フランスベット VS レガリア 腰のサポート力はどう違う?
INTERVIEW

「朝起きたときに腰が痛い」というお悩み、もしかしたらマットレスのせいかもしれません。腰に違和感を感じる原因から、フランスベッドとレガリアの腰のサポート力の特徴、おすすめマットレスまで、眠りの専門家である大塚家具の『スリープアドバイザー』に聞きました。
「腰の悩みには、かたいマットレスがいい」の誤解とは?
—腰のお悩みでよく耳にされるのは?
マットレスの買い替えを希望されているお客さまからは、「腰に違和感を感じる」「腰が沈んで痛い気がする」といった声をよく耳にします。そして、そういうお悩みをお持ちの方は、「かたいマットレスの方が身体によい」と思っていらっしゃる傾向があるんです。
もちろん、やわらかいだけのマットレスでは、腰がくの字に沈み込んで痛くなることはあります。ただ、一方で、かたいマットレスは体圧分散性が低いため、腰に負荷がかかって痛くなってしまうことも多いんです。
最近のマットレスは、かたいか、やわらかいかだけでは、表現しにくくなってきています。私たちがご説明するときには、マットレスの寝心地を『身体に優しいタイプ』『ハードなタイプ』に分けてご案内します。かための寝心地の『ハードなタイプ』のマットレスでは、背中とお尻の出っぱり部分などに集中して体重がかかり、腰の部分にスキマができて背骨が反った状態になりがちです。
一方『身体に優しいタイプ』とは、背骨が自然なS字のカーブをキープできるような体圧分散性に優れたマットレス。ただやわらかいだけでなく、体重がかかるお尻部分などもしっかりと支えてくれ、理想的な寝姿勢になるように設計されています。
最初に「かたいものがよい」「やわらかいものよい」と決めつけないで、ご自身の寝心地のお好みも考慮しながら、いろいろと寝比べていただくとより納得のいく選択ができると思います。
ただし、腰痛の症状が大きい場合や続く場合などは医療機関を受診し、医師の診断を優先させてくださいね。
骨格を支えながら、体圧分散できるマットレスが理想的
—腰にお悩みを持つ方におすすめのマットレスは?
ヘルニアをお持ちの方や腰痛がひどい方など、マットレスの腰部分の押し返しの強さが求められる場合もあるのですが、そうではない方にとっては、マットレスの底の部分でしっかりと骨格を支え、表面のやわらかさで体圧分散するようなものがおすすめです。先ほどお話しした『身体に優しいタイプ』ですね。
かためのスプリングの上にウレタンなどのクッションの層を重ねることで、その理想的なサポート力を実現しているのが、レガリアのマットレスですね。アメリカのキングスダウン社というマットレスメーカーと大塚家具が共同開発したブランドです。実は、腰のお悩みがあって来店されるお客さまでは、最終的にレガリアのマットレスを購入される場合が多いんです。
一方で、マットレスの腰部分の押し返しの強さをお求めの方には、フランスベッドがおすすめです。レガリアとは対照的に、詰め物がそれほど多くなく、全体的にかための寝心地が多いのがフランスベッドの特徴。日本のメーカーなので、敷き布団文化に慣れ親しんで、かたい寝心地にこだわりがある方にも人気があります。
フィット感とサポート力を兼ね備えた、レガリア
—レガリアでおすすめのモデルは?
私のおすすめは『パーフェクション プライム』というモデル。こちらは体圧分散性に優れたポケットコイルを使っているのですが、そのバネ自体が非常に長いのが特徴。さらに、お尻や腰が載る中央部分だけバネを太くすることで、サポート力をアップしています。『センターハード』と呼ばれる仕様ですね。
さらに、ポケットコイルのスプリングの上に乗っているウレタンなどのクッション層も充実していて、ふわっとやわらかい寝心地になっています。最近モデルにチェンジして、クッション層が増えてモチモチ感がアップしたんですよ。「やわらかいマットレスは耐久性が心配」という声も耳にしますが、最近はウレタンの品質も向上してしっかりと長持ちするモデルになっています。
マットレスを寝比べてみると通常は「あっちもいいけど、こっちもいい」と迷われる場合が多いのですが、『パーフェクション プライム』がお好きな方は「これじゃなきゃだめだ!」とおっしゃる場合が多いんです。それほど、安定感と腰のサポート力を感じられる、独特の気持ちのよい寝心地なんだと思います。
程よいクッション性のある、フランスベッドのかためのモデル
—フランスベッドでおすすめのモデルは?
私がフランスベッドでよくご案内するのは、『ブレスエア』という繊維素材の入ったシリーズ。通気性に優れていて、吸湿発散性の高いモデルです。寝心地としては『ハードなタイプ』ですが、クッション性も程よくあるのが魅力ですね。
肩や脚の部分はやや沈み込むようなフィット感をもたせつつ、お尻や腰が載る中央部分にはハードタイプの『ブレスエア』を使うことでよりサポートできるような設計になっています。
実は私も以前、腰の痛みに悩まされていました。当時はかたいマットレスに寝ていたのですが、なかなか疲れがとれなかったように感じます。
その後、敷き布団で寝ていたときもあったのですが、そのときは腰というより、背中が痛くなってしまいました。仕事をするときは背筋を伸ばして『気をつけ』の姿勢になっていることが多いのですが、敷き布団で寝るときも同じような姿勢。1日中背骨が伸びた状態になって、背中に負荷がかかったんだと自己分析しています。
紆余曲折を経て、今はフィット感が高いレガリアのマットレスを使っています。レガリアに変えてからは、身体がかなりラクになって睡眠も深くなったと実感していますね。セールストークのようで信じてもらえないかもしれませんが(笑)、親や親戚にもおすすめするほどその寝心地に満足しているんです。睡眠時の腰のサポート力でお悩みの方は、よかったら試しにショールームにいらっしゃってください。
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*記事中で表示した商品については、商品モデルの入れ替えなどに伴い、内容が変更になる場合もあります。
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大塚家具 横浜みなとみらいショールーム プランニングチーム マネージャー
髙橋芳裕(たかはしよしひろ)
お客さまのご希望の商品を伺いながら、自分の家族環境や経験談などをお話しすることも。自分自身をわかっていただいたうえで信頼関係を築き、安心してお買い物していだきたいと思っています。
【スリープアドバイザーとは】
睡眠研究機関である「スリープ研究センター」が認定している資格。睡眠の専門知識に関する講座を受け、試験に合格した人だけが名乗ることができます。大塚家具では、各ショールームでスリープアドバイザーがお客さまのよりよい睡眠のための相談役として活躍しています。
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