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『かたさ』で選ぶのは古い!? マットレスの寝心地、最新理論!

マットレスの寝心地でよく使われる『かたい』『やわらかい』。実はそれだけを指標にすると間違ったマットレス選びをしてしまうこともあるそうです。そこで、自分に合っているかどうかをチェックするための最新のモノサシを大塚家具の『スリープアドバイザー』がご紹介します。

『かたい』と言われるマットレスには、大きく2タイプある!

—マットレスのかたさとは?

マットレスが、『かたい』と表現されるときは、大きく2つのタイプがあると思います。1つは、ただ『かたい』だけのマットレス。スプリング部分のコイル(金属のバネ)の上に、あまり詰め物のクッションが載っていないタイプです。

横になったとき、人の身体は首から背中、腰にかけてS字の曲線を描いています。ただ『かたい』タイプのマットレスでは、凹凸を埋められず隙間が空いてしまうことが多いんです。肩や腰に負担がかかってしまって、リラックスできないと言われています。

一方、『しっかりした』という意味で『かたい』という表現が使われている場合もあると思います。しっかりとしたコイル(金属のバネ)と、その上に載せる詰め物の層とを組み合わせることで、寝心地を調整しているタイプですね。身体のS字ラインに合わせてサポートしてくれますが、そのときの身体あたりが比較的しっかり目のマットレスをかためと言うこともあります。

スプリング(金属のバネ)とその上の詰め物の層の組み合わせによって寝心地を調整するものが増えている。

マットレスは、かたさではなく寝心地の気持ちよさで選ぶ!

—自分に合ったマットレスを選ぶには?

実は、前者のただ『かたい』だけのマットレスは、大塚家具としてはおすすめではありません。腰痛をお持ちで、かためでないと落ち着かないという方もいらっしゃいますが、ただ『かたい』タイプのマットレスでは、逆に腰に負担がかかってしまいがち。弱いバネを使っているものだと、寝ているときに腰が下がって、くの字になってしまうこともあるんです。

かためがお好みの方は、コイル(金属のバネ)はしっかりしていながら、上の詰めものが身体の曲線に合わせてフィットして支えるものが増えていますので、そのなかでしっかり目の寝心地のマットレスを選んでいただくのがいいと思います。

大塚家具の新宿ショールームでは、『しっかりタイプ』『中間タイプ』『身体に優しいタイプ』の大きく3タイプに分けて、マットレスのフィット感や寝心地を体感していただけるコーナーもご用意しているんです。(2017年6月1日時点)

日本では畳の上で敷き布団が使われていたこともあり、かたいものに慣れている方も多いのですが、寝比べてみると、一番ふわっと感の強い「身体に優しいタイプ」が気持ちいいとおっしゃる方も意外と多いんですよ。

『しっかりタイプ』はポケットコイルを採用したシモンズ『ニューフィットグレーシャスN』。片面3層ずつの詰め物が載っている。

『中間タイプ』はボンネルコイルを採用したフランスベッド『カテクリンDX』。マットレスを支える台をコイル入りのボトムクッションにすることで、マットレス単体より体圧分散性に優れた寝心地に。

『身体に優しいタイプ』はボンネルコイルを採用したレガリア『オネスティ2』。7層の詰め物が載っている。『中間タイプ』同様のボトムクッション仕様にして、より体圧分散性に優れた寝心地に。

横向きの寝姿勢で試して、肩への圧迫感もチェック!

—上手に寝比べるためのポイントは?

寝比べるときには、まず仰向けで試していただいたら、寝返りをうって横向きの寝姿勢で試してみてください。一般的に、横向きの寝姿勢になる時間は、仰向けの時間より長いと言われています。特に横向きでの首や肩、腰へのフィット感を見ていただくことが大事ですね。

『しっかりタイプ』では、横向きの寝姿勢になったときに、首と肩の間に隙間ができてしまったり、肩への圧迫感を感じたりすることも。『中間タイプ』や『身体に優しいタイプ』も試していただいて、自分が心地いいと感じる寝心地はどんなタイプかをチェックしてみてください。

『身体に優しいタイプ』は、ふわっとやわらかい寝心地なので、横になると一瞬不安に感じることもあるようですが、しばらく横になって感覚的に気持ちいいかどうかをチェックしてみてください。

一人ひとり、体型や体重、肩のでっぱりも違うので、自分に合うマットレスを選ぶには、実際にマットレスに横になっていただいて寝姿勢を確認してだくことが大事。横になる前に「かためがいい」「低反発がいい」など、絞り込まないほうがいいと思います。まずは、いろいろなマットレスを寝比べていただいて、一番の寝心地を絞り込んでいってくださいね。

マットレスをお買い求めになるときに、気をつけていただきたいのが合わせる枕。ショールームで試したときは、寝心地を気に入っていただけても、ご自宅でお持ちの枕と合わせると寝心地も変わってきてしまいます。例えば、身体を包み込むようなフィット感の高いマットレスにご自宅にある高めの枕を合わせると、枕が高すぎて首や腰が曲がってしまうことも。

実は私も、マットレスを変えたら枕が合わなくなって、肩こりに悩まされていました。いくつか枕を試してみたら、低めの枕が合うことがわかったんです。最初の1週間は低めに慣れなくて違和感がありましたが、今では快適。肩こりも少なくなりましたね。

お客さまが枕を試されるときには、私は首のシワをまず確認しています。首にシワがよってしまうような枕では、枕が高すぎて喉が詰まったような状態になってしまい、呼吸がしにくかったり、いびきの原因になってしまうことも。特に男性は高い枕を好まれる傾向がありますが、合う枕は想像しているより低めの場合が多いんです。ぜひ、マットレスの寝心地を試す際は、合わせる枕についても意識してみてください。

*記事中で表示した商品については、商品モデルの入れ替えなどに伴い、内容が変更になる場合もあります。

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