ベッドのクッション使いで変身! 海外雑誌に出てくるような寝室コーディネート
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寝室をセンスアップしたいときは、まず、ベッドの枕もとにクッションや枕を重ねて置いてみませんか? SNSにアップしたくなるような、フォトジェニックな寝室コーディネートのコツを大塚家具のインテリアスタイリストに聞きました!
「ちょっとやりすぎ?」と思うくらい大胆に!
—ベッドにクッションや枕をコーディネートするポイントは?
寝装具のコーディネートで、お客さまからご要望が多いのは、“ホテルのようなスタイル”。ホテルのコアサービスは、ゲストを招いて、いつもとは違う時間を提供することですよね。その雰囲気をご自宅でも実現したいけど、どう手をつけていいかわからないという方が多いようです。
そこで、私からご提案したいのが、普段のご自宅にはない“非現実的”な雰囲気づくり。「ちょっとやりすぎかな?」「そこまでやる必要がある?」と思うくらい大胆に、いつもとは違う雰囲気を作ってあげることが、ホテルのようなステキな寝室を演出するポイントだと思います。
例えば、思いっきり豪華なクラシックスタイルでコーディネートしてみるのもステキですよ。いつもと違う雰囲気だからこそ、日常のあれこれ細かいことを忘れて、羽を伸ばしてお休みいただけるような寝室を演出できると思います。
ベッドのクッション使いは、ボリューム感がカギ!
—ベッドにクッションや枕を組み合わせるコツはありますか?
ベッドの上で組み合わせるクッションや枕は、生地感、大きさや形状、柄や色などによって、コーディネートのバリエーションも広がりますよね。
非日常感のあるフォトジェニックな寝室にしたいなら、一番大事なのはボリューム感とバランス。例えば、色のトーンを揃えながら、形や大きさの異なるクッションや枕をたっぷりとベッドの上で組み合わせてみる。そのまま寝るにはボリューム感がありすぎですが、写真に撮ってみるとステキに見えると思います。
もう少しボリューム感を抑えてベッドコーディネートをしたい方には、枕の前にクッションを重ねつつ、小さいクッションをアクセントに置くスタイルもおすすめです。
また、ベッドの枕の後ろに飾り枕を重ねて、前面に柄の入った正方形のクッションを1つ置くだけでも、雰囲気が華やかになります。ボリュームを見ながら、バランスよくコーディネートしてみてください。
シングルサイズのベッドでも、枕1つだとさみしいですが、クッションを1つ重ねてあげるとくつろぎ感がアップします。小さいクッションを3つくらい置いてあげるのもいいですね。
入門編なら、枕の重ね置きで手軽に豪華に!
—はじめての人におすすめの重ね置きのコツはありますか?
はじめての方でも簡単にできるのは、クッションではなく枕を重ねて置いてみる方法。例えば、アメリカでは、ベッドがシングルやセミダブルなら枕を2つ、ダブルなら枕を4つ、クイーンなら枕を6つ置くスタイルがメジャーです。
ホテルでも枕を重ねてあることが多いですが、真っ白なシーツを使ったホテルのベッドコーディネートに、枕が1個ちょこんとあるより、2〜3個重ねてある方がグッと豪華に見えると思います。
また、実際に寝る枕だけでなく、寄りかかるための枕を置いておくことで、ベッドの上をくつろぎの空間として使うことができます。1つはダウンの枕、もう1つはウレタンの枕など、異素材を組み合わせるのもおすすめ。その日の体調や気分によって枕を使い分けることができます。
枕を重ね置きするときは、カラーコーディネートも大切です。例えば、カバーリングをピンクで揃えている方でしたら、差し色として白い枕を重ねてあげるとアクセントになって、グッと雰囲気が変わります。
掛け布団カバーと同じ色の枕カバーを合わせたコーディネート。少しのっぺりとした印象に。
上の写真のコーディネートに白いカバーの枕を加えることで、メリハリのあるスタイルに。
重ね枕の差し色で、雰囲気をチェンジ!
—ベッドまわりでカラーコーディネートするポイントは?
白やグレーは、お洋服と一緒で合わせる色を選ばない扱いやすい色。お使いのカバーが派手めのカラー系であれば白やグレーを入れてみるのがおすすめです。
色の組み合わせで雰囲気が変わるので、いろいろと試してみるのもおもしろいと思います。例えば、ペイズリー柄の黒いカバーコーディネートに、白い枕を合わせてモノトーンにすると、大人っぽく清楚な雰囲気になります。
一方、同じペイズリー柄の黒のコーディネートに、ライトブルーの枕をアクセントにすると、少しカジュアル感がでて、男性的な雰囲気になると思います。
また、枕もとの演出ではないのですが、足もとにベッドスローを1枚かけると、グンと写真映えするコーディネートに。
これなら自宅に来客があったときも、自信をもって寝室のドアを空けておけます(笑)。普段やらないことを、ひと手間かけて取り入れてみると、一気に“非現実感”の演出ができますよね。毎日の疲れをリセットするためにも、まずは枕やクッションの重ね置きで、脱日常できるホテルのような寝室を整えてみてはいかがでしょう。
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スリープアドバイザー
朝倉祐樹(あさくらゆうき)
ポルトローナフラウ東京青山 担当課長。スリープアドバイザー/整理収納アドバイザー/IDCインテリアスタイリスト。住環境やお悩みに耳を傾け、お客さまの立場に立って最適な眠りの環境をご提案し、その価値をお伝えできるよう心がけています。
【スリープアドバイザーとは】
睡眠研究機関である「スリープ研究センター」が認定している資格。睡眠の専門知識に関する講座を受け、試験に合格した人だけが名乗ることができます。大塚家具では、各ショールームでスリープアドバイザーがお客さまのよりよい睡眠のための相談役として活躍しています。
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