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睡眠不足は事故の元。 高速道路で眠くなったらどうする?

高速道路上で起きる事故は、ここ数年減少しているとはいえ年間8千件以上となり、なかでも居眠り運転はその大きな要因になっていると言われています。睡眠不足が原因で事故を引き起こすことがないよう、運転前に体調を整えることが大切ですが、それでも運転中に眠くなったらどうすればよいでしょうか?

高速道路には、居眠り運転による事故防止対策として、道路やSA(サービスエリア)、PA(パーキングエリア)に様々な工夫や配慮がなされています。SAやPAの上手な利用法を含め、NEXCO中日本 東京支社 高速道路ドライブアドバイザーの山本隆さんにお話を伺いました。

道路そのものに事故対策が

―― 一般道よりも高速道路の方が、居眠り運転の発生率が高いそうですね。それは何故なのでしょう?

「理由としては、信号がなく運転に変化がないこと、単調な景色が続いて刺激のないことなどがあげられます。直線の区間が長く続くと、景色もほとんど変わらないため、疲労を感じやすく、注意力が散漫になりがちです。そのため、高速道路の設計は、直線ばかりにせず曲線を入れるなどして、ドライバーに適度な刺激とリズムを与え、安全に走行できるよう配慮しています」と山本さん。

また、万が一居眠りをして車が車線からはずれてしまった場合に備え、路肩の白線には音と振動が鳴るように、一定間隔で凹凸がつけられています。ドライバーが音と振動で車線を越えたことに気づくよう、配慮をしているのです。

更に、長い下り坂や急カーブなどでは、道路を横切るように数本の薄い舗装が施されています。「こうした舗装は、車両が通過する際に、厚みの違いで音と振動をリズミカルに車内に伝える役割を果たしています。速度超過と居眠りを防ぐ、事故対策のひとつとなります」(山本さん)

リフレッシュできる施設や宿泊施設も

「警察庁の調べによると、高速道路で発生する死亡事故のうち、高速道路に入ってからの走行距離が100km未満、時間にして約1時間以内の場所での発生が約5割に上ります。このうち、約3割が居眠りや考えごとをしていたという理由によるものです」と山本さん。

そのため、高速道路に入ったら早めに休息をとり、リフレッシュすることが推奨されています。長距離ドライブの際には、ドライブ途中のSAやPAにどんなサービスがあるのか、事前に調べてドライブプランを立てることが大切です。

例えば、東名高速道路の足柄SA(上り線)と名神高速道路の多賀SA(下り線)には、ハイウェイホテル(レストイン)があり、高速道路を下りずに宿泊が可能となっています。

足柄客室ツイン

▲足柄SA(上り線) レストイン時之栖(中日本エクシス㈱提供)

<足柄SA(上り線)>
レストイン時之栖(ときのすみか)http://www.tokinosumika.com/restinn/
<多賀SA(下り線)>
レストイン多賀(たが)http://www.greens.co.jp/taga/

また、東名高速道路 足柄SA(下り線)、中央自動車道 諏訪湖SA(上り線)(下り線)には入浴施設があるほか、それ以外にコインシャワーのあるSA、PAも。こうした施設をリフレッシュのために利用するのもよいでしょう。

夜中の運転は、事前に、休憩のために立ち寄ってリフレッシュできる24時間営業の店舗があるSA、PAを調べておくとよいと思います。

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▲諏訪湖SA(上り線)内入浴施設(中日本エクシス㈱提供)

事故と生体リズムの関係は?

実は、居眠り運転の発生時間は、人の生体リズムに大きく関わっているんです。生体リズムの周期で考えると、身体が最も眠りを欲するのは午前2〜4時ぐらいと午後2〜4時ぐらいになります。交通事故の発生率が高くなるのは、ちょうどこの時間帯に重なります。

「一般の方が午前2〜4時の深夜の高速道路を走ることはあまりないかもしれませんが、午後の時間帯も眠気が出やすいので要注意です。」(山本さん)。

居眠り運転による事故、最大の敵は睡眠不足

―― 居眠り運転をしないために気をつけるべきことや、もしも運転中に眠くなったらどうすればよいでしょうか?

「まず、事故を起こさぬよう睡眠不足での運転は避けるべきです。ドライブの前夜から朝にかけて質のよい睡眠をとることが大切です。しかし、早く床についたけどなかなか寝つけないこともあるかと思います。そのようなときは無理に眠ろうとせず、いったん布団から出て気分を変え、しばらくリラックスした時間を過ごすと、自然と眠りに入りやすくなります」(山本さん)。

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寝る前にぬるめのお湯(37~39℃)にゆっくりつかって心身をリラックスさせることや、就寝前に布団の上で軽くストレッチして筋肉のこりをほぐすことも自然な入眠に有効です。お酒を飲んで無理に寝ようとすると、たとえすぐ入眠できても眠りの質は低下するので要注意。

また、就寝の1時間前には、パソコンやスマートフォンの画面を見ないで、強い光を浴びないようにしましょう。強い光によって交感神経が刺激され、眠りにつけなくなったり、眠っても脳が興奮したままで眠りが浅くなったりします。

コーヒー&20分ほどの短い仮眠を

運転中の居眠り対策としては、「脳に刺激を与えることで、眠気は起きにくくなりますので、運転中は、チョコレートやアメをなめること、音楽を聴くことなどが有効です。しかし、眠気を感じたらSAやPAで、休憩することをおすすめしています」(山本さん)。

特に渋滞がある場合などは、時間が予想以上にかかり、疲れて注意力も散漫になりやすく、事故を起こしがちになります。あらかじめ、こまめに休憩するのがよいでしょう。

「私は皆さんに、コーヒーナップと呼ばれる短い仮眠をおすすめしています」と山本さん。

脳の疲労回復の理想的な仮眠時間は20分程度と言われています。一方、コーヒーのカフェインによる覚醒効果が表れるには15分以上かかります。「20分の仮眠だと、寝る前に飲んだコーヒーの効果が表れ、目覚めがすっきりするというわけです。30分以上の睡眠は、深い眠りの段階に入るため、目覚めたときに寝ぼけた状態となります。かえって逆効果なんですね」(山本さん)

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公益財団法人 高速道路調査会が行った調査研究でも、居眠り運転防止対策として、「カフェイン摂取+短時間仮眠」を推奨しています。仮眠をとる際は、シートを倒すとより眠りにつきやすくなるとのこと。ネックピローや、アイマスクなども重宝するので、車に常備しておくとよいですね。

睡眠不足は、居眠り運転を誘発し、大きな事故につながりかねません。高速道路の運転は、居眠り運転の危険度が増すことを認識し、前日からしっかりと睡眠をとりましょう。また、運転中に眠くならないようにこまめに休憩をとり、万が一眠くなったら、仮眠をとるなどの対策を講じましょう。

取材・文/仲尾匡代

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