【専門家に聞く!】睡眠不足の影響で、髪のハリ・コシが奪われる! 「第2回 寝る前の頭皮ケアや、髪に負担をかけない寝方とは?」

睡眠不足になると、身体が不調になるのはよく知られています。それだけでなく、睡眠不足の影響は髪にまで及んでいるのです。髪への睡眠不足の影響や、髪に負担をかけない睡眠のとり方などについて、女性の薄毛・抜け毛・白髪相談室を運営している田村マナさんに、詳しい話を聞きました。2回連載でお届けする第2回は、寝る前の頭皮ケアや、髪に負担をかけない寝方などについて解説します。
第1回の記事「【専門家に聞く!】睡眠不足の影響で、髪のハリ・コシが奪われる! 「第1回 髪と睡眠には密接な関係があった」」はこちら
髪だけ洗っていませんか? 重要なのは頭皮の洗浄
──夏は汗ばむので、寝る前の洗髪でさっぱりしたいものです。洗髪するときの注意点はありますか?
多くの人は「ヘアケア」がメインで、「髪を濡らし、全体にシャンプーを泡立てて流して終了!」ではないですか? それでは頭皮がまったく洗われず、意味がありません。
本当に必要なのは「頭皮ケア」。頭皮に潜んでいる皮脂をしっかり落とすことができなければ毛穴に汚れが残り、健康な髪が生える妨げになってしまいます。
──頭皮ケアを重視した洗髪法を、ぜひ覚えたいです!
1.手のひらに適量のシャンプー剤をとり、倍量くらいの湯を加えて薄める。
2.伸びがよくなったシャンプー剤を指にとって、髪の間から頭皮に5~6か所くらいにわけてのせる。このとき、「下から上へと指を差し入れる」ことがポイント。髪の生え方の反対からつけるようにすると、髪の根元までしっかり届く。
3.指の腹を使い、細かく振動させながら頭皮をなで洗い。頭皮にシャンプー剤をなじませ、汚れや角質を浮かせて肌表面を清潔にする。
4.シャンプー剤を残さないように、よく洗い流す。その後、リンスやコンディショナーでヘアケアを。仕上げに頭皮用美容液をつけるのもおすすめ。
──洗髪する頻度はどれくらいが適切ですか?
夜1回で十分です。特に夏は洗いすぎに注意しましょう。朝・夜の2回行ったり、夜に2度洗いしたりすると、必要な水分や油分が奪われ、頭皮の乾燥が進んでフケやかゆみを引き起こすことがあります。
ドライヤーでヘアドライしないと、かゆみやにおいの原因に
──髪に負担をかけないために、寝る前に心がけておくことありますか?
洗髪後は、ドライヤーでしっかりと乾かすことを忘れないでください。頭皮は、顔のTゾーンの約2~3倍も皮脂腺があると言われています。そこに約10万本の髪が生えているので、とてもムレやすいのです。
夜、洗髪後の水分が残ったままだと、睡眠中に雑菌が繁殖して、かゆみやにおいの原因になります。
──寝るときに、汗対策も必要ですね。寝具の選び方でポイントは?
汗をよく吸い取る綿などの寝具がおすすめ。特に枕カバーやシーツなど、髪が直接触れる寝具は、素材にこだわるとよいでしょう。
睡眠不足の影響を避けるため、寝る前のリラックスを
──最近は、寝つきが悪く、スムーズに入眠できない人も多いのですが……。
忙しい毎日を送っていると、交感神経が活発なまま夜まで引きずり、リラックスモードへ導く副交感神経への切り替えができない人が多いのです。
寝る直前まで、パソコンやスマートフォンを見る、夜食をとり晩酌をする、入浴はシャワーですませるといった過ごし方では、スムーズな入眠には結びつきません。睡眠不足の影響が出ないように、ぜひリラックスタイムを取り入れてください。
──具体的には、どのように過ごすとよいですか?
ゆっくり湯船につかる
アロマの香りを楽しむ
好きな音楽を聴く
ヨガをする
など、何でもいいんですよ。「これをやったら気持ちよくなり、心も身体も癒される」ということを、寝る1時間くらい前に行うように心がけましょう。
髪に負担をかけない寝方とは?
──就寝中は、何度も寝返りしたり、髪が乱れたりしますが、髪に負担になっていないのでしょうか?
髪は摩擦によってダメージを受けやすいんです。通常は、枕に頭を乗せて何度も寝返りするものですが、頭の重さは平均5キロもあり、就寝中は寝返りのたびに髪が石臼でこすられているような状態。ダメージを相当受けています。
また、枕と頭に挟まれてムレやすくなり、髪の傷みが倍増することも。そんな状態を軽減させる寝方があるんです。
──ぜひ、教えてください!
枕の向こうに髪を流して寝るんです。摩擦やムレを防ぐことができるし、ペシャンコになる朝の寝グセ予防にも役立ちます。
4~6年後にハリ・コシのある髪を取り戻せる
──セミロングやロングの人には、とても効果がありそうです。ショートの人や男性は、どうすればよいですか?
枕に綿など柔らかい素材のタオルを敷いて、毎日取り換えるといいですよ。摩擦を軽減し、汗をよく吸い取ってムレ対策にもなります。
──最後に、読者へメッセージをお願いします。
髪は4~6年のサイクルで、何度も生え変わります。「睡眠不足の影響で、髪に自信が持てない」という人でも大丈夫。今から生活習慣を改善し、睡眠不足の影響をなくすように気を配り、髪をいたわるケアなどを続ければ、4~6年後にはハリ・コシのあるバージンヘアが生えてきます。
ヘア活は良質な睡眠から得られることを、忘れないでくださいね。
文/内藤綾子
監修:田村マナさん
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田村マナ(たむらまな)
美髪アドバイザー、毛髪診断士、スカルプケアリスト。国際線のCA時代に、機内の過酷な環境による髪のトラブルに悩み、同僚とオリジナル化粧品を開発して悩みを克服。その経験を元に現在は美容メソッドの情報発信や商品開発など幅広く活動中。
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