【大塚家具のSAが解決!】 快眠枕は寝姿勢やマットレスタイプで選ぼう
INTERVIEW

朝起きたときに首が痛かったり、疲れがとれていなかったり、さらには風邪をひきやすかったりするのも、枕が合っていないせいかもしれません。自分に合った枕を選んで快眠するためのコツを大塚家具の『スリープアドバイザー』に聞きました。
『マットレスに合う枕』という視点が快眠のカギ。
—自分に合った枕を選ぶコツを教えてください。
いま大塚家具で取り扱っている枕の種類は、ザッと20種類以上あります。詰め物の素材で大きく分けると羽毛タイプの枕、ウレタンタイプの枕の2タイプ。ウレタンタイプの枕には、さらに低反発、高反発のものがありますね。
これだけの種類の中からお客さまが枕を選ばれるのは、なかなか大変。大塚家具ではお声がけいただければお手伝いします。快眠のための枕をご提案するときに私たちが大事にしているのは、使うマットレスがどんなやわらかさで、身体の沈み込み具合はどれくらいかということ。それを把握した上で、使う方の体格を見て、比較的高さが合いそうなものを羽毛タイプ、低反発タイプ、高反発タイプからそれぞれ1~2種類お選びして、試していただくんです。
通常、フィット感の高いやわらかいマットレスの場合は、薄い枕が合います。身体がマットレスに沈み込むので、少し頭を上げるだけで理想的な寝姿勢になります。逆にかためのマットレスであれば、身体が沈み込まない分、枕でサポートしてあげることが大事になります。
マットレス購入時に枕を一緒に選ばれる方は、購入するマットレスで試していただくのがベスト。枕だけお求めの場合は、お使いのマットレスの寝心地に近いマットレスでフィッティングしていただくことをおすすめしています。首と肩までの長さを計って枕を選ぶ方もいらっしゃいますが、マットレスに肩が沈むとその長さも変わってしまうんです。
あごの角度が5〜7度になる枕がベスト。
—合わないマットレスを使うことのデメリットは?
高すぎる枕を使っている場合は、頭が上がるぶん腰が下がって、腰に負荷がかかりやすくなります。肩もこりやすくなりますね。また、喉が圧迫されることでいびきの原因になることも。美容系で言うと、首に線ができやすいとも言われていますね。
逆に低すぎると、口が開きやすくなり、口呼吸が多くなる傾向があります。そうすると、喉に菌やウイルスが付着することで風邪などをひきやすくなると言われているんです。
横になって頭を載せたときに、あごの角度が5〜7度くらい下がる程度が快眠できる理想的な枕の高さ。お使いの枕が合っているかどうかを知りたい場合は、この角度をチェックしてみてください。家族や友人など、第三者に横から見てもらうとよく分かると思います。
いびき軽減枕、消臭枕、ハイブリッド枕も!
—お悩み別におすすめの珍しい枕はありますか?
ちょっと変わっているのが、フランスベッドのいびき対策のための枕『スリープバンテージピロー』。横向きの寝姿勢を促すことで、喉の通気をよくして、いびきをかきにくくするというものですね。横向きでも耳が圧迫されないよう、耳用のくぼみも付いているんです。
ニオイでお悩みの方におすすめなのが、『Dr.スミス』という、炭を低反発のウレタンに練りこんだ枕。消臭効果や通気性、発散性のよさが特徴ですね。
炭を練りこんだ低反発タイプの『Dr.スミス IDCスパイダーピロー』。
低反発なので、やわらかく沈み込むような感じです。炭とスミスをかけているネーミングも、ちょっとおもしろいですよね(笑)。黒いビジュアルが男性にも好評で、指名買いされた方もいらっしゃいました。
あとは、やわらかめのフィット感の高いマットレスをお使いなら、新作のウレタン枕『アダプティブピロー』を試していただきたいですね。中のウレタンに穴が空いているために通気性がよく、押していただくとプシュッと空気が抜けるんです。低反発と高反発のいいとこ取りのハイブリッド型で、頭を載せるとやさしく沈み込みながらも、しっかりとサポートしてくれます。
季節や気分によって使い分ける、枕との上手な付き合い方。
—枕でお悩みの方にアドバイスはありますか?
枕は1つだけと決めないで、2〜3個持って、季節や気分によって使い分けるという手もあります。もちろん快眠のための理想的な高さを合わせたうえで、フィット力のあるもの、やさしい肌触りのものなどお好みで選んで。例えば、汗をかく夏にはウォッシャブルの枕、秋冬には、温度が低いとかたくなる低反発より高反発やハイブリッドタイプを選ぶという手もあります。
複数個の枕を持っていると、もたれかかるセカンドピローとしても使えます。冬は特にお風呂あがりにベッドに早く入ってくつろぐという方もいらっしゃると思うので、重宝しますよ。
『アダプティブピロー』(手前)と羽毛の枕の組み合わせ。もたれかかったり、気分によって使い分けることも。
もし、いまお使いの枕になんとなくの違和感をお持ちなら、もう一つ枕をプラスするという気軽な気持ちで、フィットする快眠枕を探してみてはいかがでしょう。
*記事中で表示した価格は、2017年12月1日現在の税込価格です。
*記事中で表示した商品については、商品モデルの入れ替えなどに伴い、内容が変更になる場合もあります。
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大塚家具 横浜みなとみらいショールーム プランニングチーム マネージャー
髙橋芳裕(たかはしよしひろ)
お客さまのご希望の商品を伺いながら、自分の家族環境や経験談などをお話しすることも。自分自身をわかっていただいたうえで信頼関係を築き、安心してお買い物していだきたいと思っています。
【スリープアドバイザーとは】
睡眠研究機関である「スリープ研究センター」が認定している資格。睡眠の専門知識に関する講座を受け、試験に合格した人だけが名乗ることができます。大塚家具では、各ショールームでスリープアドバイザーがお客さまのよりよい睡眠のための相談役として活躍しています。
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