【スリープアドバイザーのぐっす理論!】 勝負日のパフォーマンスを上げる、眠りの三種の神器とは?
INTERVIEW

大事なプレゼンや会議、スポーツの大会や趣味の発表会など、ここ一番の勝負日の前日は、ぐっすりと眠って、翌朝は絶好調の状態で目覚めたいもの。そこで今回は、眠りの質を高めるためのおすすめアイテムを『スリープアドバイザー』がご紹介します。
眠りにつくまでの時間が、眠りの質を変える!?
—どうすれば、眠りの質を高めることができる?
ぐっすりと眠って疲れをリセットするためには、まず、身体に余計な負荷をかけず、快適に眠るためのマットレス、枕、掛け布団の3点がそろっていることが大事です。そこはクリアしているという前提で、私のおすすめの3種の神器をご紹介しますね。
そもそも、眠りの質というのは、睡眠中だけでなく、眠りに入るまでの時間をどれだけリラックスした状態で、心地よく過ごせるかにもかかっていると思うんです。リラックスしてスッと短時間で入眠できれば、眠れないストレスも減りますし、睡眠時間も確保することができますよね。
例えば、ホテルでは、明るさを落としたオレンジ色の間接照明を活用して、リラックスした状態で眠りにつけるように工夫されています。私も自宅の寝室にはあえてシーリングライトを設置しないで、小さなスタンドライトの明かりだけにして眠りやすくしているんです。
そんな風に、眠りにつくまでの時間を快適にして、気持ちよく短時間で入眠できるように、私自身も取り入れているおすすめのアイテムをピックアップしてみました。
<神器1>気分で使い分ける “セカンド枕”
実は私は枕を二つ持っていて、気分で使い分けています。横になったときにいつもの枕がしっくりこなかったら、すぐにもう一つの枕に変えるんです。
一度違和感を感じてしまうと、なかなか眠りにつきにくくなりますよね。どれだけ短時間で快適に入眠できるかを考えると、手っ取り早く枕を入れ替えた方がいいと気がついたんです。
私が使っているのは、羽毛の枕とポリエステルの枕。あらかじめ、使っているマットレスと相性のよい枕を二つ選んでおくといいと思います。
マットレスは、その日の気分によって変えられませんが、枕なら簡単にチェンジできます。羽毛の枕は“包まれている感じ”が強く、私自身がリラックスしているときは非常に快適です。一方、緊張気味のときは、違和感を感じることがあります。
そんなときは、もう一つのポリエステルの枕の出番です。両サイドが少し高くなっているタイプなので、横向きの寝姿勢になったときもしっかりと支えてくれます。私の場合、例えばお酒を飲んだ日など、さっぱりと寝たいときにはポリエステルの枕の方が不思議とリラックスできるんです。
※写真は、ハウスダストアレルギーの方でも安心して使える羽毛の枕「プレミアムダウンピロー」(上)と、
温度調節機能を持つ新素材「PCM」で枕内を理想的な温度に保つ「テルモクラウン2」(下)。
<神器2>洗いたてのシーツ
洋服もそうですが、肌に触れる素材は自分が気持ちいいと感じるものを選びたいですよね。マットレスに使うシーツや、掛け布団・枕に使うカバー類も同じ。勝負日前には、ぜひ、洗いたてのパリッとしたシーツをお使いいただきたいと思います。
秋にお使いいただくなら、気温が高めのときはリネン(麻)素材のシャリッとした肌触りがおすすめです。少し肌寒くなってきたら、やわらかくてストレッチ性のある綿のニットシーツがぴったりだと思います。季節の変わり目は、涼しくなったと思ったら、また暑さが戻ってきたりするもの。週間天気予報などをチェックしながら、洗い替えをするタイミングで使い分けていただくのもいいですね。
<神器3>女性はもちろん、男性にもアロマ
アロマというと女性のイメージが強いですが、男性にもぜひ使っていただきたいアイテムです。私は、ラベンダーのアロマを持っていますが、ストレスが貯まり気味のときや気が張っているときは、必ず使うようにしていますね。
私の場合、香りによって眠りのスイッチが入るのか、不思議と短時間で入眠できるようになったんです。飼っている犬はドックフードのカシャカシャする音を聞くだけで、ご飯の時間だと条件反射しますよね。私も香りをかぐことで、寝る時間だと脳が条件反射しているような感覚なんです(笑)。
部屋がいい香りに包まれるので、ニオイが気になる男性にもおすすめです。寝具のカバー類をなかなか洗濯できない方も、アロマの香りによって新鮮な空気が入ってきた気分になれると思います。
<番外編>オーバーレイマットレスをプラス
最初にお話ししたように、理想的な睡眠をとるための基本は、その方の身体に合ったマットレス、枕、掛け布団を使っていただくことです。もし、いまお使いのマットレスや敷き布団が硬めのタイプのために寝返りが増えているという方は、オーバーレイマットレスを試していただくのも一つの手です。
まさに第一線で勝負をするスポーツ選手が、海外遠征時に使っていることで話題になっている『airweave』もその一つです。マットレスの状態が身体に合わない場合も、これを一枚上に敷くことで適度に体圧分散してくれる快適な環境を整えることができます。
一枚あると、来客時や帰省した家族に使ってもらうこともできるので、重宝するというお客さまもいらっしゃいます。手軽にマットレスをグレードアップしたいという方は、ぜひ一度、オーバーレイマットレスの寝心地も試してみてください。
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大塚家具 スリープアドバイザー
松本典亨(まつもとのりあき)
大塚家具 南船橋店 マネージャー。お客さまに指名していただけるスリープアドバイザーを目指して、お一人ひとりのお悩みやご要望に耳を傾け、快適な眠りの環境作りをサポートしています。
【スリープアドバイザーとは】
睡眠研究機関である「スリープ研究センター」が認定している資格。睡眠の専門知識に関する講座を受け、試験に合格した人だけが名乗ることができます。大塚家具では、各ショールームでスリープアドバイザーがお客さまのよりよい睡眠のための相談役として活躍しています。
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