冬寝具の定番、毛布はかけ布団の上?下? 正しい使い方・選び方マニュアル
INTERVIEW

寒くて眠れない夜は、毛布が1枚あると便利です。ただし、一番暖かい使い方は案外知らないかもしれません。かけ布団の下に敷く? おすすめの素材は? 埼玉県に新オープンした大塚家具まるひろ入間店の菊地達也が、毛布の正しい使い方と選び方をお伝えします。
最近の人気は、軽くて暖かい綿毛布
──寒さの激しい夜は、毛布に包まれるとホッとします。
みなさん、そうおっしゃいます。毛布は他の寝具と比べるとふんわりと起毛して織ってあるので、肌触りがよく、暖かいのが特徴です。一枚仕立ては軽くて暖かく、二枚仕立てならボリュームがあり、より保温力が高まります。
──どのような素材が主流ですか?
アクリルやポリエステルなどの化繊がポピュラーです。ウールやカシミヤなどもありますが、最近は綿の人気が高まっています。
──綿毛布の魅力を教えてください。
肌触りがよいタオルケットに、暖かさがプラスされているイメージで、軽い点も支持されています。綿素材なので、寝ているときの汗もよく吸収してくれます。肌寒い夜にぴったりの寝具です。
これで間違いない! 毛布の選び方3つのポイント
──毛布の選び方でポイントはありますか?
次の3つを参考にして、お好みを選ぶとよいでしょう。
・触り心地がよいか
毛布は毛足の長さがいろいろあり、フワフワ、サラサラ、モコモコなど、肌触りがまったく違います。布団に入ったとき肌触りが心地よいとリラックスできるので、重視したいポイントです。
・軽いか、重いか
毛布は重量感のあるイメージがありますが、素材によっては綿など軽いタイプも少なくありません。また、一枚仕立てなら軽く、二枚仕立てなら程よい重さを感じます。毛足の長さもポイントで、長いものほど重量感があります。
・毛足が長いか、短いか
毛足が長いほど、ふんわりして暖かさが増します。ただし、「チクチクする」「首元がくすぐったい」などという方も珍しくありません。特に好みがわかれる部分なので、慎重に検討して欲しいと思います。
ネット通販でも毛布はたくさん販売されていますが、ショールームなどで触って確かめ、できることなら、実際に身体にかけてみることをおすすめします。目で見る選び方だけではわからない使い心地を、体感できるはずです。
──最近、毛布はカラフルになってきました。色の選び方のコツはありますか?
寝具全般にいえることですが、赤や黒といった刺激の強い色は避けたほうがよいでしょう。ベージュや薄いピンク、アイボリーなど、目に優しくリラックスできる色が好まれています。
毛布をかけ布団の上にかける場合は、寝室のメインカラーが毛布の色になります。カーテンや壁紙の色と調和がとれているかという点も、よく見極めてください。
羽毛布団は上、それ以外は下に敷くのが基本
──毛布を使うとき、かけ布団の上か下か迷うのですが。
お使いのかけ布団によって違います。
・羽毛布団の場合……上に敷きます。羽毛布団は体温で暖めるので、身体に直接かけるのが正解です。暖かさが逃げないようにフタをする感覚で、羽毛布団の上に毛布をかけてください。羽毛布団をつぶさないように、なるべく薄くて軽い毛布が適しています。
・羽毛布団以外のかけ布団の場合……下に敷き、毛布を身体とかけ布団の間にはさむようにします。「布団に重量感があったほうが暖かく感じる」という方向きです。
──誰もがやりがちだけど、「あまりおすすめできません」という使い方は?
羽毛布団の下に毛布を敷くことです。羽毛は体温でふくらみ、保温性を高める性質があります。ところが羽毛布団と身体の間に毛布があると、この効果を遮断してしまいます。
また、毛布をシーツ代わりにする方も目立ちます。寝ているときに出た汗が発散しにくくなり、残った水分で身体が冷える可能性があります。風邪を引き起こす原因になるので、注意が必要です。
長期間押し入れに入っていた毛布は、クリーニングしてから
──毛布は寒い時期だけ使用する季節寝具です。取り扱いの注意点はありますか?
長期間押し入れに入っていた毛布を出してきたら、多少なりとも湿気を含み、ホコリなども蓄積されているので、クリーニング店で洗濯してもらうと安心です。
使い始めたら、日中は毛布を陰干して湿気を逃がし、常に乾いた状態で使用してください。寝ている間は、ひと晩でコップ一杯分くらいの汗をかいています。湿気を含んでいる状態で毛布を使い続けると、風合いを損ねる原因になるので気をつけて。
さらに、毛並みに沿ってブラッシングをすれば、ホコリをとることができ、毛羽立ちも防いでくれます。
──最後に、読者へメッセージをお願いします。
毛布は寒い期間しか使わないので、買い換えが少ない寝具です。これから購入するなら長年愛用できるように、上記に説明した選び方を参考にしてください。毛布は脇役寝具ですが、冬の最強サポーターとなってくれるに違いありません。
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大塚家具 アシスタントマネージャー
菊地達也(きくちたつや)
IDC OTSUKA まるひろ入間店 プランニングチーム アシスタントマネージャー。 寝具は皆さまの健康に寄り添う重要アイテム。納得して購入いただけるように細かいアドバイスを心がけています。快適な眠りの環境作りをお手伝いするので、気軽にお声がけください。
【スリープアドバイザーとは】
睡眠研究機関である「スリープ研究センター」が認定している資格。睡眠の専門知識に関する講座を受け、試験に合格した人だけが名乗ることができます。大塚家具では、各ショールームでスリープアドバイザーがお客さまのよりよい睡眠のための相談役として活躍しています。
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