【スリープアドバイザーのぐっす理論!】 アンチエイジングのカギは、睡眠にあった!
INTERVIEW

「『ほうれい線』は、横向き姿勢で寝ている間に深くなっている!?」「首のシワは枕の高さによって変わる!?」今回は、気になる美容と睡眠の関係から美容寝具の最新情報まで、眠りの専門家『スリープアドバイザー』に聞きました。
『お肌のゴールデンタイム』は、いつ訪れている?
—美容のための理想的な睡眠とは?
女性であればご存じの方も多いと思いますが、私たちの睡眠中には成長ホルモンが分泌されやすい時間帯があるんです。細胞の新陳代謝を促進させる働きを持つ成長ホルモンが分泌され、お肌の古い細胞が新しく生まれ変わる時間は『お肌のゴールデンタイム』と呼ばれています。
昔は夜10時〜深夜2時など、具体的な時間帯として紹介されることが多かったのですが、最近は、眠りについて最初の3〜4時間の深い睡眠のことを指すと言われています。
この時間に深い眠りをとることでしっかりと成長ホルモンを分泌させることが、女性が美しくなる秘訣というわけなんです。
入眠前のキレイ習慣で、眠っている間に美しくなる!
—『お肌のゴールデンタイム』に深く眠るには?
できればベッドに入る2〜3時間前ぐらいに、湯船につかって身体を温めてあげることをおすすめします。お風呂に入ってリラックスした後、徐々に体温が下がっていくと、入眠しやすくなり、質の高い睡眠がとれると言われているんです。
また、私も実践しているのですが、アロマを使って入眠モードに切り替えてあげるのもいいと思います。夜の睡眠におすすめなのは、ラベンダーの香り。嗅覚は脳にダイレクトに働きかけると言われていますよね。ぜひ、香りのリラックス効果を取り入れてみてはいかがでしょう。
お気に入りのアロマの香りに包まれてリラックスすることで、入眠をスムーズに。
睡眠中の姿勢が、シワやむくみを生んでいる!?
—美容にとってNGの睡眠中の姿勢は?
一番わかりやすいのは、枕を使ったときの頭の角度ですね。理想的な寝姿勢では、頭だけ5〜10度くらい上げるのがベストだとされています。それより上がりすぎると肩こりを招くだけでなく、首のシワができやすくなると言われているんです。
首は年齢を隠しにくい部分なので、お客さまの中でもシワを気にされる方が多くいらっしゃいます。使っている枕が高すぎるかどうかは、枕自体の高さで判断するのではなく、実際にお使いのマットレスで横になって合わせてみて確認してくださいね。
また、身体が圧迫されると、血流やリンパの流れが悪くなり、むくみやくすみの原因になることも。女性は横向きの姿勢で寝ている方が多いと言われていますが、下になった側の顔、肩、腕などが圧迫されやすくなってしまいます。睡眠中に身体を圧迫しないマットレスや枕をお使いいただくことが大切ですね。
『ほうれい線』をケアする、アンチエイジング枕。
—美容のために寝具でできる工夫は?
横向きになったときに、顔の皮膚や皮下脂肪が重力によって垂れ下がると、小鼻の横から口にかけての『ほうれい線』のシワが深くなりやすいと言われています。ほうれい線のシワは深くなると老けて見えることから、特に気になる部分ですよね。
実は、そんな睡眠中のほうれい線をケアする枕があります。横向きの姿勢になったときにも頭をしっかりと支え、ほうれい線に負担をかけないようにする『ナソラビアル』という商品です。
中央部分は仰向け姿勢の頭・首・肩にフィットし、両端は横向き姿勢で頭部を首から包み込む形状のアンチエイジング枕『ナソラビアル』。
少し大きくて独特なカタチですが、顔や首のシワや肩こりなどに配慮した、女性の美しさを考えつくした設計になっています。お客さまに試していただくと、違いを実感してくださる方が多いんですよ。
眠っている間に保湿する、うるおいマットレスも!
—他にも美容を気にする方におすすめの寝具はある?
最近は、美容に特化した商品が少しずつ増えているのですが、フランスベッドの『リフレス®』というマットレス&シーツも人気商品の一つです。触っていただいた瞬間に、しっとりとした感じがわかると思います。
寝ている間にうるおいをコントロールしてくれるマットレス&シーツ『リフレス®』。
寝る前に顔のスキンケアをしっかりしても、朝起きるとカサカサになっていることはありませんか? 乾燥の季節といえば冬をイメージしますが、夏から秋にかけてもエアコンで乾燥しています。毎日7〜8時間眠るとしたら、その時間をたっぷりと使って、寝ながら保湿できると嬉しいですよね。
『リフレス®』は、ポリエステルの約53倍、コットンの約2.2倍の水分率をもつ繊維を使うことで、寝床内の湿度をコントロールして、うるおいをキープしてくれます。逆に湿度が高いときは、ムレ感を抑えてくれるんです。
乾燥が気になる場合は、さらに加湿器をプラスするのもおすすめ。
そして、やはりなんと言っても美容の大敵は、睡眠不足だと思います。最近はお忙しい方が多く、ご自宅にお仕事を持ち帰って、夜遅くまでパソコンで作業される方もいらっしゃいますよね。睡眠不足でクマや肌荒れに悩まれている方も多いようです。
朝日を浴びると目覚めのスイッチが入るように、パソコン、スマートフォンの光でも目が覚めてしまいます。美容のためにも、寝る前の使用はできるだけひかえて、質のよい睡眠がとれるように心がけることが大切だと思っています。
ぜひ、美容をケアする寝具と一緒に、ご紹介した眠りの質を高める方法も試してみてください。
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大塚家具 スリープアドバイザー
芝岡真理(しばおかまり)
大塚家具 南船橋店 マネージャー。大学在学中、ポーランドに留学後、2009年大塚家具入社。眠りに関して多方面からアプローチし、「最高の眠り」をご提案致します。
【スリープアドバイザーとは】
睡眠研究機関である「スリープ研究センター」が認定している資格。睡眠の専門知識に関する講座を受け、試験に合格した人だけが名乗ることができます。大塚家具では、各ショールームでスリープアドバイザーがお客さまのよりよい睡眠のための相談役として活躍しています。
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