分泌量は、歳とともにゆっくりフェードアウトしてくれればいいのですが、実は卵巣機能がなくなると急激に減ってしまうんです。これに順応できないと更年期の症状が出やすくなってしまいます。

さらに、一般的に更年期は45歳くらいから55歳くらいと言われていますが、人生の折り返しにあたるこの年代は、ストレスやプレッシャーも大きくなりがちです。例えば、子どもが独立したり、親の介護や人の死に触れる機会も増えてきたり。仕事をしていれば責任も大きくなりますし、老後の不安も増すことでしょう。そこに女性ホルモンの減少も重なり、気持ちがうつっぽくなったり、不眠になったりする人も多いんです。

寝つきの悪さ・眠りの浅さは、更年期障害の程度を測る指標の1つ。

—自分の更年期障害の程度をチェックするには?

ご自身が更年期を迎えていることを、自分の感覚として分かる人とそうでない人がいるんです。後者の場合は、知らぬ間に更年期が終わっており、ハッピーライフを送っていたなんて方も(笑)。

更年期の症状の程度を数値化して客観的にとらえるものとして『簡略更年期指数(SMI)』があるので、気になる方はチェックしてみてください。「顔がほてる」「汗をかきやすい」などとともに、「寝つきが悪い、または眠りが浅い」という項目も、症状の1つとしてあります。

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点数が低ければ、うまく乗り越えられているということで、それほど気にする必要はありません。ただし、何かひとつでもつらい症状があったり、点数が高くて不眠や他の症状がつらいという方は、婦人科などを受診して相談されることをおすすめします。

後編では、更年期の不眠の治療法や日常生活でできる対策などを詳しくご紹介します。

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