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寝室に置いてよいモノ・いけないモノ

寝室に、スマートフォン、本、新聞など、細々したモノがあふれていませんか? そんなちょっとしたモノたちが、睡眠の質を左右するとしたら……。睡眠のスペシャリスト・スリープアドバイザーの視点から、安眠を導くための、寝室に置いてよいモノといけないモノをアドバイスします。

モノがゴチャゴチャしていると、気が散って眠りの妨げに

──寝室にモノがあるかないかで、睡眠に影響があるのでしょうか?

とても影響があるんですよ。「さぁ、寝よう」と思って寝室に入ったとたん、モノが目に入ると、頭の中で「あれを触りたい」「これを整理したい」などと、あれこれ考えてしまうものです。寝る前は心穏やかに過ごすべきところ、気が散ってしまい、目を閉じても睡眠に集中できなくなってしまうのです。眠りにつくまでに時間がかかったり、眠れても深い睡眠を得にくくなったりすることがあります。

寝室にモノがある

──ズバリ、理想的なのは、どのような寝室なのでしょう?

究極を言えば、ベッド、リネン、サイドテーブル、間接照明があれば十分。眠りに本当に必要なモノだけを置くのが良質な睡眠につながりやすいのです。ただ、そこまでモノを排除するのは難しいかもしれません。“なるべくシンプルに”を頭に置いていただければよいと思います。

心と身体が癒される、アロマ、グリーン、ヒーリング曲

──これだったら寝室に置いても睡眠の妨げにはならないというモノは?

アロマは、スムーズな眠りへ導いてくれる手軽な睡眠アイテムです。嗅覚に訴えて、自律神経のバランスを整えたり、心を落ち着かせたりする効果があると言われ、スムーズな睡眠に導かれます。

手軽にアロマの香りを取り入れるなら、アロマディフューザーやスプレータイプのピロ―ミストがおすすめです。冬に備えてアロマが焚ける加湿器も、加湿とアロマのダブル効果が得られます。睡眠には、ラベンダー、カモミール、ローズなどの香りがぴったりです。

また、観葉植物などのグリーンを飾るのもいいですね。グリーンは安らぎをもたらす色です。ベッドサイドなどに配置すると、見ているだけで一日の疲れがとれていきます。二酸化炭素を吸って酸素を吐き出すので、寝室の空気の浄化にも役立つんですよ。

アロマ

寝室が、「シーンと静まり返っていると不安」という人は、CDデッキがあると便利です。ヒーリング曲や穏やかなクラシック音楽を流して目を閉じていると、いつの間にか眠りの世界へ誘われます。つい、好きなアーティストの曲を流してしまいそうになりますが、曲に集中して眠りを妨げるので、あくまで眠りに適した曲をセレクトしましょう。

──心と身体が癒されるモノが寝室にふさわしいのですね。

基本的にはその通りです。ただし、非常用グッズを置くことも忘れないでください。ラジオ、懐中電灯、ホイッスル、携帯電話用充電器などは、ひとつでも備えておくと安心して眠りにつけます。細々したモノなので、サイドテーブルなどの引き出しに入れておくことを習慣づけましょう。

──案外、非常用グッズは忘れがちかもしれませんが、言われてみると、寝室の必需品ですね。逆に、寝室になるべく持ち込んで欲しくないモノは?

スマートフォンやパソコンがあると寝る前に見たくなるので、できれば、寝室に置いてほしくないアイテム。液晶画面から発するブルーライトは強い光なので、脳を目覚めさせてしまうのです。

また、アルコールとおつまみもNG。食べ物や飲み物を口にすると胃や腸が活動して身体が寝る準備に入りにくくなります。アルコールは深い眠りを妨げる作用もあります。できれば夕食のときに晩酌をするように心がけ、寝る2時間前くらいには飲食をすませるようにしてください。

「好きなモノに囲まれて眠りたい」人は、どうする?

──おうちによっては、寝室と書斎が一緒の場合が。書類などでゴチャゴチャしている状態も多いと思いますが……。

ベッドへ横になったとき、デスクの上の書類などが視界に入らないようにするのがポイントです。腰高シェルフなどでベッドとデスクを間仕切りして、ベッドからデスクの様子が見えないように工夫できるといいですね。

シェルフの上には、グリーンをワンポイントで飾って心地よい空間になるように演出するのもアイデアです。

──「好きなモノに囲まれて眠りたい」という人も少なくありません。本、CD、人形、洋服、ギターなど、“シンプルではなく、たくさんのモノに囲まれて眠りたい”という人へのアドバイスは?

そばにあると安心なモノは、人それぞれにあると思います。そのようなモノまで無理に排除する必要はなく、置く位置を考えてみてはいかがでしょう。

寝ているときに視界に入れない工夫として、ベッドの頭の方にモノは置かず足元へまとめるか、収納できるスペースを作るといった方法もあります。

視界に入れない

──最後に、「寝室に、ついモノを置いてしまいがち」「片付けが苦手で、いつも寝室はゴチャゴチャ」など、寝室づくりの苦手な方へメッセージをお願いします。

寝室は“自分だけのプライベート空間”という概念があると、本や雑誌を読む、お酒をたしなむ、スマートフォンをいじるなど、ひとりで楽しみたいことがある分、モノが増えていきます。

でも、あくまで“寝ることに集中する空間”ととらえると、本もお酒もスマートフォンも寝室には必要ないことに気づくはずです。

「寝室」という部屋に対する概念を切り替えてみませんか。「寝室は、ベッドに入って寝るだけ」という過ごし方を意識するだけで、ミニマムな寝室が実現し、良質な睡眠はもちろん、翌日のパフォーマンスの充実へつながっていくのです。

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