まるでもう一つのリビング! 居心地のいいベッドルームコーディネート。
COORDINATE

眠るためだけのいつもの寝室を、くつろぎ空間へグレードアップしませんか? ゆったりと読書をしたり、音楽を聴いたり、アロマでリラックスしたり。居心地のいい寝室をつくるコーディネートのコツを『スリープアドバイザー』に聞きました。
小物を組み合わせて、手軽にくつろぎの空間へ。
—簡単にできる、くつろぎの寝室の作り方は?
リビングは、家族の共用スペースであり、お客さまをお招きする場でもあります。一方、寝室は、ご自身やご夫婦の時間を過ごす、プライベートな空間。リビングのくつろぎ方とはまた違った、お一人、またはご夫婦で、ゆったりと過ごせる居心地のいいスペースにコーディネートしてみてはいかがでしょう。
一番手軽にできるのは、カバーとクッションといった、小物を使ったアイデアです。ベッドの上にベッドスプレッドやベッドスローをかけ、クッションをいくつか背もたれ代わりに並べておけば、いつでもソファのようにくつろぐことできます。また、外から帰ってきて、カバンもポンと気がねなく置けますよね。
ベッドスプレッドがなければ、掛け布団カバー(コンフォーターケース)でも代用できます。お布団を中に入れずに、そのままかけてあげればOK。ファブリック類の色や柄のコーディネート次第で、お部屋の雰囲気をガラっと変えることができ、手軽に模様替え気分を楽しんでいただけます。
グリーンと白のボーダー柄のカバーは、布団を入れていない掛け布団用カバーを、ベッドスプレッドとして使用。
寝室は眠るだけの空間と考えていると、つい無難な色や柄のファブリックを選びがち。でも、くつろぎの空間としてとらえれば、新鮮な気持ちでコーディネートを楽しめるのではないでしょうか? お気に入りのファブリックに囲まれて目覚めれば、朝から気分もあがりますよね。
クッションやカバーの素材や柄、色の組み合わせを変えて、手軽に模様替え気分を楽しめる。
灯りをコーディネートして、ホテルのような脱・日常感を。
—居心地のいい寝室にするために、おすすめの家具は?
照明を変えてあげるだけでも、お部屋の雰囲気をガラッと変えて、ホテルのようなくつろぎの空間を演出することができると思います。
例えば、天井の主照明にシーリングライトを使っている場合は、その明るさを落とした状態で、壁側のフロアスタンド、ベッドサイドのテーブルスタンドをつけてあげれば、間接照明によるやさしい雰囲気を演出できます。
壁側にフロアスタンドを、ベッドサイドのナイトテーブルにテーブルスタンドを置いて、ホテルのような間接照明をコーディネート。
あとは、プライベート用のアームチェアなどを置けば、リビングのソファとは違った特別なくつろぎ感を演出できると思います。スペース上の都合で置けないという場合は、小さなベンチをベッドの足下に置いてあげるのもおすすめですね。
フローリングの寝室に、和のくつろぎ感を。
—くつろぎコーディネートの上級テクニックは?
最近は、畳のお部屋が減って、ご自宅に畳がないという方も多くいらっしゃると思います。通常の寝室のイメージとは違うと思いますが、ボックス状の置き畳をコーディネートしてみるといった、ちょっと変わった方法はいかがでしょうか。
一つ置いておけば、腰をかけたり、モノを収納したりと便利に使えます。いくつかつなげて置いてあげれば、くつろげる『こあがり』のようなスペースに。畳の上でゴロンと寝ころんでリラックスしたいというお客さまには、とても喜んでいただいています。
ボックス状の置き畳を組み合わせれば、広い『こあがり』スペースをつくることも可能。
お客さまの中には、寝室にデスクを置いて、書斎としても使いたいとおっしゃる方もいらっしゃいます。また、リビングをすっきりさせておきたいので、パソコンやプリンターを寝室に置きたいとおっしゃる方もいらっしゃいます。
やはり、それぞれのライフスタイルやご要望に合った、居心地のよさをコーディネートしていただくのが一番です。
ただ、その際、眠りのジャマになるようなものは、置きすぎないようにすることが大切です。寝室のモノをすっきりと収納できる家具なども活用しながら、快適な眠りに誘うくつろぎの寝室を整えてみてください。
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大塚家具 スリープアドバイザー
三堀世奈(みつぼりせな)
大塚家具 横浜みなとみらいショールーム スリープアドバイザー。お客様の悩みやご要望に耳を傾け、お一人ひとりのライフスタイルに合った快適な眠りの環境作りをサポートしています。
【スリープアドバイザーとは】
睡眠研究機関である「スリープ研究センター」が認定している資格。睡眠の専門知識に関する講座を受け、試験に合格した人だけが名乗ることができます。大塚家具では、各ショールームでスリープアドバイザーがお客さまのよりよい睡眠のための相談役として活躍しています。
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