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【プロに聞く】マットレスの選び方は、これだけ押さえればOK!

夜の気温がグッと下がり、寒さが厳しい季節になると、暖かい布団にくるまって深い眠りへと導いてくれる寝具にこだわりたくなります。寝具の中でも、寝心地に大きく影響するのがマットレスです。そこで、基本的な知識やマットレスの選び方のポイントなどを、大塚家具のスリープアドバイザー酒井研太がご案内します。

マットレスの構造を知っておきましょう

──まずは、マットレスの構造について教えてください。

外側からはわかりづらいのですが、大きく3層にわかれています。

1.キルト層
マットレスの表面にあたる部分です。肌に最も近いので、心地よい肌触り、吸湿性、放湿性、通気性、耐久性の高い素材であることが求められます。

2.クッション層
3層の基盤となるクッション層は、身体の凹凸に合わせてしっかりとサポートし、体圧を分散させます。クッション層が寝心地を左右するので、層の数や素材にこだわると、身体にやさしい快適な寝心地が実現します。素材は、ウレタンフォームやラテックスフォームが一般的です。

また、クッション素材には低反発と高反発があります。低反発は体圧分散性に優れ、身体をしっかりとサポートしてくれます。高反発は適度な弾力性があるので、寝返りがしやすいと言われています。その他、両素材を採用したマットレスもあります。

3.スプリング
体重を支え、体圧を分散させるのに重要な部分で、コイルタイプとノンコイルタイプがあります。睡眠中は寝返りなどで揺れや振動がありますが、それらをしっかりと吸収して快眠をサポートします。

スプリング=マットレスの骨組み

──スプリングはマットレスの骨組み部分です。いくつか種類がありますが、それぞれどのような違いがあるのでしょう。

次の4種類があります。

1.連続コイル
一本の鋼線でコイルを編み続けているタイプ。マットレスへの負担が軽減されて耐久性が高いのが特徴です。振動を吸収する力と復元力も優秀です。

2.ポケットコイル
コイルをひとつずつ袋に詰めています。複数のコイルが点で身体を支えるので、体圧分散性が高く、寝返りをしても振動が伝わりづらいのがメリット。身体にフィットしやすいので、自然な体勢で眠ることができます。

3.ボンネルコイル
らせん状に巻いたコイルが連結している、ポピュラーなタイプです。ほどよい弾力と優れた通気性が魅力。特にオープンコイルはコイルの先端を閉じずに連結しており、先端が自由に動く分、身体へのフィット感が抜群です。

4.ノンコイル
スプリングを一切使っていないタイプです。金属部分がないため、リサイクルの分別が簡単なうえ、コイルマットレスと比べて軽量なので、女性やご高齢の方に好まれます。鋼線のスプリングの代わりに体圧分散性に優れた素材を採用しているので、寝心地には問題ありません。

利用シーン別、最適なマットレスのサイズとは

──基本的な構造はよくわかりました。マットレスの選び方の参考として、サイズの目安はありますか?

一般的な例をお伝えします。

ひとり暮らし……シングルサイズが最もポピュラーですが、1人で使用するから「シングル」や「セミダブル」にこだわることはありません。「大きいベッドは解放感があって気持ちよく眠れる」という心理的効果もあるので、寝室の広さに余裕があればダブル以上を選んでもよいでしょう。

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夫婦ふたりで寝る……ダブルサイズ以上が理想です。お互い適度に寝返りができて「狭くて窮屈」と感じない大きさが必要です。

夫婦+小さい子どもと寝る……ダブルサイズ以上のマットレスで、3人並んで寝るご家族も珍しくありません。または、シングルサイズを追加して、将来的にお子様のベッドとして使用することを想定し、「母+子=ダブルベッド」「父=シングルベッド」というセレクトもよく見られます。

マットレスVS布団 それぞれのメリット・デメリット

──寝具といえば、ベッド派と敷き布団派にわかれますが、マットレスと布団のそれぞれのメリットとデメリットを教えてください。

マットレス
メリット
・布団に比べて耐久性がある
・高さがあるので、立ち上がるときに楽
・布団を収納する手間がない
・高さがあるので、ホコリの影響を受けにくい

デメリット
・寝室が狭くなる
・処分しにくい
・比較的高価

布団
メリット
・片付けると寝室が広く使える
・外に干せる
・処分しやすい
・安価で買い替えしやすい

デメリット
・上げ下ろしが面倒
・低い位置に寝るのでホコリの影響を受けやすい
・収納場所が必要
・マットレスに比べて耐久性が低い

特にベッド+マットレスは立ち上がりが楽なので、腰痛がある方やご高齢の方に向いています。「忙しくて、布団の上げ下ろしをしている時間がない」という方にも支持されています。

マットレスの重要な2大役割とは

──マットレスは寝心地の他にも、メリットがたくさんある重要な寝具ですね。マットレスの主な役割を教えてください。

大きな役割は、次の2つになります。

1.体圧分散ができる
体圧分散とは、身体にかかる圧力を全身へと均等に分散することです。マットレスに横になると、肩やおしりなど特に重い部分に体圧がかかって沈み込みます。横向きになれば、肩の出っ張り部分にも体圧が加わります。そんな体圧の偏りをできるだけ少なくし、分散させて身体への負担を軽くします。

2.立っているときと同じ姿勢(=理想的な寝姿勢)を保てる
立っているとき、頭、首、胸、腰、骨盤にかかる重力はバランスよく保たれています。このときの背骨はS字ラインを描いています。マットレスへ横になったとき、このS字ラインを保てていることが理想的な寝姿勢です。身体に余計な負担をかけないで、ぐっすりと眠ることができます。

自分に合ったマットレスを選ぶメリット

──マットレスの選び方で、最も重要なことはどのようなことですか?

自分の身体に合ったマットレスを選ぶことです。スムーズな寝返りをサポートし、睡眠中に滞りがちな血液やリンパ液の流れを促すことができるので、質の高い睡眠をとることができます。また、布団と身体の間にこもる熱を逃すこともできるので、寝ている間の身体の負担も軽くします。

逆に身体に合っていないマットレスを使っていると、寝返りがうちづらく、睡眠中の身体へ余分な負担がかかり、熟睡できないことが。目覚めが悪い、前日の疲れが取れていない、腰が痛いといったことにつながることがあります。

──マットレス選びの際に、お客様からよく耳にするお悩みはありますか?

マットレスの買い替えを検討されているお客様にお話を伺うと、
「朝起きると腰が重い」
「目覚めが悪い」
「マットレスを買い替えたばかりなのに、寝心地が悪くて困っている」
といった、“寝心地に不満がある”という方がとても多いです。

そのため、さまざまな寝具メーカーの店舗を巡り、「たくさん試してみたけれど、自分に合ったマットレスがわからない」という声もあり、プロのアドバイザーにご相談いただくケースが多いです。

マットレスの選び方のチェックポイント

──ショールームへ足を運んだとき、スタッフへ必ず伝えるとよい情報は?

今の寝心地に不満がある方は、その悩みをストレートに伝えてください。また、普段の寝姿勢(あお向け、横向き、うつ伏せ)も、マットレス選びに重要な情報です。過去にマットレス選びで失敗したことや、旅行先などで寝たマットレスの好き嫌いなどもヒントになります。

──マットレスの選び方で、寝て試すときの具体的なチェックポイントを教えてください。

チェックポイント1 立ち姿を意識して寝てみる
立っているときの姿勢は、頭からつま先までバランスが一番とれている理想的な寝姿勢です。この姿勢を意識しながら試してみると、「腰が沈み過ぎている」「腰が浮き過ぎている」といった状態がわかりやすくなります。

チェックポイント2 普段と同じ寝姿勢で
あお向け、横向き、うつ伏せなど、普段の寝姿勢を試してみてください。すんなりといつもの寝姿勢になれるか、違和感がないかなどをチェックして。

チェックポイント3 必ず枕も合わせる
理想的な寝姿勢を実現するには、枕との相性が大きく関わってきます。現在使用している枕の高さや柔らかさに極力近いものを合わせて、マットレスを選びましょう。もしくは、マットレスと一緒に枕も買い替えるのが理想的です。

──寝て試す以外、「こんなところもチェックを」ということはありますか?

マットレスは寝心地以外にも、耐久性や重さなども重要なポイントです。

耐久性をスタッフへ確認
たとえば、レガリア「パーフェクション」のように、最近は側生地に特殊加工を施し、抗菌・防臭加工で耐久性を強化した商品があります。耐久性は、マットレスの中身の構造を知る必要があるので、スタッフにお気軽に聞いてください。

持ち上げて重さを確認
マットレスのカバーを洗濯するときに、マットレスが重いとカバーのつけ外しが大変になります。女性や高齢者の場合は特に、マットレスの端を少し持ち上げて重さを確認するとよいでしょう。

ベッドと組み合わせるときのマットレスの選び方

──マットレスを選ぶとき、使用中のベッドとの組み合わせで注意することはありますか?

今のベッドを使い、マットレスだけの買い替えを検討しているなら、必ずベッドのサイズを測ってから選びましょう。「きっと○○サイズだろう」と思い込んで、届いてみたらサイズが合わなかったというケースがあります。一部の海外製品では、日本の規定サイズと異なることも珍しくありません。

また、マットレスの厚みもよく確認してください。今まで薄いマットレスを使用していたのに、かなり厚みのあるマットレスに買い替えてしまうと寝室に圧迫感が生じます。また、跳ね上げ式のフレーム(フレームが大収納のタイプ)を使用している場合は、買い替えたマットレスが以前よりも重くなってしまい、跳ね上げができなくなることもあるので注意が必要です。

マットレス選びで、やってしまいがちな失敗とは

──誰もがついやってしまいがちな、NGなマットレスの選び方はありますか?

よくあるのが以下のような例です。

・「同じメーカーだから、どれを選んでも同じ寝心地。すべて自分に合っている」と思い込んでしまう。
・他人から「とてもよい」と言われたマットレスを試さずに買ってしまった。
・CMなどでたくさん宣伝しているメーカーに絞ってしまい、他のメーカーを検討しない。
・寝室を広く見せたいために、小さいサイズのベッドとマットレスを選んでしまった。

自分だけの先入観で選ばず、ショールームでスタッフから説明を受けると、これらのような失敗は避けられるでしょう。

自分に合ったマットレス選びは店頭で

──マットレスを選ぶときは、多くの方が事前に情報を下調べしていると思います。先入観も生まれてしまうかもしれませんね。

たとえば、お客様の中には「ポケットコイルが身体によいと聞いたから、そのマットレスを探している」という方もいらっしゃいますが、ポケットコイルの上に乗るクッション層や素材がシンプルだと、優れた寝姿勢にはなりません。

逆にポケットコイルでなくても、クッション層が充実していれば寝心地はよくなります。そのようなことは、ショールームで実際に試してみないとわからないです。スタッフから説明を聞いて、触って寝て確かめることで、自分に合ったマットレスに出会えます。

──平均的な予算は、どれくらいを見積もっておくとよいですか?

大塚家具のラインナップは、シングルサイズで12,900~100万円(税込)まで取り揃えています。それぞれの価格帯によって寝心地やスペックはもちろん異なりますが、一番の売れ筋は10万~20万円あたりです。それぞれの価格帯のマットレスを試してみて、予算に応じて選ぶとよいでしょう。

──大塚家具でおすすめのマットレスを教えてください。

大塚家具おすすめコレクション1 インシグニア(レガリア)
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レガリア マットレス「インシグニア」:189,000円 (税込)〜

最適な寝姿勢を保つ「身体に優しい寝心地」のマットレス。独自の多重構造によるクッション感と優れた弾力性が、身体のラインに添った寝姿勢を保持してくれます。

大塚家具おすすめコレクション2 セレーナDX(大塚家具オリジナル)

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マットレス「セレーナDX(デラックス)」:価格:39,800円 (税込)〜

低価格を実現しながらも、20万円を超える高級マットレスに使用されるような8.25インチの長尺ポケットコイルを採用。その他、こだわりの構造でハイグレードな寝心地を実現しています。

マットレスの周辺アイテムの選び方

──敷きパッド、シーツ、ベッドパッド、マットレスプロテクターなど、マットレス周辺のアイテムが、案外わかりにくいのですが。

「必要」「できれば揃えたい」「つい、忘れがち」でわけてみました。参考にしてみてください。

必要
・枕
・枕カバー
・マットレスカバー
・かけ布団
・かけ布団カバー

良質な睡眠をとるためには、衛生的であることが大切です。カバー類は装着して使用しましょう。

できれば揃えたい
・ベッドパット
・マットレスプロテクター

睡眠中はひと晩でコップ1杯分の汗をかくと言われています。マットレスカバーだけでは、汗を防ぎきることができません。ベッドパットやマットレスプロテクターも合わせて使用できるといいですね。

つい、忘れがち
・各種カバーの洗い替え

洗い替えを用意しておかないと、カバー類を洗うのが億劫になることも。汚れたカバーを使い続けてしまうことがあるので、注意してください。

マットレスのお手入れ方法

──こだわって選んだマットレスを長持ちさせるために、日常のお手入れについて教えてください。

マットレスは、寝ているときに出た汗を毎日吸収して、湿気がたまりやすくなっています。こまめに寝室の窓を開けて風を通しましょう。半年に1回くらいは、壁などに立てかけて、裏と表に風を当てて乾燥させるようにしてください。

また、腰に当たる部分は重みでへたりやすくなったり、中身の素材が消耗して傷んだりすることがあります。壁に立てかけたときのタイミングで、頭と足の向きを変えることをおすすめします。

──睡眠のプロである酒井さんは、どのようなマットレスを使っていらっしゃいますか?

さまざまな構造のマットレスを寝比べた結果、レガリアのマットレスが一番身体に合っていました。柔らかく、身体に優しい寝心地が気に入っています。

毎日スッキリ目覚められるようになり、寝心地にこだわってマットレスを選ぶことの重要性を実感しました。以前は「たかがマットレス」と考えていましたが、今では、心身のコンディションを左右する重要なアイテムだと感じています。

──最後に、メッセージをお願いいたします。

「よい一日のスタートは、よい目覚めから始まる」と言われています。良質な睡眠を得るためにマットレスにこだわることは決して無駄ではなく、必ず自分自身にとって最良の結果として返ってきます。マットレスを選ぶ際は、よくこだわってご自身にぴったりのものを見つけてください。

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