寝る前のストレッチで、 翌朝の疲労回復具合が変わる!?
COLUMN

一日の疲労をリセットするために欠かせない睡眠。ただ、早く寝たいと思えば思うほど、なかなか寝付けず、逆にストレスになってしまうことも。そんなときは、ストレッチ。寝る前に行うことで、スッと入眠しやすくなり、睡眠中の疲労回復もサポートしてくれるそうです。
ストレッチのリラックス効果が、眠りを快適に変える!?
なぜ、寝る前にストレッチを行うと良いのでしょう? それは、凝り固まった筋肉をほぐしてあげることで、気持ちも体に同調してリラックスし、寝付きやすくなるからだそうです。
例えば、マッサージを受けたときに、あくびが出たり、寝てしまったりということは、よくあること。これは、マッサージで体の凝りがほぐれると、呼吸が深くなって、リラックス時に優位になる『副交感神経』が優位になるからだとか。体の力も抜けて、気持ちもリラックスできれば、眠りに入る準備OKというわけです。
また、ストレッチによって血行が促進されると、寝ている間の代謝も良くなり、老廃物の排出も促進されるのだとか。細胞の修復などに作用する『成長ホルモン』も全身に効率よく行きわたり、疲労回復に効果があると言われています。
リラックスのためのストレッチであることが重要。
では、ストレッチなら何でも良いかというと、そうではありません。スムーズな入眠のために、就寝前に行うストレッチは、あくまでリラックスに重点を置いておくことが大切。
柔軟性を強化するためのストレッチとは異なり、力を入れすぎないようしましょう。入浴後に、マットレスや布団の上で、リラックスした状態で行うのがおすすめです。
また、ストレッチをするときは、『腹式呼吸』を心がけると、よりリラックスすることができるそうです。腹式呼吸とは、胸部分をなるべく動かさず、お腹をふくらませたり、へこませたりしながら行う呼吸のこと。全身の筋肉をゆるめやすくなり、内臓にも刺激を与えて、より『副交感神経』が優位になると言われています。
快適な眠りに誘う、リラックス・ストレッチ3選。
心身をリラックスさせるためのストレッチを3つご紹介します。どれも簡単なストレッチなので、さっそく今夜から試してみませんか?
<リラックス・ストレッチ1>
- 仰向けの姿勢で横になる。
- 息を吸いながら、体を上下に伸ばす。
- 伸ばしきったら、全身の力を抜いて、息を吐き出す。
- 何回か繰り返す。
<リラックス・ストレッチ2>
- 仰向けの姿勢で横になる。
- 左右どちらかの膝を曲げ、両手で膝をかかえて胸に近づける。
- そのまま20〜30秒キープ。
- 力をゆるめて、もとの姿勢に戻る。反対の足も同様に。
<リラックス・ストレッチ3>
- 仰向けの姿勢で横になる。
- 両手・両足を上にあげて、手足の力を抜いてブラブラと振る。
※手と足を別々に行っても良いです。
【参考文献】
『お酒や薬に頼らない「必ず眠れる」技術』(角川SSC新書)
『“睡眠満足度”があなたの年収を変える!眠りの技法』(サンクチュアリ出版)
『起床術 どうしても「スッキリ起きられない」あなたへ』(河出書房新社)
文/武田明子
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武田明子(たけだあきこ)
フリーランスのコピーライター。
広告制作会社でコピーライターとして企業の商品・サービスのプロモーションに携わった後、出産を機にフリーランスへ。医療・美容系をはじめ、ママ向けからビジネス系まで多様なジャンルのコンテンツを制作。
読む人に伝わる、わかりやすい執筆を心がけています。最近の楽しみは、iPhoneのアプリを使って睡眠の質を“見える化”すること。翌朝いいデータが取れていると、ぐっすり眠れた感がアップします。
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