【大塚家具のSAが解決!】 良い眠りのためのおすすめ快眠寝具とは? スリープアドバイザーが伝授します
INTERVIEW

その日のパフォーマンスに大きく影響する睡眠の質。ぐっすり眠れば寝起きもよく、逆に眠りが浅いと、疲れがとれず身体が重く感じてしまうことも。そこで、良い眠りをとるためのおすすめ寝具について、眠りの専門家、大塚家具の『スリープアドバイザー』に聞きました。
朝すっきりと目覚められる、良い眠りをとるには?
—良い眠りとは、どんな睡眠?
やはり良い眠りというと、深い睡眠がとれていることですね。深い睡眠がしっかりとれていると、脳と身体が休息をして、翌朝起きた時に爽快に目覚められると思います。
一方で、深い眠りがとれず、浅い眠りばかりになってしまうと、朝起きてもなんだか疲れていると感じることが多くなってしまうんです。
浅い眠りが続いてしまう要因のひとつが、寝具。身体に合わない寝具を使っていると何度も無意識のうちに寝返りをうったり、途中で目が覚めてしまったりして、深い睡眠がとりにくくなってしまいます。
以前、マットレスをお探しになっていた、ご年配の女性のお客さまがいらっしゃいました。お話を伺うと「最近イライラすることが多い」「居眠りをしてしまう」と。腰が悪いのでかたいマットレスがいいとおっしゃっていたのですが、もしかして寝具が合わなくて、夜の眠りが浅くなっているのではないかと思いました。
何日も通っていただきながら、実際に数時間寝ていただいて、納得して選んでいただいたマットレスは、ソフトな寝心地のもの。今までお使いのマットレスとかなり寝心地が違っていたので、気になって3日後にお電話してみたところ「はじめは違和感を感じたけど、気持ちいいのでそのまま使います」と。
1週間後にもう一度お電話してみると「朝起きたときに、快適に起きられるようになった」と言っていただけました。改めて、マットレスをはじめとする寝具が睡眠の質に与える影響の大きさを感じたんです。
意外と見落としがちなのが、寝具の吸湿発散性と色
—ぐっすり眠るための寝具のポイントは?
基本は、身体に合ったマットレスと軽くて高品質な掛け布団、さらに、お使いのマットレスで横になったときの身体の凹凸に合わせて選んだ枕ですよね。今回は、そこにプラスαの視点で選ぶ、おすすめの快眠アイテムをご紹介しますね。
ポイントは2つあります。1つは吸湿発散性、もう1つは色。
良い眠りのためには、お布団の中の温度(寝床内温度)が33℃、湿度は50%前後がいいと言われています。掛け布団やベッドパッドを選ぶときには、温度はもちろん、湿度が快適になるように気を配ることも大事なんです。
例えば、梅雨の時期は、気温はそれほど高くなくても湿度が高くて、ムシムシと寝苦しくなりますよね。
そして、色はリラックスカラーがおすすめです。私は赤が好きなので、昔、赤がポイントで入った掛け布団カバーを使っていたのですが、なんとなく寝づらくなった気がしました。それ以来、ベージュや薄いイエロー、ピンクなどのやさしい色を選ぶようにしています。
<おすすめ寝具1>バツグンの吸湿発散性・消臭効果で選ぶベッドパッド『ドクタースミス』
ちょっと変わった名前のベッドパッド『ドクタースミス』。これ、スミス博士が開発したもの……ではなく、炭のスミス。ダジャレなんです(笑)。
備長炭を繊維の中に入れ込むことで、優れた吸湿発散性を実現しています。よく大塚家具でご紹介するのは、綿の2倍の吸湿発散性がある羊毛のベッドパッドなんですが、こちらはさらにその2倍の吸湿発散性があると言われています。
もう1つ優れているのが、ニオイの消臭効果。1枚のベッドパッドで、畳396畳分の消臭力があると言われているんです。人工の活性炭を使ったものは洗濯すると効果が薄れていきますが、備長炭は洗っても効果が持続して、半永久的に使えるのも魅力です。
私はこれのワイドダブルロングのサイズを愛用していますが、軽いので洗濯機で簡単に洗えるところも気に入っています。ただ、いつもカラッとしていて、ニオイもつきにくいので、洗うことを忘れてしまいがちなんですが(笑)。
<おすすめ寝具2>肩幅に合わせてパッドで調節できる枕『Drスミス スパイダーピロー』
『Drスミス スパイダーピロー』も、ベッドパッド同様、備長炭を練りこんでつくっている枕。ニオイの消臭効果にフォーカスした、男性にぴったりの枕ですね。
低反発素材にも炭を練りこんでいるのが、スゴイところ。真ん中はやわらかくて触るともっちりとしています。一方、左右はややかため。横向きになったときに肩が痛くならないように設計されています。
さらに、肩幅に合わせて附属のパッドで高さ調整できるようになっています。肩幅がしっかりとした男性に、ぜひ試していただきたい枕ですね。
横向きの寝姿勢で快適に寝られるマットレスや枕を選んでいたくのは、実は良い眠りをとるためにも大事。特に男性に多いのですが、仰向けの寝姿勢だと気道がふさがれて、いびきの原因になってしまうこともあります。
ただ、かためのマットレスでは、特に肩幅のしっかりとした男性だと、横向きの寝姿勢になったときに肩が圧迫されて辛いという方も多いんです。マットレスや枕を試していただくときは、横向きでも必ず寝心地をチェックしてくださいね。
<おすすめ寝具3>リラックスできる肌ざわり&色のシーツ・カバー『マイガーデン』
マットレス、ベッドパッド、羽毛布団にいい物を選んでも、肌に直接ふれるのはシーツですよね。
『マイガーデン』シリーズのシーツは、さわっていただくと分かりますが、とにかく気持ちがいいんです。このシルクのような肌ざわりをつくりだしているのは、綿の種類ときめの細かさ。超長綿を使って、打ち込み本数300本で細かく織られています。洗えば洗うほど、どんどんやわらかくなりますよ。
カラーラインナップも、リラックスできるようなやわらかい色ばかり。
私は、『ドクタースミス』のベッドパッドに、『マイガーデン』のシーツを合わせています。決して安いとは言えませんが、コストを抑えるためにさまざまな努力がなされた、コストパフォーマンスが高いアイテムだと思います。
4月や5月から使うのにおすすめの色は、ピンク。男性はブルーやグレーを選ばれる方が多いですが、私は男女問わずピンクがいいと思います。
『マイガーデン』のピンクはベージュっぽいので男性でも取り入れやすいんです。掛け布団カバー、枕カバー、シーツと色を変えて、組み合わせを楽しんでいただくのもいいですね。
良い眠りをとるために寝具を整えたいとお考えなら、ぜひ、私たち『スリープアドバイザー』などのスタッフに相談してください。冷え性の方、汗っかきな方など、それぞれのお客さまに合った寝具をご提案することができると思います。
また、良い眠りを得たいなら、過度なアルコール摂取をひかえることも大事。お酒を飲むと浅い眠りが増えてしまうと言われているんです。飲酒は、寝る3時間前までに。私もお酒を飲むのが好きなので、なるべく寝るまでの時間を空けるようにしています。
*記事中で表示した商品については、商品モデルの入れ替えなどに伴い、内容が変更になる場合もあります。
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大塚家具 スリープアドバイザー
塚口達郎(つかぐちたつろう)
大塚家具 立川ショールーム 法人外商担当 マネジャー
「なぜそれが必要なのか」「本当はどんなところがいいのか」。一方的な商品の説明ではなく、お客さまのお話をしっかりと伺い、コミュニケーションをとりながら商品をご紹介するように心がけています。
【スリープアドバイザーとは】
睡眠研究機関である「スリープ研究センター」が認定している資格。睡眠の専門知識に関する講座を受け、試験に合格した人だけが名乗ることができます。大塚家具では、各ショールームでスリープアドバイザーがお客さまのよりよい睡眠のための相談役として活躍しています。
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