安眠のために!寝室のカーテン選びのコツ

カーテンは寝室の雰囲気を大きく左右するだけでなく、睡眠の質にも重要な役割を果たします。そこで、春の模様替えに向けて寝室にピッタリのカーテンを、専門家の視点からアドバイスしていただきました。解説は、オーダーカーテン専門店「Curtains(カーテンズ)」の制作スタッフ吉田麻衣さんです。
光の調整、保温、防犯など多彩な役割が
寝室は、文字通り「寝る部屋」ですが、それだけにとどまらず、一日の始まりと終わりを過ごす大切な空間です。そこに設置するカーテン1枚が多くの役割を担っており、快適さも左右するのでぜひ上手に活用してください。
主なカーテンの役割
・光の調整をする
・暑さ、寒さを和らげる
・遮熱、保温機能付きなら冷暖房効率がよくなり省エネ&節約に
・外からの視線を遮るので防犯に
デザインと機能、どちらを優先?
寝室のカーテン選びは、「デザイン」「機能」のどちらを重視するかで変わります。
「デザイン」を重視する方は
寝室を、「プライベートなくつろぎ空間」として楽しめるように、カーテンも好みの柄やカラーでコーディネートして。デザインを楽しんで、いつもワクワクする寝室にしてください。
「機能」を重視する方は
遮光カーテンを上手に活用しましょう。「真っ暗じゃないと眠れない」「昼間に睡眠をとる」といった方は、濃い色の遮光1級や完全遮光など、高い遮光性があるカーテンを選ぶのがおすすめ。また、「朝日で気持ちよく目覚めたい」という方は、非遮光や遮光3級が適しています。
遮光のほかに、断熱・保温、防音効果の高いタイプもあります。遮光1級のカーテンなら、そのような機能がプラスされている製品も多いです。
寝室で人気の遮光カーテン。選ぶポイントは?
寝室で人気が高いのは、なんといっても遮光カーテンです。遮光カーテンは、遮光率によって等級が決められています。
1級 遮光率99.99%以上 人の顔の表情が識別できない
2級 遮光率99.80%以上、99.99%未満 人の顔あるいは表情がわかる
3級 遮光率99.40%以上、99.80%未満 人の表情はわかるが事務作業には暗い
遮光カーテンを選ぶときのポイント
Point1 「真っ暗がよい」なら、色を重視
同じ遮光1級でも、色によって若干暗さが変わります。ネイビー、ダークブラウン、ブラックなどの濃い色は遮光性がより高くなるので、「真っ暗がよい」という方は色も重視して。裏がアクリルコーティングされた「完全遮光」もおすすめです。
また、きちんと窓を覆うようにしたり、両サイドからの光漏れを防ぐリターン加工を組み合わせたりして、光を遮る工夫をするとより効果的です。
Point2 通販で購入するなら、サンプル生地を取り寄せる
窓の方角や日差しの強さ、レースカーテンとの組み合わせによって、光の透け具合は変わります。「カタログやHPの写真の明るさと違う」という場合があるので、サンプル生地を取り寄せて確認すると安心です。
Point3 寝坊が心配なら遮光等級を下げる
暗すぎて寝坊が心配なら、等級を3級などに下げたり、淡い色にしたりすると遮光効果が和らぎます。「買い替えるのは大変」という方は、寝室の電気を消したあとに1/3ほどカーテンを開けてみると、明るさがかなり変わります。また、自動でカーテンを開閉してくれる装置や、光で起こす目覚まし時計などを活用してもよいでしょう。
健康は、睡眠からつくられます。カーテンは、そんな睡眠を支える重要なアイテム。寝具だけでなく、ぜひカーテンにもこだわって、ぐっすり気持ちよく眠れる毎日を手に入れてくださいね。
取材・文/内藤綾子
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カーテン通販Curtains(カーテンズ)制作スタッフ
吉田麻衣(よしだまい)
オーダーカーテン専門店の「カーテンズ」。marimekkoなど人気の北欧ブランドカーテンをはじめ、機能やデザインもこだわりたい方のために1100種類以上の豊富な品揃えを用意している。シェードやカフェカーテン、マルチクロスなどもオーダーもOK。
ネットショップ:https://www.curtains.jp/
実店舗:http://curtains.main.jp/
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