光、音、香りを駆使したハイテク快眠グッズで、睡眠の質を高める

人の身体は、本来、日が沈み暗くなると、交感神経から副交感神経が優位に働くようになり、リラックス状態となって自然と眠りにつけるようになっています。ところが、現代社会では、あらゆる要因で生体リズムが乱れ、なかなか寝つけなかったり、眠りにつけたとしても質のよい睡眠がとれず、日中に眠気に襲われたり、疲れが取れないと感じる人も少なくありません。
これらを改善する方法はさまざまなものがありますが、手軽に睡眠の質を高めるために、快眠グッズを利用するのも1つの手です。そこで、今回は「睡眠障害の改善」について、30年以上研究をつづけてこられた大阪府立大学名誉教授・医学博士 清水教永先生が開発に携わられた「Sleepion(スリーピオン)シリーズ」にせまります。
人間の五感のうち、視覚・聴覚・嗅覚にアプローチ
脳に安らぎを与え心地よい眠りへと導く快眠グッズ
夜にきちんと睡眠をとって身体を休めることは、翌日の活動のために必要不可欠です。身体をリラックスさせて眠りにつくためには、寝室の環境を整えることが重要です。五感のうち、暑さ寒さをはじめ、快・不快を感じる触覚、ものを見る視覚、音を感じる聴覚、そして匂いを感じる嗅覚が、入眠の際に大きく関わってくると言われています。
このうち、視覚、聴覚、嗅覚にアプローチして心地よい眠りを導く快眠グッズが、「スリーピオンシリーズ」です。人が心地よいと感じる揺らぎのある穏やかな光、癒しとなる自然の音や音楽、アロマテラピー効果をもたらす香りを取り入れ、現在3つのタイプが販売されています。
▲部屋のインテリアとしても存在感のある「スリーピオン」
https://www.cheero.net/product_category/sleepion/
▲旅行先にも持っていける、コンパクトサイズとなった「スリーピオン2」。
http://sleepion.com/sleepion2/
▲スリーピオン1・2の性能は保ちつつも、ローコストで手に入るようになった「スリーピオン3」
http://sleepion.com/index.html
(視覚)ろうそくの炎のような揺らぎのある光でリラックス効果を
仕事で帰りが遅くなり食事が深夜になったり、遅い時間までパソコンで作業をするなど、現代人のこうした生活環境の影響から、就寝時間になっても交感神経が優位のままという人は少なくありません。特に入眠に必要なホルモン、メラトニンは室内が明るいままだと、なかなか分泌されません。
睡眠の質を高めるためには、就寝時間が近づいたら、部屋の灯りを暗くすることが重要です。室内が明るいままでは、たとえ眠りに落ちたとしても深い眠りに移行できず、睡眠の質を高めることはできません。
たき火の火を見ていて心が癒やされるといった経験はないでしょうか? また、ろうそくの炎のように揺らぎのある暗い光に、リラックス効果を感じる人も少なくないでしょう。とはいえ、火をつけたまま眠るのは危険な行為です。
快眠グッズとして人気が高まっている「スリーピオン2」「スリーピオン3」の照明は、ろうそくの灯りのように、暗く揺らぎのある光です。この揺らぎは、「1/f(エフ分の1)の揺らぎ」と呼ばれ、身体をリラックスさせ、気持ちを穏やかにしてくれます。人は太古の昔から、「1/fの揺らぎ」のある光に癒やされてきました。スリーピオンは、DNAが覚えているその「1/fの揺らぎ」を活用し、人々を心地よい眠りへと誘います。
(聴覚)自然音やリラックス効果の高い音楽で癒しを
人が活発に動いているときの脳波はβ波であり、副交感神経が優位になってリラックスしているときにはα波が多く出ることが知られています。リラックスするためには、好きな音楽を聴くとよいと言いますが、人によってその好みは異なり、音楽によっては交感神経が優位になってしまい眠りに向かないこともあります。
「風や波の音、川のせせらぎ、鳥のさえずりなど自然が織りなす音には、誰もが心を癒やされリラックスすると言われています。また、心臓の音のように一定のリズムを刻む音も、眠りを誘うのに有効だとのことです」と話すのは、スリーピオンを販売しているティ・アール・エイ株式会社の東享社長。
快眠グッズであるスリーピオンには、多くの自然の音が集められ、また、誰もが耳にしたことのあるクラッシック音楽の中から、眠りにつくのにおすすめの曲が用意されています。
(嗅覚)アロマの香りで眠りの環境を整える
通常、リラックスした状態でないと眠りにつけないものですが、本来ならゆるやかに移行するはずの交感神経から副交感神経への切り替えがうまくいかないときもあります。そんなときは、アロマの香りでその切り替えを促しましょう。植物から抽出した香り成分である精油(エッセンシャルオイル)を使って、心と身体の美容と健康にアプローチするアロマテラピーは、不眠などの睡眠障害にも効果があると言われています。
スリーピオンは、睡眠の質を高めるのによいとされるラベンダー・ゼラニウム・ヒノキなどの香りの成分を活用し、よりよい睡眠環境を整えます。スリーピオン2、及びスリーピオン3では、「アロマシート※1」に閉じ込められた100%ナチュラルアロマオイルの香りが、スピーカーの振動で室内に広がります。
※1…特許取得済
▲アロマシートを装着します。
いかがでしたか? 睡眠と健康について長年研究をされてきた専門家の方が開発に携わられただけあって、眠りの質の向上が期待できるハイテクグッズですね。1つの製品で、眠りに影響があるとされる視覚、聴覚、嗅覚にアプローチをしてくれるスリーピオンシリーズ。睡眠の大切さをしっかり理解している人にオススメの快眠グッズです。
取材・文/仲尾昌代
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ティ・アール・エイ株式会社 代表取締役
東享(ひがしりょう)
1948年生まれ。長崎県立大学卒業。1983年、機械部品を製造販売するティ・アール・エイ株式会社を創業。2011年にスマートフォン周辺機器を企画・販売する「cheero」ブランドの設立。睡眠不足を解消するツールの製造を目指し、専門家を交えてのプロジェクトを立ち上げ、「Sleepion」を開発・製作。2016年より販売を開始。
ティ・アール・エイ株式会社 http://www.tra.co.jp/
スリーピオン専用HP http://sleepion.com/
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